今日はShioikaさんに提供いただいた(Shioikaさん、いつもありがとうございます!!)1961年生まれのヰセキティラーKT-400「昔のカタログ」シリーズです。60年前の製品のカタログとは思えない凝ったコピーが並んでいます。こりゃ技術畑の人が考えたものではなく、プロの仕業でしょうね・・・
ヰセキ
ヰセキティラーKT-400カタログ
*構造がやさしく操作もかんたん。初めての人でも、気軽るに使える!
*強馬力で息ぎれしない。困難な作業でも、頼りにできる!
*四季を通じてフルに働く。理想的なアタッチメントの持ち主!
ね?なかなか新しいでしょう? 漢字が少ないですし、何よりKT-400を擬人化しているというか、「頼りにできる」「息ぎれしない」「持ち主」と、生き物として扱っています。
大抵の農機カタログは「息ぎれしない」は「ネバリ強い」「粘る」でしたし、アタッチメント関係は「アクセサリーも豊富」「豊富なアタッチメント」で、モノ扱い、キカイ扱いでした。
ヰセキティラー KT-400
ヰセキティラーKT-400カタログ
四季を通じてすばらしい力を発揮するヰセキティラー・KT-400は、あなたの夢を完ぺきに実現した、かずかずの新機能をそなえた農機のチャンピオンです。
せまい日本の農地・日本独特の耕作法に最適の小型機、しかも性能が高く、安く、経済的であり、あなたの最良の助手として活躍いたします。
ここも言い切っちゃってます。夢を完璧に実現した農機のチャンピオンですから当然のことです。人格化しているのは最良の助手だったからなんですね!
それまでの耕うん機は農耕の主、主な動力として君臨していて、牛や馬のようにお世話する対象だったかもしれませんねぇ・・・そこに使いやすく、軽く、便利な、人をアシストする助手のような耕うん機、ティラーを発売した・・・ということなのでしょう。
スクーターのような自動遠心クラッチと変速機の組み合わせだったのでしょうか?副変速機もバネで押さえつけているような感じですから、こちらもエアコンのON/OFFみたいに「パチン」と切り替わりそうです。
確かにレバー類も少なそうですし、軽業師のような複雑な操作は必要なさそうです。・・・とここまで書いてきて時間がなくなってしまいました。この続きは明日もしくはまた今度ということで・・・
それではまた明日!