1969年型式認定ヰセキTB2300「昔のトラクターカタログ」その1

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今日は某所で手に入れた、空冷ディーゼルのヰセキTB2300昔のカタログシリーズです。スキャンするのに時間がかかってしまい、とりあえずさわりだけと言った感じになっちゃいました。

気になるのは白衣

ヰセキTB2300のカタログ表紙です。現在の我々が気になるのはまずは白衣。それからPTOが3箇所あるというところです。前、真ん中、後ろですかねぇ・・・しかし、中のどこにもそのことは書いていない・・・と思ったら、スペックのところに書いてありました。やはり、前、中、後ろでした。
ヰセキTB2300のカタログ表紙です。現在の我々が気になるのはまずは白衣。それからPTOが3箇所あるというところです。前、真ん中、後ろですかねぇ・・・しかし、中のどこにもそのことは書いていない・・・と思ったら、スペックのところに書いてありました。やはり、前、中、後ろでした。

60年代は白衣が中心

坂上二郎さん、太郎のイメージキャラクターを長く勤めていたみたいですね。この流行がいつまでだったかわかりませんが、農機カタログでは写真のように白衣の人が機械を操作することが結構多かったです。いまでは見ませんよね。残念ながら運輸省型式認定番号は記載されておらず、手持ちの資料から拾い出すと小型特殊自動車運輸省型式認定番号農1222号ヰセキHD1450型となっています。
これはきっと70年代に入っていますね。1979年まで白衣があったのか!!
白衣のオペレーターが印象的なカラー最後のページ。後ろのほうに控えているのが今回紹介するFIATのトラクターですね!右奥にちらっと見えているのは国産なのに色が赤いから追いやられ体待ったのでしょうか。
白衣のオペレーターが印象的なカラーページ。初期のクボタL型のカタログです。1960年中頃から1960年後半でしょうか。
同じくネットオークションで見つけてきたロビンL6のカタログです。エンジンは同じようなものに見えますが、型式認定の資料ではFK45、453ccとなっています。第二共同実験室の前で撮ったと思われる写真、いいですね!目線が合わないところがさらにヨイ!
ロビンL6のカタログです。やはり白衣です。L6の型式認定は1968年です。
カタログ表紙です。右下のGマークのようなイラスト、光ってみにくいですがトラクター、田植機、コンバインのイラストが ぐるっと矢印の中に描かれています。 よく見ると写真はそれに対応していて、上がトラクター、中段が田植機(圃場が荒れているので耕耘機かと思いました)、そして一番下が自脱式のコンバインですね。
ヰセキの農機総合カタログ表紙です。やっぱ白衣です。TB2300と同じくらい。まあ60年代でしょうね。右下のGマークのようなイラスト、光ってみにくいですがトラクター、田植機、コンバインのイラストが ぐるっと矢印の中に描かれています。 よく見ると写真はそれに対応していて、上がトラクター、中段が田植機(圃場が荒れているので耕耘機かと思いました)、そして一番下が自脱式のコンバインですね。
昭和45年、1970年、今から50年近く前のカタログですが、写真が多用されていて、それが若干不鮮明なことを除けば今のカタログとそんなに変わりがありません。今と同じように作業風景の写真があって、使っている作業機の説明がなされています。
昭和45年、1970年、今から50年近く前のシバウラのカタログですが、作業服な感じもしますけど白衣。ネクタイも締めているかな?
つまらなそうな顔をして操作しているオペレーターはともかく、力強い素晴らしい写真です。背景には何も写っていなくて空が高く広い!「昔ってこんな風景だったんだろうなぁ」って思います。写真中央に「かるい/つよい/はやい!」と、わざわざひらがなのコピー。はやい・うまい・やすい!じゃないですけど、60年も昔にこんな短く強く言い切ったコピーを採用したことに驚きます。当時だと、大抵「アルミダイキャストだから軽い」とか「堅牢設計で大変丈夫」とか「半球式燃焼室で速度も速い」などと、ちょっと技術的な言葉でうやむやにする『〇〇だからXX』といった、「そもそもの前提がよくわからないぞ!」というパターンが多かったような気がします。「説明すると長くなる。よくわからない前提は外して、言いたいことだけ言っちゃおう」というカタログは、古いものの中にはなかったように思います。そう言った意味でとっても新しいと思います。
これはどうでしょうか・・・白衣ではなく作業服か・・・

つまらなそうな顔をして操作しているオペレーターはともかく、力強い素晴らしい写真です。背景には何も写っていなくて空が高く広い!「昔ってこんな風景だったんだろうなぁ」って思います。写真中央に「かるい/つよい/はやい!」と、わざわざひらがなのコピー。はやい・うまい・やすい!じゃないですけど、60年も昔にこんな短く強く言い切ったコピーを採用したことに驚きます。当時だと、大抵「アルミダイキャストだから軽い」とか「堅牢設計で大変丈夫」とか「半球式燃焼室で速度も速い」などと、ちょっと技術的な言葉でうやむやにする『〇〇だからXX』といった、「そもそもの前提がよくわからないぞ!」というパターンが多かったような気がします。「説明すると長くなる。よくわからない前提は外して、言いたいことだけ言っちゃおう」というカタログは、古いものの中にはなかったように思います。そう言った意味でとっても新しいと思います。
1964年のクボタ農業機械カタログです。1962年発売のクボタL15Rと思われるトラクターが代掻をしている表紙・・・当時の雰囲気がわかりますよね?フェンス代わりに植えられたのでしょうか?狭い間隔で植えられた細い木の境界の向こうに、今とあまり変わらない様子の新興住宅地が見えています。今から60年近く前だともっと古い住宅を想像するのですが、当時は高級住宅地だったのでしょうね。
これも作業着ですかねぇ・・・でも白。

1964年のクボタ農業機械カタログです。1962年発売のクボタL15Rと思われるトラクターが代掻をしている表紙・・・当時の雰囲気がわかりますよね?フェンス代わりに植えられたのでしょうか?狭い間隔で植えられた細い木の境界の向こうに、今とあまり変わらない様子の新興住宅地が見えています。今から60年近く前だともっと古い住宅を想像するのですが、当時は高級住宅地だったのでしょうね。

白衣=技術者と考えれば、それを作業着に置き換えても成立しますかね? 昔のカタログはトラクターを機械と捉えていて、それを操作するものは操作技術を持った技術者である・・・といった感じでしょうか?

それらの操作が「簡単、楽」となってくると、カタログの操作者も堅苦しい白衣+ネクタイや、作業着+ネクタイが奥さんやお姉さんに置き換わって行ったのかもしれませんね。

探せばまだまだたくさん白衣があるはずなんですが、いちいち白衣のタグを写真につけていなかったので捜索しきれませんでした。

時間もなくなってしまったので、今日はこの辺で・・・それではまた明日!

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