New Holland TM190とTM140見た目比較「撮りトラ@スガノ農機」
Nさんに連れて行ってもらった(Nさんありがとうございます!)、茨城県稲敷郡美浦村にあるスガノ農機の本社工場で見た、ニューホランドトラクターTM190「撮りトラ」続きです。
今日は主にスガノ農機の本社工場で見た、New Holland TM190と北海道の中古車屋さんで見た、New Holland TM140の見た目比較を中心にお送りします。

ニューホーランドTM190です。大きなトラクターですが、190馬力もあるとは思いませんでした。
tractordata.comによれば、TM190は2002年〜2007年、なんと7.5Lの排気量!6気筒ターボディーゼルで190馬力を叩き出し、車重も8トン近くもあるそうです。
New Holland TM190のステア動画!
↑せっかく動画をつないだので連続して掲載。

ヘッドランプはCOBO。COBOといえばマッセイファーガソンMF290で初めて確認したイタリア生まれの会社・・・詳しくはリンクで確認してくださいね! 他にFORDニューホランド4835や、ジョンディア6105トラクターにも付いていたことを確認しています。このシャープな四角いタイプのヘッドランプは結構ニューホランドで採用されていました。
この会社は第二次大戦後、イタリアで生まれた会社のようです。タイマーリレーやライトリレーを作って、ハイビーム/ロービームの切替えを電気的に行えるようにした会社だとか・・・

現在は色々手広くやっているみたいです。http://www.cobo-group.com/

こちらはニューホランド4835。New Holland 4835はtractordata.comによると1996年〜1999年の35シリーズ。エンジンはIveco 8045.06 3.6リッター4気筒8バルブ 65馬力/2500rpmとなっています。

そしてこちらは以前見たTM140。tractordata.comでは2002年〜2007年の英国製TMシリーズ。エンジンは7.5L6気筒140馬力/2200rpmでした。エンジンの排気量はTM190と同じようですね。フェンダーの上にTM190には付いていなかったLEDランプが見えます。

TM140と全く同じに見えますが、こちらは今回見たTM190です。TM140に比べると、リヤのオーバーフェンダーが大きい事がわかります。また、排ガス規制前ということで、マフラーが今のように巨大ではなく、拍子抜けするぐらいにあっさりしています。
衛星写真にしてみるとニューホランドトラクターがずらりと並んでる!
現在も稼働している工場なんですね・・・
↑で、この工場ったら先日の『ハイスペックマシンを記念モデルにするべからず。FORD7810シルバージュビリー「撮りトラ」』の記事、7810シルバー・ジュビリー、それからニューホランドT6.160とT7.270ゴールド・ジュビリーを作っていた工場じゃないですかっ! 繋がっちゃったわけですね!

僕こういうの好きなんですよ。プラスチック部品の補修跡。こういったプラスチック部品って、壊れたら元に戻せないだけに、修理には性格が出る感じがします。例えばこの場面だったら、ボルトの数とか、ボルトにワッシャーを入れるか入れないか、また当て物を表に入れるか裏に入れるか等々・・・この修理は「乗るのがマテナイ君」の手によるものではなく、きっちりした人の手によるものだと考えられます。「まっいいか」でテキトーに修理したものではない・・・ということです。

これについていました。マッセイファーガソンMF382は1992年〜1997年、エンジンはパーキンス A4.248 水冷4気筒4060ccディーゼル、馬力はグロスで78.05HP/2200rpmとなっています。

これも気になったものの一つ、燃料タンクです。ここのところ展示会で見慣れている、車止めを入れてみたり、ステップを切ってみたり、工具入れの棚があったりと、燃料を入れるだけではない複雑な機能を持たせたタンクと違い、つるっとあっさりの燃料タンクが新鮮です。元々の出発はそうだったのだしょうが、茶色の薬剤タンクみたい。

そしてこちらはTM140の燃料タンク。3段あるステップ3番目の上面にタンクの肩があります。上のTM190の写真では、キャビンドアの下側までタンクの肩が来ているように見えるので、きっとTM190のほうが燃料タンク容量が大きいのだと思います。
・・・とここまでTM140とTM190の比較を主に撮った写真の供養をしてきました。もう写真も尽き、今日のところはこれで終わりです。また明日!
















