トラクターは流線型が似合う。1954年-1967年、FORD640「撮りトラ」

1950年代のトラクターです。このころはこういう流線型(ストリームライン)のデザインが多数みられます。空力を考えたというより、流行と言うべきものだと思います。ただ、トラクターにはこういうデザインが似合うように思います。

今日はhokkaidoujinさんにお招きいただき行ってきた、第34回国際農業機械展in帯広で行なわれていたオールドトラクター保存会による「クラシックトラクター展」で見た、フォード640「撮りトラ」です。

 

フォード640は北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た物に続き2台目でしょうか。

 

第34回国際農業機械展in帯広では国内外農業機械メーカーの新品展示が行なわれていたわけですが、このようにオールドトラクターも展示されていたのでした。
第34回国際農業機械展in帯広では国内外農業機械メーカーの新品展示が行なわれていたわけですが、このようにオールドトラクターも展示されていたのでした。

 

1950年代のトラクターです。このころはこういう流線型(ストリームライン)のデザインが多数みられます。空力を考えたというより、流行と言うべきものだと思います。ただ、トラクターにはこういうデザインが似合うように思います。
1950年代のトラクターです。このころはこういう流線型(ストリームライン)のデザインが多数みられます。空力を考えたというより、流行と言うべきものだと思います。ただ、トラクターにはこういうデザインが似合うように思います。

 

ファーモールH ウィキペディアより
流線型といったらレイモンド・ローウィさん。(ファーモールH ウィキペディアより)上のフォードに共通する匂いがあります。もちろん、上のフォードはローウィさんデザインではないのでしょうけど。

 

ホッブスデリバリーバン。ロゴをデザインしたら、瓶や、ストッカーや、デリバリーバンまで気になってしまったのでしょうか・・・それでも、全部デザインできちゃうところがすごい!
ローウィさんはこんなのも

 

PPR-S1という蒸気機関車、このアールデコ調の外装をデザインしたのがレイモンド・ローウィさんなんだそうです。ひえ〜
PPR-S1という蒸気機関車、こんなのも

 

1946リンカーンコンチネンタル。クルマのデザインもしていました。
1946リンカーンコンチネンタル。こんなのもデザインしていました。

 

FORD640に戻ります。 その流線型に似合うFORDのロゴ。やはり流れるライン。
FORD640に戻ります。
その流線型に似合うFORDのロゴ。やはり流れるライン。

 

FORD640に戻ります。 tractordata.comによれば、FORD640はFord EAE Red Tiger、4気筒2.2Lガソリンエンジン。33馬力/2200rpmとなっています。
tractordata.comによれば、FORD640はFord EAE Red Tiger、4気筒2.2Lガソリンエンジン。33馬力/2200rpmとなっています。

 

ガラスのかわいらしいドームが見えたので撮っています。フィルターのようですけどどこにも繋がっていません。
ガラスのかわいらしいドームが見えたので撮っています。フィルターのようですけどどこにも繋がっていません。

 

ニューフォードトラクタ 1955年(昭和30) フォードソン社 (イギリス) 640型 31馬力 ガソリンエンジン 1956年(昭和31) 常呂町 小林繁治 導入 町内でのトラクタ1号機は珍しく、付近の農家の羨望の的だったという。 町内でも30haほどの大規模農家で機械化の威力は予想以上の活躍をしていた。 近年までハウス内で使用していた。 同型は8年間に道内で40代導入された。 NEW FORD YRACTOR YEAR: 1955(Showa30) Manufacturer: Fordson(England) Model: 640 Output: 31ps Fuel: Gasoline In 1956(Showa 31) Mr.Shigeharu Kobayashi of Tokoro-cho purchased this tractor. It was the first tractor purchased in the area and was the center of discussion for many farmers nearby. This tractor played a surprisingly great part in the succes of the cultivation at his enormous 30 hectare farm. Until just recently it has been in use at his greenhouse. Duaring the 8 years production of this model, 40 were purchased in Hokkaido.
以前みた640にはついていなかったので、なぜここにあるのか不思議です。

 

この写真でちょっとおもしろいと思ったのは、車軸に繋がっている太い腕。多少振れることを想定されているようですが、前後に動いたりはできない感じです。スタビライザーなのでしょうか?(あ!でもこれで車軸を傾けることはできるのか!) 結構トラクターはあちこちガタガタさせながら走っていたことが想像されます。
この写真でちょっとおもしろいと思ったのは、車軸に繋がっている太い腕。多少振れることを想定されているようですが、前後に動いたりはできない感じです。スタビライザーなのでしょうか?(あ!でもこれで車軸を傾けることはできるのか!) 結構トラクターはあちこちガタガタさせながら走っていたことが想像されます。

 

FORDヘビーデューティインダストリアルエンジン。
FORDヘビーデューティインダストリアルエンジン。

 

光り輝く金色の部品。
光り輝く金色の部品。燃料コックみたいです。

 

ニューフォードトラクタ 1955年(昭和30) フォードソン社 (イギリス) 640型 31馬力 ガソリンエンジン 1956年(昭和31) 常呂町 小林繁治 導入 町内でのトラクタ1号機は珍しく、付近の農家の羨望の的だったという。 町内でも30haほどの大規模農家で機械化の威力は予想以上の活躍をしていた。 近年までハウス内で使用していた。 同型は8年間に道内で40代導入された。 NEW FORD YRACTOR YEAR: 1955(Showa30) Manufacturer: Fordson(England) Model: 640 Output: 31ps Fuel: Gasoline In 1956(Showa 31) Mr.Shigeharu Kobayashi of Tokoro-cho purchased this tractor. It was the first tractor purchased in the area and was the center of discussion for many farmers nearby. This tractor played a surprisingly great part in the succes of the cultivation at his enormous 30 hectare farm. Until just recently it has been in use at his greenhouse. Duaring the 8 years production of this model, 40 were purchased in Hokkaido.
以前見た640にはついていないみたいです。

 

燃料コックみたいです。後付けかな?
後付けかな?

 

考えてみると、大きなヘッドマークと大きなグリル。今でいう「オラオラ顔」なんですよね・・・こういうまとめかたもあるのか・・・ それからいつものように気になったのはヘッドランプ。
考えてみると、大きなヘッドマークと大きなグリル。今でいう「オラオラ顔」なんですよね・・・こういうまとめかたもあるのか・・・
それからいつものように気になったのはヘッドランプ。

 

色々ヒントはあるのに正解にたどり着かず悶々としてます。
色々ヒントはあるのに正解にたどり着かず悶々としてます。

 

中央に銘があるのですが・・・RNDER?PNDEP? 探しても見つからない・・・
中央に銘があるのですが・・・RNDER?PNDEP?
探しても見つからない・・・後付けかなぁ

 

ニューフォードトラクタ 1955年(昭和30) フォードソン社 (イギリス) 640型 31馬力 ガソリンエンジン 1956年(昭和31) 常呂町 小林繁治 導入 町内でのトラクタ1号機は珍しく、付近の農家の羨望の的だったという。 町内でも30haほどの大規模農家で機械化の威力は予想以上の活躍をしていた。 近年までハウス内で使用していた。 同型は8年間に道内で40代導入された。 NEW FORD YRACTOR YEAR: 1955(Showa30) Manufacturer: Fordson(England) Model: 640 Output: 31ps Fuel: Gasoline In 1956(Showa 31) Mr.Shigeharu Kobayashi of Tokoro-cho purchased this tractor. It was the first tractor purchased in the area and was the center of discussion for many farmers nearby. This tractor played a surprisingly great part in the succes of the cultivation at his enormous 30 hectare farm. Until just recently it has been in use at his greenhouse. Duaring the 8 years production of this model, 40 were purchased in Hokkaido.
前に見た640はGE製でした。

 

メーターは美しい配置。
メーターは美しい配置。

 

リヤビューはすごくシンプルです。フェンダーについているピンが少し気になります。なんでしょうねぇ。これを抜くとフェンダーがスッポリ外れるとか?
リヤビューはすごくシンプルです。フェンダーについているピンが少し気になります。なんでしょうねぇ。これを抜くとフェンダーがスッポリ外れるとか?

 

今日もあまり収穫がなく残念。それではまた明日!

 

 

マン・トラクターは2台目。1955年生まれ、MAN Ackerdiesel「撮りトラ」

ヘッドライトガードを兼ねたようなライトステー。手作りかもしれませんが、これ、かなりイイです。ドイツ車っぽく、排気管が下に伸びているのが見えますね。

今日は某所で見た、ドイツMAN社のトラクター「撮りトラ」です。MANは、Maschinenfabrik Augsburg Nürnberg(アウグスブルグ-ニュルンベルグ機械製造?)の略で、アウグスブルグとニュルンベルグはどちらも地名なので、日本のイメージで行くとちょうど石川島播磨重工業株式会社みたいな感じ?

 

MANトラクターです。以前土の館で見た、 MAN Ackerdiesel AS440Aと見た目が全く同じですので、 AS440A型かもしれません。
MANトラクターです。以前スガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、 MAN Ackerdiesel AS440Aと見た目が全く同じですので、 AS440A型かもしれません。

 

MANというと、僕としてはダカールのレーシングトラックを思い浮かべます・・・トラクターを作っていたんだなあ・・・
MANというと、僕としては圧倒的にダカールのレーシングトラックを思い浮かべます。トラックもカッコいいけど、トラクターもカッコいい!

 

MAN ackerdiesel trctor AS440A
こちらがスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、 MAN Ackerdiesel AS440A。ヘッドランクの取付けかたやナンバーの位置が違いますが、それ以外はほぼ一緒です。このキャプションには
1957年(昭和32年) MAN社製(ドイツ)AS440A型 40馬力 四輪駆動
1958年 300万円で購入(間違っているかも)今なら5千万円程度か・・・と書いてあるような気がします。

 

ヘッドライトガードを兼ねたようなライトステー。手作りかもしれませんが、これ、かなりイイです。ドイツ車っぽく、排気管が下に伸びているのが見えますね。
ヘッドライトガードを兼ねたようなライトステー。手作りかもしれませんが、これ、かなりイイです。ドイツ車っぽく、排気管が下に伸びているのが見えますね。

 

前輪の駆動は後軸の最終あたりから取っているもの。FORDやカウンティで見かけるサードパーティ製のものに方式が似ています。
前輪の駆動は後軸の最終あたりから取っているもの。FORDやカウンティで見かけるサードパーティ製のものに方式が似ています。

 

四輪駆動のFORD5000に戻ります。これがその駆動システム。巨大なデフが偏心して乗っています。
ちょっと見にくいかなあ・・・四輪駆動のFORD5000です。

 

County 1124 Super Six そして向かって右も同じように・・・つまり左右2セットです。
こちらはCounty 1124 Super Sixの四駆システム。考え方は似てますよね。

 

MANトラクターで気になったのはホーンです。これは日本のミツバ製。
MANトラクターで気になったのはホーンです。これは日本のミツバ製。

 

MAN ackerdiesel trctor AS440A
スガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、 MAN Ackerdiesel AS440Aのホーンは・・・

 

ライトかなーと思ったこの部品。
メーカーは違うのですが・・・

 

KNIGHT HORN ナイトホーン 今仙電機 MADE IN JAPAN じゃないですか!! で、何でナイトホーン?
KNIGHT HORN ナイトホーン 今仙電機でやはりMADE IN JAPAN

 

この機体のヘッドランプの銘は確認できませんでしたが、土の館のほうのマン・トラクターは東芝製でした。ヘッドランプはわかりませんが、ホーンは日本の保安基準に合わせて輸入元が日本で取付けたものと想像します。
この機体のヘッドランプの銘は確認できませんでしたが、土の館のほうのマン・トラクターは東芝製でした。ヘッドランプはわかりませんが、ホーンは日本の保安基準に合わせて輸入元が日本で取付けたものと想像します。

 

当時の300万円。大学卒の初任給ベース換算で行くと5000万もしたというのにちょっと悲しいインパネ回り。
当時の300万円。大学卒の初任給ベース換算で行くと5000万もしたというのにちょっと悲しいインパネ回り。正面から見た姿と違い、美しさが見当たりません。

 

下回りにあるバルブ。どういう使い方をするのだろう・・・
下回りにあるバルブ。どういう使い方をするのだろう・・・

 

そういえばイセキ・ポルシェのTB-17にもこんなバルブが付いていました。
そういえばイセキ・ポルシェのTB-17にもこんなバルブが付いていました。

 

話があちこちいってすみません。マン・トラクターに戻ります。
話があちこちいってすみません。マン・トラクターに戻ります。

 

銘板が見えます。 1955(昭和30)年製 排気量 2094CC 出力 40PS 重量 2040kg
銘板が見えます。
1955(昭和30)年製
排気量 2094CC
出力 40PS
重量 2040kg

 

いつも唐突に終る感じ・・・今日はこんなところです。また明日!