ヤンマー・ロボットトラクター納入試験運転(番外編)

今日は先日見た、Tさんのヤンマー・ロボットトラクター納入試験運転(番外編)です。こんな短い動画なのにすっかり時間がかかってしまい、今日もこれだけです。

というわけですみません!また明日!

1967年に生まれた自脱式HD50コンバインは、1970年には兄弟に!ヰセキ農業機械のご案内「昔のカタログシリーズ」

今日も続きでクボタ教のNさんに送ってもらった、1969-1970年以降のものと思われる井関農機のカタログ、昔のカタログシリーズです。自脱式コンバインのフロンティア、たったひとりで生まれ、3年後には5兄弟になっていました!

今度はコンバインです。上の段に3つ、HD40、HD50B、HD50R そして下の段にHD550、HD650Rと並んでいるのがわかるでしょうか? そして一番下はバインダー、RS50とRS25です。
今度はコンバインです。上の段に3つ、HD40、HD50B、HD50R
そして下の段にHD550、HD650Rと並んでいるのがわかるでしょうか?

また、一番下はバインダー、RS50とRS25です。

まずは最初に生まれたHD50から・・・

https://oba-shima.mito-city.com/2016/10/29/iseki_hd50/
自脱式コンバインHD50についてはこちらの記事でどうぞ!

歩行型の自脱式コンバイン「フロンティア」は1966年に完成。1967年の販売は当初試験販売的なものだったそうです。「井関農機60年史」によると・・・

当初は限定販売の形で42年度に500台の試販を予定していたが、つくるはしから売れていき、系列販社や農協系統団体からの注文は引きも切らず、工場や事務所に座り込んで割当を待つものも少なくなかったため、試販台数は最終的には1064台を数えた。

井関農機60年史

と書かれています。「工場や事務所に座り込んで・・・」と言う部分、今なら「ああそうですか」となりそうですが、当時の熱気や空気が感じられるとても興味深い表現です。

HD50B

ここまではHD50のお話でした。カタログにあるHD50Bですが、HD50が試験販売された1967年の翌年、1968年には改良されHD50Aとなり、さらにその次の年にも改良を加えられ、1969年にHD50Bとなっています。

もらった画像が小さいので、もしかしたら読み間違いをしているかもしれませんが、ちょっとスペックを拾い出してみます。

  • HD50B
  • 全長:2310〜2510mm
  • 全幅:1680〜2620mm
  • 全高:1383mm
  • 重量:600kg
  • 変速段数:前進6段 後進2段
  • 刈幅:500mm(2条刈り)
  • 脱穀方式:自脱式
  • 作業能率1〜1.5hr/10a
  • 空冷4サイクルハイオクタン灯油KF1300 12ps

HD50R

同じくカタログにあるHD50Rは、「どうせなら乗りたい」ということなのでしょう。後部に折りたたみ式の座席を設けた乗用歩行兼用型なのだそうです。

HD40

そしてHD40ですが、HD50B/HD50Rと同じ年、1969年に誕生した歩行型廉価版のコンバインなのだそうです。もしかしたら読み間違いをしているかもしれませんが、ちょっとスペックを拾い出してみます。

  • HD40
  • 全長:2035〜2325mm
  • 全幅:1550〜2100mm
  • 全高:1337mm
  • 重量:465kg
  • 変速段数:前進6段 後進2段
  • 刈幅:500mm(2条刈り)
  • 脱穀方式:自脱式
  • 作業能率1.5〜2.5hr/10a
  • 空冷4サイクルガソリンKF700 7ps

HD50Bと比べると馬力が小さいエンジンとなっていて、作業の効率がかなり悪くなっています。7馬力とは今のコンバインの大馬力状態を思うと、隔世の感があります。

HD550

続いてHD550です。これは歩行型廉価版のHD40の改良型で1970年発売です。改良前のHD40と改良型のHD550が同じカタログに載っているのは興味深いです。

そのことから、いかにコンバインが売れ、改良も矢継ぎ早だったかわかるように思います。スペックを見てみると(これももしかしたら読み間違いをしているかもしれません)・・・

  • HD550
  • 全長:2170〜2390mm
  • 全幅:1600〜2240mm
  • 全高:1388mm
  • 重量:500kg
  • 変速段数:前進4段 後進2段
  • 刈幅:500mm(2条刈り)
  • 脱穀方式:自脱式
  • 作業能率1.5〜2.5hr/10a
  • 空冷4サイクルガソリンKF800 7.5ps

エンジンパワーが上がっている他は、HD40とそれほど変わりがありません。

初めての乗用型HD650R

1970年には初めての乗用型HD650Rが誕生します。スペックを拾いだしてみると・・・

  • HD650R
  • 全長:2585〜2805mm
  • 全幅:1715〜2365mm
  • 全高:1388mm
  • 重量:635kg
  • 変則段数:前進6段 後進2段
  • 刈幅:500mm(2条刈り)
  • 脱穀方式:自脱式
  • 作業能率1〜1.5hr/10a
  • 空冷4サイクルハイオクタン灯油KF1300 12ps

HD50Rと比べると、HD650Rは乗用型といってもスペックに大差なく、型番のケタが上がったほどの変化はありません。両者が併売されるのにそんなに不都合はなさそうです。

実は、「フロンティア」で先行し、短期間にこれだけ改良に次ぐ改良を行なったにもかかわらず、他社の追い上げもまたすざましく、全面刈りのコンバインが出てあっという間に劣勢になってしまったようです。

もしかしたらちょうどその頃のカタログなのかもしれません。

1969年のクボタのカタログです。来てます来てます。僕には見えます。芥川龍之介の蜘蛛の糸のように、下を見るといかにも切れそうな蜘蛛の糸に他社のコンバインがぶら下がっている姿が・・・

あっという間に5兄弟。それでも足りないくらいの市場の盛り上りとイノベーションだったのですね!
・・・
全然進まず、今日は時間がなくなっちゃいました。すみません。また明日!