今日の「撮りトラ」は、hokkaidoujinさんの案内で行った中古屋さんで見た、なかなかゴージャスなエンブレムを身に纏った日の本NX46です。
僕としてはこのシリーズの日の本を見るのは初めてです。見慣れたトラクターが、使い手によって違うように見えるパターンも大好きなのですが、初めて見るトラクターはまた別の感覚を呼び覚ましてくれます。
うまく言えませんが、例えるならカブトムシやクワガタの集まる今まで知らなかった木を見つけたような感じでしょうか・・・
これがその昆虫が集まる木、日の本トラクターNX46です。あくまでも僕にとって初めて見るということなので、「オレ知ってるよ。回りにいっぱいあるもん」というのはナシです。あくまでも当社比ですので。きっとさらに初めてのことがここにいっぱい詰まっているに違いありません。パッと見の印象は「太くて大きい」です。
そしてものすごく顔が大きい。Renouvaというシリーズのようです。農研機構の登録は1992年。4輪駆動 機関46PS/2600rpm, 2499ccとなっています。写真を撮っている時は気がつかなかったけど、この顔、どこかで見たよなあ・・・
こりゃクボタのGL(ゴリラ)顔じゃないでしょうか・・・何回も見ているうちに確信に変わってきました。
こちらは去年見たGL321。輪郭が一緒です。
こちらはクボタL4310。
こちらは眉間のマークに「kubota」農研機構の登録では1993年。GL300です。主な仕様に、4輪駆動 機関30PS/2700rpm, 1499cc とあります。これはかなり近い感じですね。
こちらはゴリラ顔では一番お兄さんと思われるGL32です。農研機構の登録では1990年。主な仕様に、4輪駆動 機関32PS/2800rpm, 1,499cc とあります。これが日の本NX46に一番近いかなあ・・・
ゴリラ顔が一巡したのでNX46に戻ります。46馬力だけあって顔が大きいです。
ネットでクボタのGL46を探してみます
ネットで探してきたGL46の写真です。農研機構の登録では日の本NX46に先立つこと1年の1991年。スペックも4輪駆動 機関46PS/2600rpm, 2499ccと、一緒です。目の上のグリルが十文字か縦桟かの違いと、ヘッドマークがKとHの違い、そして少しの色の違いだけで、ほとんど同じ顔だということはわかります。なんと!せっかく「初めて見た!」と喜んだNX46はGLだったんです。
日の本NX46を横から見てみます。横のシルエットもGLですよね!
以前見たGL32と比べてみます。横のグリルの形状も一緒です。
ネットでGL46の横からの写真を探してきました。ああ・・・これですこれです。
ヘッドランプはイセキやクボタ、コマツなどでも採用されている今仙電機でした。
センターマークはこのころのクボタがずいぶんやっていた、赤い琥珀風レンズがはめ込まれたタイプ。
ピントが手前に合っちゃった・・・タンクキャップはプラスチック製。なぜかずいぶん飛び出している・・・
インパネ回り。僕はよくわかりませんが、GL乗りならわかるはず。ハンドルのセンターマークはなぜか「C」の形に・・・
テラコントロールというのはスケールが大きな名前で気に入りました。
それに比べるとひねりのない、ハイシフト。
そして何よりも目につくのは、この金色のHINOMOTO
金色に光るだけでなく、フレーク加工が施され、キラキラしているんです。
安全フレームは外しちゃったんですね。
ロータリーは東洋農機なのでしょうか。
NX46・・・これだけGLだと、東洋社では小さなトラクターは作っていたのかもしれませんが、この機体については何もすることがなさそうです。ラインナップを充実させるためとは言え、会社の人達は金バッジを付けたこの貰い子のトラクターのことをどう思っていたのでしょう・・・
今日はここまでです。また明日!
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Blue_Buffaloさん こんばんは
さすがに着眼点が違います
雨や猛暑などでそちらは作業が大変だと思いますが
体調に気をつけてくださいね
(そういえば、去年の秋そちらへ伺ったんですよ!)
写真では判断静雷ですよね
アタッチメント側をよく見ると、横にずれる様なアームを見つけることが出来ると思います。この機構は前進で草を刈るとき右にオフセットして、かりずらいタイヤの跡を減らしたり、車体を寄せづらいところも刈りやすい機能だと理解しています
Blue_Buffaloさん こんにちは
Blue_Buffaloさんのお住まいのあたり
毎日暑い日が続いて体調など崩していないでしょうか?
こちらの暑さも凄いですが、それよりもかなり上ですから・・・
アタッチメントの写真を押えているのはTOYOという文字が見えたので
もしかしたら「東洋社」と書いてあるのか?と思ったからなんです
(日の本はロータリーが良い・・・と色々な人から聞くものですから)
でも、考えたらここはHINOMOTOのはずですよね?
後から見つけた写真もTOYONOUKIと書いてあることをかなりの確率で裏付けるものでした
僕にはロータリーなのかフレールモアなのか、写真だけでは判断がつかないのですけど・・・
久しぶりにコメントさせていただきます。
そのモデルはOEMだったんですね。各メーカーとうたされはじめた頃でしょうか
後ろのアタッチメントですが、若干カバーの形状と尾輪の作りが違うのですが、コバシのフレールモアFM-151によく似てるのですがいかがでしょうか