運輸省型式認定番号が判明!農246号!!クボタL15R「昔のカタログ」

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昨日に引き続き、今日もShioikaさん提供いただいた話題で(Shioikaさん、いつもありがとうございます!!)クボタL15R「昔のカタログ」シリーズです。

僕の最大の関心事運輸省型式認定番号が判明したのでそのお知らせです。なんと貴重な200番台の『農246号』でした。軽自動車カテゴリーです。

昨日の記事はこちら

まずはそのページから(5P目)

1P使ってセールスポイントが並んでいます。写真はナシで、わりとスカスカのページ・・・シンプルな機械だということがわかります。少し興味を引いたところをいくつか挙げますと、ロータリーの特長の中に・・・
1P使ってセールスポイントが並んでいます。写真はナシで、わりとスカスカのページ・・・シンプルな機械だということがわかります。少し興味を引いたところをいくつか挙げますと、ロータリーの特長の中に・・・

■爪に草や肥料、レンゲなどがからみついてもすぐ外れます。

カタログより

という記載があり「?」となってしまいました。緑肥として使われていたのでしょうが、「レンゲ」だけ具体名なのもおもしろいですし、そもそもなぜからみついてもすぐ外れるのかがわかりません。

また、

■レバー一本で操作できる油圧式ロータリー上下装置です。

カタログより

とある部分では、「最初のトラクターT15が作業機の上下に手動式を採用していて、その上げ下げは大変だった」というのを聞いていたので、これは相当な売文句になったのではないかと想像できました。

後半、その他の部分にその記載が

■車種は農耕用軽自動車(形式認定 番号農246)で、軽自動車免許で運転できます。車検がなく、保険、税金なども安くてすむので経済的です。
■車種は農耕用軽自動車(形式認定 番号農246)で、軽自動車免許で運転できます。車検がなく、保険、税金なども安くてすむので経済的です。

とあります。資料が少なく、現存する車輛も少ないために収集の難しい1〜400番台。貴重な番号を見つけました。

早速シートに記入します

300番くらいまでは軽自動車扱いの番号と小形特殊自動車扱いの番号が混在しています。どちらも農◯◯◯という番号なのですが、同じに扱っていいものかどうか、まだわかっていません。
300番くらいまでは軽自動車扱いの番号と小形特殊自動車扱いの番号が混在しています。どちらも農◯◯◯という番号なのですが、同じに扱っていいものかどうか、まだわかっていません。

以前S2形で調べた時はこうでした

調べてみると山梨県軽自動車協会のWEBページに「軽自動車の歩み」その歴史と変遷という記事にヒントになりそうな記述がありました。
調べてみると山梨県軽自動車協会のWEBページに「軽自動車の歩み」その歴史と変遷という記事にヒントになりそうな記述がありました。それによれば、まず軽自動車は1946年に誕生したということ、また、1953年に軽自動車規格に農耕作業車が加えられていること、そして1963年に小型特殊自動車が新設されていること・・・
農44号のヤンマーS2形の記事はこちら。軽自動車の番号と小型特殊自動車の番号が繋がっているのか、材料が集まればわかってくると思います。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を公開しました

突然ですが、『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。最初のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

これからこちらに一元化します。よろしくお願いします!

カタログは続きます6P目

貴重な当時の作業風景が並んでいます。以前気になったストレークのことも書かれています。特許だったんですね!
貴重な当時の作業風景が並んでいます。以前気になったストレークのことも書かれています。特許だったんですね!
ストレーク(ストレーキとも言うみたいです)はカゴ車輪の代わりだったんですね!

7P目

こちらも同じく作業写真。気になるのはスピードスプレーヤー。クボタでスピードスプレーヤーを売っていたのですね。
こちらも同じく作業写真。気になるのはスピードスプレーヤー。クボタでスピードスプレーヤーを売っていたのですね。

8P目

貴重なカラーページを使って裏表紙です。連絡先以外なにも書かれていない贅沢な仕様。地方都市の局番(札幌や岡山など)が一ケタなのも時代を感じさせます。
貴重なカラーページを使って裏表紙です。連絡先以外なにも書かれていない贅沢な仕様。地方都市の局番(札幌や岡山など)が一ケタなのも時代を感じさせます。

今日はこんなところです。また明日!

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