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世界を目指してどうなったか・・・昔のトラクターカタログ、日の本トラクター「ベストE25」

今日はトラクター狂さんに送っていただいた、昔のトラクターカタログ日の本トラクター「ベストE25」です。

カタログはタイムカプセルもしくはタイムマシン

今突然見ると、タイムマシンというか、いきなり昔が紙に乗って降ってきたという感じで不思議な気持ちになります。なにせ、新品の昔のマシンですからね。

日の本トラクターE25表紙です。タイトル、ベストE25ディーゼルとあるんですが、よく見たら機体のステッカーにもベストE25と書いてあります。スーパーとかハイパーとかはよく見るけれど、「ベスト」というのは珍しいです。「ベスト」ですからこのあとが難しいですからね。

日の本トラクターE25表紙です。タイトル、ベストE25ディーゼルとあるんですが、よく見たら機体のステッカーにもベストE25と書いてあります。スーパーとかハイパーとかはよく見るけれど、「ベスト」というのは珍しいです。「ベスト」ですからこのあとが難しいですからね。

こっちに「ベスト」と言いたい

こちらトラクターの顔収集家k-workさんが撮った日の本トラクター E-18です。カタログは生まれたてのほやほやの姿、こちらは現在の姿・・・といったところでしょうか? なぜか、こっちのほうが納得できるというか、カッコいい感じがします。

こちらトラクターの顔収集家k-workさんが撮った日の本トラクター E-18です。カタログは生まれたてのほやほやの姿、こちらは現在の姿・・・といったところでしょうか? なぜか、こっちのほうが納得できるというか、カッコいい感じがします。

やっぱり広告ってどこかウソっぽい。実際に何十年も働いたこの顔はどんな美辞麗句も追いつかない感じ。

この頃はこんな顔がはやっていたのか?

HINOMOTO E25 TRACTOR CATALOG 日の本トラクター ベストE25 カタログ

2ページ目。少しクボタのLシリーズ、L3001とかL2201に似ています。大体同じ年式ですね。このころはこんな顔が流行っていたのでしょうか?

HINOMOTO E25 TRACTOR CATALOG 日の本トラクター ベストE25 カタログ

ちょっとオレンジっぽく変えてみると・・・ねっ?

Catalog of Kubota tractor L3001DT at the time of release.北海道で見た大きな鉄車輪の クボタL3001DT、そのカタログを見せていただきました。僕が見たのは1970年代に発売され40年近く経ったものですが、その発売当時の姿を見ることができる昔のカタログは、なんだか不思議な気持をもたらします。

う〜ん・・・似てる。

当時の流行ハンマーシャーク顔

クボタトラクター kubota L3001DT

クボタL3001DT 微妙にアールを伴ってはいるけど、四角い。ちょっとシュモクザメ、ハンマーシャーク顔。

発売は1976年?

クボタトラクター kubota L2201DT

同じくクボタのハンマーシャーク顔

カタログ3ページ目。時代がかった言葉たち

HINOMOTO E25 TRACTOR CATALOG 日の本トラクター ベストE25 カタログ

(自社製)「強力25馬力水冷ディーゼルエンジン」 1346ccという大排気量によるトルクが強大なエンジンを、2500rpmの中速回転にしているので、余裕があり、作業時の粘りは驚くほどです。 回転部を完全に覆うファンベルトカバーで安全です。

その他にも・・・

「完全ポジションコントロールシステム」
作業時の上下は油圧レバーでどの位置でも止められる機構、凸凹の多い圃場の整地や代かきなどに特に威力を発揮します。

「残耕ゼロの広幅耕うん」
1400mmと耕うん幅は広いうえ残耕なし、反転性抜群。仕上げのあざやかな日の本ロータリー爪。ますます好評を得ています。

「780kgの大きな持上げ力(ロワーリンク先端)」
完全独立式の油圧ですのでエンジン回転中は走行およびPTOに関係なく油圧が働き、大きな力を発揮します。

「快適な乗りごこち」
人間工学に基づく平行リンクを備えた運転席は大きなバウンドを吸収するサスペンション機構ですので長時間の作業も疲れません。特に凸凹のはげしい路面走行時や圃場内では抜群の効果があります。

いったいいつから(当社比)は流行しだしたのかな?

1975年としても今から40年ちかく前のカタログです。こうやってみてみると、「驚くほど」「抜群」などの主観で語られたり、比較対象が曖昧な言葉が含まれていて時代を感じます。

きっと、クレームなども少なくおおらかだったんでしょうね。

この中の「ますます好評を得ています」という文言も、現在なら「ますます好評を得ています(当社比)」と書かれることでしょう。

いったいいつから(当社比)は流行しだしたのかな?

カタログ4ページめはスペック

HINOMOTO E25 TRACTOR CATALOG 日の本トラクター ベストE25 カタログ

出力:25馬力/2500回転 冷却:渦巻ポンプ強制水冷 シリンダー:2 総排気量:1346cc 噴射ポンプ:ボッシュA型 変則段数:前進12段 後進3段 PTO回転数:3段 580 817 1420

他にもいろいろ興味深いことが・・・

日の本トラクター提供番組
五木ひろし、八代亜紀、中条きよしを生んだ「全日本歌謡選手権」

ウィキペディアで調べてみると「全日本歌謡選手権」は

『全日本歌謡選手権』(ぜんにほんかようせんしゅけん)は、日本テレビ系列局ほかで放送された読売テレビ製作の視聴者参加型歌謡番組。読売テレビと日本テレビでは1970年1月5日から1976年12月25日まで放送。

とありますので、少なくとも日の本トラクターE25は1970年から1975年の間に作られたものと考えていいと思います。

一流品を生み出すトラクターの量産工場 新増設工場完成

トラクターを生産している工場、しかも当時の姿を見ることができるのはなかなか貴重な体験です。これはどうも、滋賀県甲賀市水口町の工場のようです。

早速グーグルで偵察・・・大きい工場だなあ・・・

早速グーグルで偵察・・・大きい工場だなあ・・・

さらにストリートビューで追い打ち。現在も日立建機ティエラの工場みたいです。少し改造されてるけど、当時の姿を残しています。

さらにストリートビューで追い打ち。現在も日立建機ティエラの工場みたいです。少し改造されてるけど、当時の姿を残しています。

つまり当時はこうなってたわけですね!

つまり当時はこうなってたわけですね!

もういっちょ! 今度は本社工場だ

おお!これだ。日立建機ティエラって書いてある!・・・と思ったら・・・

おお!これだ。日立建機ティエラって書いてある!・・・と思ったら・・・

ストリートビューで見たら取り壊し中・・・

ストリートビューで見たら取り壊し中・・・

反対側はスーパーになっちゃってます・・・

反対側はスーパーになっちゃってます・・・

1970年代には世界のトラクタメーカーを目指していたんですが、それがかなったからなのでしょうか・・・農業機械の世界は厳しいです。

ただ、世界を目指した結果がスーパーマーケットだったというわけではなく、今も残るE25やその他のトラクターが成果を表しています。40年近くも世界中で使われているわけですから。

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コメント

ジープはあなたのお嫁さん、
さてどちらを選んだものか知ら
をおもいだしますね。
http://www.mikipress.com/m-base/2013/09/20.html

2014年6月25日 9:23 AM | D

Dさん おはようございます

あんまりおもしろかったので、表に出してしまいました!

2014年6月26日 9:16 AM | nora

家の畑から15m位の所に建っている古い倉庫扉が壊れて30cm位あいています、昨日中を覗くと日ノ本のハイブル使用と思われるエンジンの乗っている青いトラクター26台くらいありました。外から見ただけですが未使用のトラクターみたいです。その他未使用と思われる古い農機具たくさんありました。7~8年前から人の出入りのない倉庫です。

2015年3月26日 1:13 PM | pasuhiro

pasuhiroさん こんにちは

うわー見たいですねえ・・・デッドストック・・・そんなことってあるんですね
許可が取れれば是非写真を撮りにいきたいです!!!!

2015年3月26日 1:24 PM | nora

東洋社の発祥は北熊本です
初の量産トラクターも有名でしたが 日本初の量産長床スキも
有名で伊勢神宮の資料館に展示されていると聞いたような

2016年2月14日 7:38 PM | 匿名

匿名さん こんばんは
の出は熊本だったんですか!
九州発で画期的な会社だったんですね

2016年2月15日 6:02 PM | nora

 2月14日の匿名の者です
 東洋社を取り上げて頂いて感謝
 私 創業当時の東洋社の役員の一人の孫です
 東洋社は農機具関連から建設機器への転換を進める中
 日立建機に吸収される形で合併 寂しいです
 ティエラの創業当時の歴史は東洋社のことです。
 当時の社員の方々の写真や社員旅行や運動会の写真
 など まだ数枚は祖父の遺品は残っています。
 写真に写っている社員の方々はどれくらいご存命なのかなぁ
 私の父は今年で 東洋社のトラクターの補修パーツの
 製造を終了しようとしています。高齢ですからね
 
 

2016年2月24日 6:01 PM | 匿名

匿名さん おはようございます

歴史のある会社の名前が消えてしまうのは寂しいですよね
もちろん、いろいろな思い出は関係者の方々の中に残っているわけですけど・・・
ただ、僕のような外の人間にはそうなってしまうとほとんど知る機会がなくなってしまいます
もちろん商品のなかにDNAが残っているでしょうし、メインストリームの会社の沿革などで少々の情報を得ることもできますが
名前のなくなったほうの会社はやっぱり記載が少なく
そういうところはちょっと残念だといつも思います

東洋社の補修パーツ、今でもあるのですか???
最後まで製品のめんどうを見る姿勢、すごいです

2016年2月25日 8:25 AM | nora

日ノ本JF-1を探しております。お知り合いで 手放してもいいと 言う人がいましたら 連絡下さいませ。

2017年5月4日 2:07 PM | シマダマツオ

シマダさん こんにちは

ヤフオクに出てますね
すごくキレイですけど、高いですねえ
42万円です

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f212726257

2017年5月6日 7:02 PM | nora

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