1980年型式認定三菱D3850/D3850FD「朝1分の農機考古学」

ネットオークションで見つけてきた三菱D3850です。見た目はDで始まるDトラの系譜です。
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毎日ネットオークションの写真でサクッと「朝1分の農機考古学」『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は1980年型式認定の三菱D3850/D3850FDです。運輸省型式はMTで始まっていて、会社が三菱機器販売から三菱農機に代わるタイミングで裏でこっそりDトラからパルシードに変態しつつあった・・・ということなのかもしれません。

【D3850】

ネットオークションで見つけてきた三菱D3850です。見た目はDで始まるDトラの系譜です。
ネットオークションで見つけてきた三菱D3850です。見た目はDで始まるDトラの系譜です。
しかし三菱伝統のM二桁で始まる車体番号ではありません。
しかし三菱伝統のM二桁で始まる車体番号ではありません。
拡大します。わかりにくいですがT38Aと書かれています。これは運輸省型式MT38A(Aは大抵の場合二駆を表します)を表します。つまりもうMTシリーズがここで始まっているということに他なりません。手持ちの資料によればMT38Aは小型特殊自動車運輸省型式認定番号農1321号三菱MT38A型です。
拡大します。わかりにくいですがT38Aと書かれています。これは運輸省型式MT38A(Aは大抵の場合二駆を表します)を表します。つまりもうMTシリーズがここで始まっているということに他なりません。手持ちの資料によればMT38Aは

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農1321号
三菱 MT38A型です。

【D3850FD】

こちらもネットオークションで見つけてきた三菱D3850FDです。
こちらもネットオークションで見つけてきた三菱D3850FDです。
三菱の場合二駆が先に登録されるので順番でいけば認定番号は1322号で四駆がBで表されることが多いので運輸省型式はMT39Bとなるはずです。
三菱の場合二駆が先に登録されるので順番でいけば認定番号は1322号で四駆がBで表されることが多いので運輸省型式はMT39Bとなるはずです。
車体番号はT38Bで始まっています。ほぼ間違いないでしょう。運輸省型式はMT38Bです。MT38Bなら手持ちの資料に見つけられます。小型特殊自動車運輸省型式認定番号農1322号三菱MT38B型です。
車体番号はT38Bで始まっています。ほぼ間違いないでしょう。運輸省型式はMT38Bです。MT38Bなら手持ちの資料に見つけられます。

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農1322号
三菱 MT38B型です。
シートに記入します。三菱は会社が変わったせいもあって70年代後半から80年代前半にかけてほんと忙しいです。
シートに記入します。三菱は会社が変わったせいもあって70年代後半から80年代前半にかけてほんと忙しいです。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

今日ももうこんな時間・・・すみません仕事が忙しいのでこれでおしまいです。それではまた明日!