今日は昨日からの続き。北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』でando、hokkaidoujinさんと見た、ドイツトラクターD40L「撮りトラ」です。
フルフェイスの開口部から覗く大きな目、通った鼻筋。おなじみDEUTZ D40L。キャプリョンには機種名:フンボルトドイツトラクタ
形式・仕様:D-40L 45馬力
製造社・国:フンボルトドイツ社 ドイツ
製造年度:1959(昭和34)年
使用経過:1959(昭和34)年頃から輸入され、道内の導入がはじまる。
空冷エンジンで、厳冬期でも調子がよく使えた。
酪農家に多く入り、40年を過ぎた今も各地で多く使われている。
販売は、共立(株)が一手に行い、一般の呼び名は、共立ドイツトラクタと言われていた。
と書いてあります。
このレバー形状が美しくて好きなんです。その下のサイドブレーキのような形状のレバーも複雑で美しいですよね!
ミラーのステーです。これは後付けですかねぇ・・・プラス頭とやわらかそうなネジ類が今っぽい。
こちらのレバーの頭は塗装した時の養生を外してないのかな?
どうしちゃったの?というくらいのホイールナット達。折れて溶接したのか5つが5つとも状態が違います。
ロアアームのステーも構造はは理解できませんけど、美しい!
それと一番引っ掛ったのはフェンダー裏に付いたケース!
書類入れでしょうか?フックがマイナスネジで留まっているところを見ると、D40Lオリジナルかもしれません。大きく開口部を覆っていますから、雨でも大丈夫そう。きっとこのフタは上にスッと抜くように開けるのでしょうね。金属製なのは間違いなさそうです。
トラクターに工具箱が付いているところはよく見ますけど、書類入れのような薄いものは初めて見ました。これはオシャレです!
工具箱
これはデビッドブラウンDB1490です。フェンダーの裏、工具箱?に銘板が貼ってあります。これはおもしろい!
同じくDB1490。いろいろ書いてありますね・・・
まずはFORDSON SUPER DEXTAフェンダー裏の工具箱。
模型にもちゃんと工具箱が表現されています。
メリーティラーの工具箱
もう一度工具箱?の写真に戻りますが、電源と思われるコードは切断されています。もしかして工具箱と思っていたこの箱、ヘッドランプをつける電池ケースだったりして・・・
イタリア生まれのマッセイファーガソンMF154?/174?/184?/194?の工具箱
フェンダー脇には工具箱。
クボタL2601DTの工具箱
アクセスしやすく、大きな備え付けの工具箱。ブルトラのとはえらい違いです。進化してますね!
クボタブルトラB5000の工具箱
このB5000の中でいちばん気に入ったのはここ。燃料タンクの下、わずかなスペースに・・・
なんと工具箱が!そしてそのフタには「工具箱 強く引くとあきます」
残りの工具箱は『説明できない抜け殻の良さ。デビッドブラウンDB895「撮りトラ」と「撮り工具箱」』で見てくださいね!
今日はここまでです。また明日!
上の記事とゆるく関連しているほかの記事:
六郎田さん こんばんは
やっぱり!
スタッドボルトなら引っ掛けておくこともできますけど
ボルトを入れなくてはならないとなると一人でやるにはキツイですよね
こんばんは。そのとおりでボルトでとめるんですが、初めの一本をとめるのが意外と大変なんです(^。^;)。16 インチのホイールとタイヤでも結構重たいですからね~^^;。私も経験があるのですが、ローダー等でハードに使うとこの様になってきます。たまに益締もしないと穴も大きく削れてくるので💦
六郎田さん こんにちは
穴が広がってしまったり、ボルトが折れたりしてああなってしまっているのですか
ヨーロッパ系の車はスタットボルトがハブから出ていて、ホイールはナットで固定するのではなく
ハブにはネジを切った穴があって、ホイールはボルトで固定するということでしょうか?
ホイールをはめる時に位置決めが大変そうですが、きっとどちらにも一長一短があるのでしょうね
おはようございます。基本的にヨーロッパ系の車のハブボルトはねじ込み式が殆どみたいで、d40l もそうなんです。フロントローダー等輪に過重が掛かりすぎると写真のようにホイールにヒビが入ってきたりねじ山が緩んで大きくなってきたりしてしまうので、平鉄で補強したりボルトを間に合わせで付けたりしたんですよ。d40l は製造が1962~1964 までで、エンジン型式が1963 までf3l712 で、最後の1964 から05 シリーズと同じf3l812 というのになっています。f は空冷って意味で3は気筒数でlは何だったかな~…σ(^_^;、で812 は型式です。