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今日は何回やっても満足の行かない結果だった、『一反歩(300坪)に何粒の種もみが必要?シリーズ』です。
種籾は売っているときは乾燥しているけれども、播種するときは崔芽して水を含んで重くなっている状態で何グラム播くなどという話になっています。重さが動いてしまうので実際のところ何がどうなっているのかよくわからない・・・
前にやったことを一々修正するより、初めからやったほうが新たな気持でできるためきっと間違いが少ないはず・・・ということで、久しぶりに「一反歩(300坪)に何粒の種もみが必要?」2021年度コシヒカリ版です。まずはその経過を・・・
まずは種籾の勘定をしなくては
何粒必要か?と言うからには種籾の数を数えなくてはなりません。
種籾をもらってこなくては・・・
種子カウンターができたところで、種籾をもらってこなくてはなりません。
![ちょっと不思議な光景です。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2021/03/温湯消毒2021-8-504x336.jpg)
大きさとしてはコシヒカリ<モミロマン<ユメアオバという感じです。
早速1000粒勘定してみようとしたら・・・
![再び膨大な時間をかけ、種子カウンターを作り直しました。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2021/04/counter-4-504x336.jpg)
気を取り直して乾いた種籾1000粒を数える
![コシヒカリ1000粒!ちなみに、種籾を種子カウンターにばらまいて揺すれば簡単に数えられると思いきやそんなことはありませんでした。稲はトゲトゲしているので引っかかったり絡まったりでちゃんと穴に納まってくれません。これは表面が滑らかであろう市販品でも状況はそんなに変わらないと思います。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2021/04/koshihikari-1-504x336.jpg)
乾いたコシヒカリの種籾1000粒は26グラム!
今度は崔芽の終った種籾の番です
今度は崔芽の終った水を含んで重くなった種籾をゲットしなくてはなりません。
![種まきの前日、準備しているところにお邪魔しました。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2021/04/tanemakizenjitsu-504x336.jpg)
4キロのコシヒカリは種まき前5.47キロ
![4キロのコシヒカリの種籾は崔芽して水を含んだ状態では5.47kgに増えています。およそ37%増の計算です。ただし、今回はあくまでも何粒か?の視点から迫ってみたいので、この数字は参考までにとどめます。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2021/04/4-547kg-504x336.jpg)
![苗のトレーに空まきして塩梅を見ます。「こんなものかな?」という決定量の重さは・・・](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2021/04/karamaki-504x336.jpg)
コシヒカリ、苗床1枚168グラム!
168グラムは何粒か?
崔芽が終わり、水を含んで重くなっているコシヒカリの種籾は苗床一枚あたり何粒か?これはもう数えれば出る数字です。
苗床トレー1枚あたりの種籾の数は5,215粒!
営農組合の予定数は一反歩あたり15枚(実数はだいたい12枚だそうです。3枚は予備なのでしょう)ですから、一反歩あたりの種籾の数は5,215×15=78,225粒となります!
そして平均の実数なら一反歩あたりの種籾の数は5,215×12=62,580粒となります!
乾燥していたら何キロになるのか?
売っている状態のコシヒカリの種籾は、1000粒で26gでした。ということは・・・
78,225粒÷1000×26≒2034g なんと一反あたり15枚使うとしても2キロ少々です。12枚なら1.6キロほど・・・そんなものなんですね。米作、思ったより効率がいい!
というわけで・・・
一反あたり必要な乾燥種籾は2キロ!
一反あたり15枚の苗を使うとして、必要な乾燥種籾は2キロという結果になりました。
今日はこんなところです。また明日!