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某所でいただいたカタログです。ヤンマーがディア社と提携したのは1972(昭和47)年ですが、それ以前は日立建機がジョンディアを売っていた・・・という証拠のカタログ・・・全く知らなかったなぁ。日本に入っていたJD1020とJD2020は日立建機が売っていたのでした!
1968年日立建機JD1020/2020カタログ
数多い速度段
![その名は、日立-ジョンディアホイールトラクタ。100年の歴史を持つ米国最大の農業用トラクタメーカー<ディア社>と<日立>の技術提携品です。もちろん、米国での評判は最高。これからの生産性の高い農業経営に欠かせません!1020と2020の2機種があります。
とあります。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2024/06/日立建機ジョンディアカタログ1-504x713.jpg)
昔のカタログに頻繁に出てくる「ねばり」がここでも出てきますね。これだけ「ねばり」が多く出てくるということは、昔のエンジンは根性なしで負荷をかけると途端にエンスト・・・なんて感じだったのでしょうか?
この中で少し引っかかったのは・・・
数多い速度段
カタログより
前進8段、後進4段もあります。このため、あらゆる作業に最適な速度を選べ、便利です。
速度段という表現は初めて見ました。違和感はめちゃめちゃあるのですが、なんか直感的、感覚的で面白いです。
とにかく、昔のカタログにありがちな「便利」(ぼんやりした表現)「あらゆる」「完璧」「全くなし」「絶好」(言い切っちゃって大丈夫か?)など、全くエクスキューズなしの絶賛表現のオンパレードです。カタログはそもそも商品を礼讃するためのものなんですから今だってこれでいいのじゃないでしょうか??
![これまで諸説あったJDのスペックですけど、これでしっかりした裏付けが取れます。JD1020が3気筒2498ccディーゼルエンジン搭載で45馬力/2500rpm、JD2020が4気筒3331ccディーゼルエンジン搭載で60馬力/2500rpmとなっています。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2024/06/日立建機ジョンディアカタログ2-504x713.jpg)
この時点のことしか今の時点ではわかっていませんが、JD1010やJD2010も日立建機が輸入していたのでしょうか・・・わかる方がいらっしゃったら教えてください!!
![前出のヤンマー100年史240pにジョンディアのことが書かれています。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/JD1020-504x455.jpg)
以前見たJD1020
JD2020は見当たらず
ヤンマーは1972年から
![JD2040・79馬力 JD2140・87馬力 JD3140・103馬力](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2013/03/p11-504x778.jpg)
提携時の写真はJD1120?
![](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2024/06/JD1120-504x378.jpg)
日立建機→ヤンマーと扱いが切り替わったのか、それとも両社で・・・例えば50馬力未満を日立建機が扱い、50馬力以上をヤンマーで扱う・・・そんな可能性もありますが、その辺はわかっていません。
朝の時間の中での話なので色々生煮えではありますが、まずはヤンマーの前は日立建機でジョンディアを売っていた・・・という情報でした。それではまたあした!