朝はサクッとオークション画像で見る「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝はせっかく乗用耕運機の発想から超小型四輪駆動トラクターとして開発されたのに、二駆になってしまった、1973年もしくは1974年型式認定と思われるクボタ・ブルトラB6000Eです。
『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました
『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。
(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.
追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!
ベースのB6000はどこに?
クボタの社史によると・・・
四六年には、耕うん機技術部で乗用耕うん機の発想を生かした超小型四輪駆動トラクタ・ブルトラB6000(11馬力)を開発した。
久保田鉄工最近10年の歩み372p
とあり、1971(昭和46)年の開発、1972年の型式認定で間違いなく、農833号との時間のズレが確認できます。きっと、「四駆はいらねえから安くしてくれ」の声に応えた商品で、型番末尾のEはエコノミーの「E」なのでしょうね。
同じように他のブルトララインナップにもEの型番がいくつか確認できています。
今日はこんなところです。それではまた明日!