今日はTさんにいただいた写真(いつもありがとうございます!)で、佐藤造機のST-2500「貰った写真で撮りトラ」です。その中で運輸省型式認定番号が判明し、隣のST-1500と同時に登録されたことがわかりました。
この銘板というかタグ、大きさは決められているのかもしれませんが表記スタイルは各社の裁量に任されている感じで(そもそも付けても付けなくても良いみたい)材質やフォントはメーカーによって様々です。
サトーの銘板はあっさりシンプル、淡白です。
早速データシートに書き入れてみます
データはまだまだ少ないですが、周辺の番号が判明している場合、ちょっとした発見があってなかなか楽しい作業です。
前の番号農835/836はヰセキの空冷TS・・・こちらは1973年生まれです。また、後ろの番号農852/853はシバウラの水冷でシバウラのHPによれば1972年生まれ・・・
登録は会社によって発売と同時に行なわれたり、時間が経ってからされたりするので、サトーST-1500/2500は1972年〜1973年あたりの生まれということになります。
なぜこんなことをしているか
今あるメーカーの中にはちゃんと製品の年表的な物を出しているところもあります。しかし、さすがに他社製品との関係をおおっぴらにしているところはありません。また、今はもう存在しないメーカーもあります。
メーカーの年表でその会社の製品の流れはわかりますけど、「日本としてどうだったのか」はわかりません。それを知るためには国産総合トラクター年表が必要です。(何となく雰囲気がわかるだけですけど)
手っ取り早く国産総合トラクター年表を作るには、この運輸省型式認定番号を収集してソートするのがよいと思うのです。
どんなことがわかるかなぁ
例えばこの1972、1973年あたりは個性的なトラクターが多いです。ヰセキの空冷、シバウラの水冷大馬力、外国製トラクターのライセンス生産、外国のトラクターの影響の大きな機体もありますね。顔もバリエーションに富んでいます。
現在と細かいレベルでは同じかもしれませんが、横並びじゃないです。(自社のことで一杯一杯で、他のことを見る余裕もないのかもしれませんけど)
なんだか尻切れになってしまった・・・とにかく収穫は「ST-2500は1972〜1973年あたりの発売で運輸省型式認定番号が農849号だった」ということでした。
きょうはここまでです。また明日!
Sさん こんばんは
お返事遅れました
1930年代の佐藤造機のトラクターですか!?
是非見てみたいです
写真を送ってくださいませんか?
よろしくお願いします
1930年のSのエンブレムのトラクターがあります。