投稿日: 2019年10月24日2020年12月10日 投稿者: noraミニチュアはベター、フルサイズはベスト。1977(昭和52)年生まれ(多分)日の本ベストE28「撮りトラ」今日はhokkaidoujinさんと行った中古車屋さんで見た、日の本トラクターE28「撮りトラ」です。先日のE15、ずいぶん前に見たHOKKAI FORD 180(E18)と比べてみます。 日の本ベストE28です。おもりにHINOMOTO E28って書いてありますね。 同じ顔の日の本、以前カタログを紹介しました。日の本トラクターE25、カタログ表紙です。この機体のおもりのロゴの入り方と、僕の見た機体のロゴの入り方が若干違います。農研機構の安全鑑定では同じ時期にこのベストシリーズは生まれたようなのに、おもりのロゴの入りかたはなぜかバラバラになってしまったようです。カタログを見たい方はこちらのリンクでどうぞ。→『世界を目指してどうなったか・・・昔のトラクターカタログ、日の本トラクター「ベストE25」』 手元の資料によると、日の本ベストE28の軽自動車型式認定番号は農1034。1977(昭和52)年となっています。農981のヤンマーYM3000や、農1061のブルトラB7001と同世代です。 日の本ベストE28は日の本S148 1477ccとなっています。先日見たE15よりはゴージャスなグリル。 先日の日の本E15はこんな感じでした。グリルが一体プレスです。 こちらはHOKKAI FORD 180(日の本E18)です。OEMだからなのか、排気量バッジは付けられていませんが、日の本S111の1103ccエンジンが載っていたはずです。 僕が最も気に入っているのはこのサイドデカールです。今は車もトラクターもストレートに「ベスト」だの「デラックス」だの書いてある機種はなくなってしまい、かなりひねった難解なものになっています。(いちいち例をあげると差し障りがあるので挙げませんが・・・あ!でも、ストレートな例としてマツコ・デラックスがいた!)おおらな時代の象徴って感じです。 E15の場合、なぜかベストが英語表記になっていますけど・・・ この「ベスト」、伏線があって、乗用耕耘機にはMBの名前があてられていたんです。 タイトルは大きく「ラクトラ」MB-1100。沈下橋に日の本とともに佇む若いカップルが時代を感じさせます。当時の人たち(失礼な表現になっているかも)がこのようなカッコで農業をしていたのかどうかわかりませんが、ものすごい肯定感というか明るい未来というか・・・いいなあ。 こちらは「土の館」で見た日の本号MB-13です。4ケタMBにはついていなかったバッジがついているのですが・・・ そのバッジがこれ。日の本のMB型は「Miniature Better」の略なのでした。つまり、「ミニチュア、乗用耕耘機はベターだけど、ちゃんとしたトラクターがベスト」ということなんです。 今日はこんなところです。また明日!上の記事とゆるく関連しているほかの記事:1000cc16馬力。でもE15。1977(昭和52)年生まれ(多分)日の本E15「撮りトラ」1992年あたりの生まれ。日の本CX18はクボタA-175「撮りトラ」ジョイフルファッションその2 日の本トラクタJF1型・・・撮りトラ日の本トラクターMB-1500は1972年から1973年の間に誕生!運輸省型式認定番号は農814日の本MB-1500・・・「撮りトラ」朝3分の農機考古学。1978年、日の本「ベスト」Eシリーズ4台!共有:FacebookTwitterPinterestLinkedInメールアドレスいいね:いいね 読み込み中…
カントリーボーイさん こんばんは
お返事遅くなりました
14馬力の耕耘機・・・確かにバケモノですよね?
今見たらロータリー付で315kgもあります
伊藤産業機械(株)さん こんばんは
お返事遅くなりました
ありがとうございます!
学会はないでしょうけど、今まで「何だろう」と思っていたことが判明するととてもスッキリします
日の本のMB型は、何を意味しているのか、学界でも意見が分かれていただけに、「Miniature Better」の略だったとは!
まさに、世紀の大発見ですね!!