当時としては豪華なカタログだったはず。クボタL15R「昔のカタログ」

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昨日に引き続き、今日もShioikaさん提供いただいた話題で(Shioikaさん、いつもありがとうございます!!)クボタL15「昔のカタログ」シリーズです。

事態が好転次第、外に出かけて行ってオリジナルの情報を仕入れたいと考えていますので、それまでは他人のフ◯ドシでご勘弁を・・・

「表紙?」

シンプルにタイトルと商品写真。カタログの原点とも言える体裁です。後々商品が背景で(その商品すら見当たらないというものも・・・)俳優や、名の無いおねえさんが全面に出るようになったりするのですけどね。
シンプルにタイトルと商品写真。カタログの原点とも言える体裁です。後々商品が背景で(その商品すら見当たらないというものも・・・)俳優や、名の無いおねえさんが全面に出るようになったりするのですけどね。

背景を落とし、シンプルに商品を魅せる構成は、以前見たクボタL35のカタログと同じくらいの時代のものかと思いましたが、L15R型は「久保田鉄工八十年の歩み」によりますと、昭和37(1962)年初はいということになっています。となると、昭和42(1967)年生まれのL35Rのカタログよりは少し古そうですね。

L35Rのカタログを含む記事はこちら。

寄り道から戻る

表紙の写真、よく見ると今まで気が付かなかったことがわかります。まず目に付いたのは「ロータリーはトラクターと共色だったのだな」ということです。また、フロント付近も少し気が付いたことがあります。
表紙の写真、よく見ると今まで気が付かなかったことがわかります。まず目に付いたのは「ロータリーはトラクターと共色だったのだな」ということです。また、フロント付近も少し気が付いたことがあります。
見てください。ホイールにウエイトが付いているんですね!ウエイトハンガーの下に見えるくるっとした針金は刺したピンのストッパーでしょうか・・・
見てください。ホイールにウエイトが付いているんですね!ウエイトハンガーの下に見えるくるっとした針金は刺したピンのストッパーでしょうか・・・

実機と比べてみます

以前スガノ農機「土の館」で見たクボタトラクター、L15Rと比べてみます。
こちらにはホイールウエイトが付いていません。この状態と比べてみると、Fホイールはウエイトをまず降ろさないと外れませんね。「重くてどうしようもない」というのがあるのだと思いますが、めんどくさそうです。
こちらにはホイールウエイトが付いていません。この状態と比べてみると、Fホイールはウエイトをまず降ろさないと外れませんね。「重くてどうしようもない」というのがあるのだと思いますが、めんどくさそうです。

2P目

作業風景の写真です。
作業風景の写真です。

乗ったままで水田作業を・・・日本中の農家が永年待ち望んでいた夢。それがクボタ農用トラクタL15Rによって実現されました。

とあります。持ってくるのは当然、水田作業の象徴「代かき」の写真です。田んぼに足を突っ込んで泥だらけになって代かきをするのに対して何ともスマート。後輪にはストレークを装着していますね。

3P目:クボタL15Rは17馬力だった!!

スペック表です。一番始めに気がついて驚いたのは馬力が17馬力だということ。L15Rという名前なので、てっきり15馬力かと思っていました。L15Rのエンジンは、2気筒ディーゼル884cc、17馬力/2600rpmだったのです。いったい15という数字はどこからやってきたのでしょう・・・噴射ポンプの型番と噴射圧力が記載されているのもユニークな点です。
スペック表です。一番始めに気がついて驚いたのは馬力が17馬力だということ。L15Rという名前なので、てっきり15馬力かと思っていました。

L15Rのエンジンは、2気筒ディーゼル884cc、17馬力/2600rpmだったのです。いったい15という数字はどこからやってきたのでしょう・・・噴射ポンプの型番と噴射圧力が記載されているのもユニークな点です。

4P目

エンジンを内製していることは技術的にすぐれていると考えられていたのでしょう。「エンジンが機体と同じ工場で作られている」つまり「エンジンもクボタ製である」ということが強調されています。
エンジンを内製していることは技術的にすぐれていると考えられていたのでしょう。「エンジンが機体と同じ工場で作られている」つまり「エンジンもクボタ製である」ということが強調されています。

■独特の燃料コントロール装置の採用によってトルク性能がすばらしく、トラクタ用機関としての性能を十分に発揮します。

とあります。きっと、このわかるようなわからないような「トルク性能がすばらしく」という表現が、「ねばり」という、より感覚的な言葉の発明によって置き換えられていったのでしょうね。

今日はここまでです。続きは明日!

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