マン・トラクターは2台目。1955年生まれ、MAN Ackerdiesel「撮りトラ」

ヘッドライトガードを兼ねたようなライトステー。手作りかもしれませんが、これ、かなりイイです。ドイツ車っぽく、排気管が下に伸びているのが見えますね。

今日は某所で見た、ドイツMAN社のトラクター「撮りトラ」です。MANは、Maschinenfabrik Augsburg Nürnberg(アウグスブルグ-ニュルンベルグ機械製造?)の略で、アウグスブルグとニュルンベルグはどちらも地名なので、日本のイメージで行くとちょうど石川島播磨重工業株式会社みたいな感じ?

 

MANトラクターです。以前土の館で見た、 MAN Ackerdiesel AS440Aと見た目が全く同じですので、 AS440A型かもしれません。
MANトラクターです。以前スガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、 MAN Ackerdiesel AS440Aと見た目が全く同じですので、 AS440A型かもしれません。

 

MANというと、僕としてはダカールのレーシングトラックを思い浮かべます・・・トラクターを作っていたんだなあ・・・
MANというと、僕としては圧倒的にダカールのレーシングトラックを思い浮かべます。トラックもカッコいいけど、トラクターもカッコいい!

 

MAN ackerdiesel trctor AS440A
こちらがスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、 MAN Ackerdiesel AS440A。ヘッドランクの取付けかたやナンバーの位置が違いますが、それ以外はほぼ一緒です。このキャプションには
1957年(昭和32年) MAN社製(ドイツ)AS440A型 40馬力 四輪駆動
1958年 300万円で購入(間違っているかも)今なら5千万円程度か・・・と書いてあるような気がします。

 

ヘッドライトガードを兼ねたようなライトステー。手作りかもしれませんが、これ、かなりイイです。ドイツ車っぽく、排気管が下に伸びているのが見えますね。
ヘッドライトガードを兼ねたようなライトステー。手作りかもしれませんが、これ、かなりイイです。ドイツ車っぽく、排気管が下に伸びているのが見えますね。

 

前輪の駆動は後軸の最終あたりから取っているもの。FORDやカウンティで見かけるサードパーティ製のものに方式が似ています。
前輪の駆動は後軸の最終あたりから取っているもの。FORDやカウンティで見かけるサードパーティ製のものに方式が似ています。

 

四輪駆動のFORD5000に戻ります。これがその駆動システム。巨大なデフが偏心して乗っています。
ちょっと見にくいかなあ・・・四輪駆動のFORD5000です。

 

County 1124 Super Six そして向かって右も同じように・・・つまり左右2セットです。
こちらはCounty 1124 Super Sixの四駆システム。考え方は似てますよね。

 

MANトラクターで気になったのはホーンです。これは日本のミツバ製。
MANトラクターで気になったのはホーンです。これは日本のミツバ製。

 

MAN ackerdiesel trctor AS440A
スガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、 MAN Ackerdiesel AS440Aのホーンは・・・

 

ライトかなーと思ったこの部品。
メーカーは違うのですが・・・

 

KNIGHT HORN ナイトホーン 今仙電機 MADE IN JAPAN じゃないですか!! で、何でナイトホーン?
KNIGHT HORN ナイトホーン 今仙電機でやはりMADE IN JAPAN

 

この機体のヘッドランプの銘は確認できませんでしたが、土の館のほうのマン・トラクターは東芝製でした。ヘッドランプはわかりませんが、ホーンは日本の保安基準に合わせて輸入元が日本で取付けたものと想像します。
この機体のヘッドランプの銘は確認できませんでしたが、土の館のほうのマン・トラクターは東芝製でした。ヘッドランプはわかりませんが、ホーンは日本の保安基準に合わせて輸入元が日本で取付けたものと想像します。

 

当時の300万円。大学卒の初任給ベース換算で行くと5000万もしたというのにちょっと悲しいインパネ回り。
当時の300万円。大学卒の初任給ベース換算で行くと5000万もしたというのにちょっと悲しいインパネ回り。正面から見た姿と違い、美しさが見当たりません。

 

下回りにあるバルブ。どういう使い方をするのだろう・・・
下回りにあるバルブ。どういう使い方をするのだろう・・・

 

そういえばイセキ・ポルシェのTB-17にもこんなバルブが付いていました。
そういえばイセキ・ポルシェのTB-17にもこんなバルブが付いていました。

 

話があちこちいってすみません。マン・トラクターに戻ります。
話があちこちいってすみません。マン・トラクターに戻ります。

 

銘板が見えます。 1955(昭和30)年製 排気量 2094CC 出力 40PS 重量 2040kg
銘板が見えます。
1955(昭和30)年製
排気量 2094CC
出力 40PS
重量 2040kg

 

いつも唐突に終る感じ・・・今日はこんなところです。また明日!