どこを切ってもキンタローなクボタトラクターのL4ケタ。調べるうちに違いが見え、さらに誕生年もわかって、面白くなってきました。
そんな中、偶然派生形を見つけました。というわけで、今日はL1501DT-AC「撮りトラ」です。
過去にはこんなものも・・・
↑CM 日本電池 GS SUPER CX 1984年 バッテリーのステッカーだったり・・・
とまあ、前置きが長くなってしまいました。
このようにステッカー探査は、年表に載っていないような特別、もしくは限定仕様発見の糸口になる反面、「個人が何となく貼ったもの」という、時間をかけた割には幸薄い結果になる可能性を秘めたギャンブルだったりします。
書籍にも記載がありました!
「久保田鉄工最近10年の歩み(創業90周年)」という書籍に書かれていました。少し長くなりますが、引用します。
52年(1977年)に発売したL1511形は1本のレバーですべての変速操作が走りながらできる完全無段階変速装置付きのもので、本格的な油圧ミッションを採用することにより当社が業界に先駆けて実現したものであった。同年にはさらに、耕深を自動制御するオートマチック・コントロールを世界で当社が初めて開発し、これを装着したL1501AC形を発売した。このほか、作物の種類に合わせてスピードの最適範囲を選べるセレクター、トラクタ走行停止時でも作業機の駆動ができるライブPTO、湿田に強いハイラグ大径タイヤ装着等の開発により業界に先鞭をつけた。
とあります。ACとはオートマチック・コントロールの略だったのです。見た目は従来のL型ですが、最新の自動機構を搭載して再登場したという形だったのだと思います。
ネットを探してみたらありました!
昔の機械制御のトラクターと、様々なタイプの制御の付いた現代のトラクターの境目、潮目がここに見えるようです。
今日はここまでです。また明日!
上の記事とゆるく関連しているほかの記事:
ゆーさんおはようございます
写真、是非見せてください
よろしくお願いします!
忙しく中々修理に取り掛かれませんでしたが、やっと分解を始めました。
基盤はコンデンサの膨らみ等も無く無事な感じですがまだ不具合の原因は分かっていません。
写真などご入り用でしたらメール頂ければ提供させて頂きます。
ゆーさん こんにちは
1501ACをお持ちなんですね!
見た目は古いのに電子制御・・・
是非その辺りの情報を教えていただけたら嬉しいです
よろしくお願いします!
木田さん おはようございます
興味深いですよね!
なかなか見ることのない機械ですが、次のチャンスがあれば目を見開いて見てみたいと思います。
こんにちは、最近ジャンク?の1501を購入したのですがACだと知らずに購入し、修理も機械式だから簡単だと思っていたのに電子制御で難しく悩んでいます(^^;
コンデンサー等は膨らみもないのでどこかの断線だけなら嬉しいのですが、、、
エンジンは健在なのですがやはり古いディーゼルトラクターの音には魅力たっぷりです(^-^)
ハンドルの脇のスイッチレバー
ポンパの全身でしょうか?
ソコも調べていただきたいです。
shiroemodonさん こんにちは
本当ですね!僕もそう思います。
一体どのように???と思います。だって見た目は全くほかのL形と変わらないんですから・・・これを見た時、1960年代初めに生まれたF4ファントムを思い出しました。外見はそのままに中身を改修しているのでしょうけど、今でも現役で、僕の頭上を飛んでいるんですよね。
この時代の耕深制御だから機械的なものなのかと思いましたが、操作パネルを見ると電子制御の耕深制御のようで驚きました!
当時としては外観に似つかないハイテクトラクターだったのではないでしょうか?
実際にどのように作動するのかを見ることができれば面白そうですね!
ちなみに、KUBPTACの横にある動作のパイロットランプが当時の雰囲気を醸し出していて、個人的に好きです。