今日もhokkaidoujinさんにお招きいただき行ってきた、第34回国際農業機械展in帯広 で見た、クラース・トラクター ARION 550「撮りトラ」 続きです。
まずはこのクラース・トラクター ARION 550のタイヤとタイヤの中心にキャビンがあるような気がする検証の続きから・・・
色といい、キャビンがタイヤとタイヤの中心にあるところといい、イメージはベンツのMB trac 1500です。 タイヤは四輪同形で前進も後進もスピードレンジは0.20km〜40kmだそうです。緑の機体が牧場に似合いそう。
ジョンディア8300T の場合はキャビンが後ろというより前がすごく長い感じ・・・ tractordata.comによれば、エンジンはジョンディア6気筒、8.1Lターボインタークーラー・ディーゼル222馬力/2200rpm 重量は10トンを優に越えるバケモノです。
1999年〜2003年ニューホランドTS100。 これはこれで異形です。タイヤの中心はキャビンの奥深く喰い込んでいて、運転席の背中くらいにあるのではないでしょうか?
VALTRA T234D。 こちらもキャビンは後ろ寄り。それとも大型トラックのようにベットが付いているとか、荷物スペースがあってキャビンが後ろに長いとか・・・
CASE IH 、PUMA200です。これ、ARION 550にかなり近い感じがします。運転席のすぐ後ろがもうリヤウインドウという感じで、キャビンが狭いのかも。
クボタM7001シリーズ です。これもキャビンは狭めですが「タイヤとタイヤの間にある」という程ではありません。
ランボルギーニSPARK165VRTです。 キャビンはかなり後ろ寄り。
クボタトラクターSynerZ MZ50です。 後ろの窓1枚分を取ったとしてもタイヤの真ん中に入らない・・・
こちらはニューホランドT6.160です。 キャビンは広めで、かなり後ろ寄り。
クボタトラクター・ワールド M1060W Neo Dreamです。 名前が新たにNeo Dreamが追加されていますが、外観にはとりたてて違いを見つけることはできません。 カタログによれば、V3800-TIEF4 水冷4気筒ディーゼル 3789cc 106馬力/2600rpm となっています。これもシルエットは変わらず。
三菱GR110Fです。 同じシルエット。
三菱GVK65。 これだと後ろ寄りというより、もう後がありません。
CASE IH 4230です。 tractordata.comによると、イギリスドンカスター工場で1994年〜1997年にかけて製造され、4200ユーティリティ・シリーズ、CASE D2694気筒4.4Lディーゼルエンジン 84馬力/2400rpm、1997年当時の価格は30,000ドル、 となっています。馬力が小さくなるにつれ、キャビンは後退して行くような気がします。
イセキの一番大きいヤツ(AGCO製を除く)TJW1233 でもキャビンはオーソドックスな位置。
トルコの会社HATTATのMFトラクター。 やっぱりキャビンは後輪の軸にかぶるような位置です。
長々と比較してしまいました・・・馬力の小さなトラクターだと、エンジンを避けてキャビンをかぶせると後輪一杯くらいにかぶってしまうようです。馬力の大きなトラクターでも比較的キャビンは後ろ寄り・・・ARION550のように、後輪の軸よりキャビンが前にあるように見えるトラクターはあまりない感じがします。
座席の後ろ側、荷室的なものがなく、すぐリヤガラスです。その上ノーズが短く、前輪も大きめなためキャビンが中央寄りに見えるみたいです。逆に座席後ろにスペースがあるトラクターはそこに何があるのでしょうか。補助席とかあるのかな? リヤフェンダーも後ろにすごく飛び出して見えます。
フェンダーの後端は黒に切り替えてあまり長く見えないように工夫しています。後ろもなかなかカッコいいです。
大型みたいに後ろにベッド部分がなく、トラックの3トン車みたいにすぐリヤガラスのキャビンということもあるのかもしれませんが、それを差し引いても他に比べてキャビンが「前寄り」なのではないでしょうか? これだけ比べてもかなりユニークな機体だと思います。
関係ないですけど、アマゾンでこんなの売っているのを見つけちゃいました。 Claas Arion 640 トラクター 1/32 [並行輸入品] なんとお値段¥ 44,800
これはラジコンって書いてあります。すごくユニーク!Claas Arion 430 ¥ 9,985
このARION550、まだ続きますが今日はこんなところです。また明日!
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