工夫のカタマリ・クボタM108W・・・「撮りトラ」

昨日のクボタM108W「撮りトラ」の続きです。DEUTZロールベーラーのほうもそうでしたが、トラクターのほうも「本人仕様」工夫が随所に見られて、農家だったらきっとすごく共感できるんじゃないかな・・・なんて思います。(僕は実際の作業のことを知らないのでよくわかりませんが)

Grandom(グランダム) ワールド M108W

↑動画。ガロガロガロ・・・というエンジン音が印象的

プレスリリースが2011年に出てますから、2011年発売でしょうかね・・・形式名、M108W エンジンはクボタV3800 4気筒3.8リッター  出力108馬力 希望小売価格¥6,594,000〜だそうです。
プレスリリースが2011年に出てますから、2011年発売でしょうかね・・・形式名、M108W エンジンはクボタV3800 4気筒3.8リッター  出力108馬力 希望小売価格¥6,594,000〜だそうです。

そのプレスリリースによれば

国内農業は米をはじめとする作物価格の下落、燃油や肥料の高騰などにより生産コストの低減が求められており、農業機械に対する低価格ニーズが強くなっています。
農家の生産コストの低減に貢献するために、世界で培われた技術を駆使し、高い基本性能と耐久性を装備しながら、必要な機能に絞り込んだ、現行国内モデルよりも低価格の機種を投入します。

確かにこれくらい大きいと900万〜1000万なイメージです。それからすると安く思えちゃいますね。(買えないけど)

プレスリリースが2011年に出てますから、2011年発売でしょうかね・・・形式名、M108W エンジンはクボタV3800 4気筒3.8リッター  出力108馬力 希望小売価格¥6,594,000〜だそうです。
ホイールも同色の輸出仕様。なかなか精悍です。
ロールベーラーとの連結部分は複雑な様相を呈しています。マイカ線でしたっけ? 初めはどこからどう見ても「工業製品」なトラクターが、人が使う事によってこういう有機的な感じになって行くのが好きです。
ロールベーラーとの連結部分は複雑な様相を呈しています。マイカ線でしたっけ? 初めはどこからどう見ても「工業製品」なトラクターが、人が使う事によってこういう有機的な感じになって行くのが好きです。
プレスリリースが2011年に出てますから、2011年発売でしょうかね・・・形式名、M108W エンジンはクボタV3800 4気筒3.8リッター  出力108馬力 希望小売価格¥6,594,000〜だそうです。
本人、もしくは持ち主と同じ思考回路の持ち主のみがわかる感じ。複雑に神経が絡み合っているみたいな配線の束。

プロの人は「同じ色で全部の配線すんじゃねえ」とか「ちゃんと用途ごとにまとめてサポートやインシュロックで留めて」とか「名前を書いて」とか怒りますが、やっぱりシロウトはたくさんの色の電線を買うのは大変ですし、行き当たりばったりでやるんで結構こうなっちゃいますよね。

このようすを見ると、結構配線してから時間が経ってそうです。意外と完全で、しかも耐久性もあったんじゃないでしょうか? 僕だったらどこかで間違って燃しちゃいそうです。

お!干渉しないようにかな? プチ工夫が現れているぞ!
お!干渉しないようにかな? プチ工夫が現れているぞ!
その先は・・・こんなところにつながってる。
その先は・・・こんなところにつながってる。
作業灯で縛ってる。持ち主さん、このバネの根元もそうだけど、縛るのが得意みたいです。このシステムが全部「縛り」でできてますもん。マイカ線や洗濯ロープみたいなものをその場その場で組合わせて・・・性格が出ますねえ。
作業灯で縛ってる。持ち主さん、このバネの根元もそうだけど、縛るのが得意みたいです。このシステムが全部「縛り」でできてますもん。マイカ線や洗濯ロープみたいなものをその場その場で組合わせて・・・性格が出ますねえ。
よく見るとこれなんかすごいです。収納部分のないトラクターにトランクを追加。どうやってついてるんだろ。
よく見るとこれなんかすごいです。収納部分のないトラクターにトランクを追加。どうやってついてるんだろ。

山本商店のカゴの一部を切って・・・ステップと給油口に引っ掛けてあるのかな・・・しかも中に入っているのは・・・縛りヒモ???

持ち主さん、手先のメチャメチャ器用な方なんです。きっと。考えてみたら、インシュロックって不器用な人が使う「縛りヒモ」ですもんね。

ふと気になって、インシュロックを調べてみたら、ヘラマンタイトン株式会社のWEBサイトに行き着きました。
ふと気になって、インシュロックを調べてみたら、ヘラマンタイトン株式会社のWEBサイトに行き着きました。

親切にわかりやすく「結束バンドとは? 」という事が書かれています。

「インシュロック」、「インシュロックタイ」と呼ばれることがありますが、これはヘラマンタイトン株式会社の登録商標です。その他、英語”Cable Tie”に由来する用語「ケーブルタイ」や、「結束帯」、「結束タイ」、「配線バンド」と呼ばれることもあります。

<参考>
結束バンドは英語で”Cable Ties”、中国語で”扎带”、フランス語で”Colliers de serrage”、ドイツ語で”Kabelbinder”、スペイン語で”Bridas”です。

通常は、一体成形のプラスチック製結束バンドを指し、一度結束すると取り外しが出来ません。一方、再結束ができるリピートタイプや、パネルなどに固定する機能付き製品、ヘッドとバンド部がわかれた2ピースタイプなど様々なデザインの結束バンドがあります。

山本商店のカゴに入っている「縛りヒモ」(ナイロンもありますが、麦わらも使ってるみたいですよね!)で事足りるんだけど、それにちょっと機能を付加すると世界中で商売になるんですねぇ・・・これはこれで興味深い・・・

山本商店のカゴと並んで目を引いたコイツ。巨大なジャンパーケーブルのワニ口クリップです。ものすごく気になって持ち主さんに聞いてみました。教えてくれたのですが、ここでは書きません。
山本商店のカゴと並んで目を引いたコイツ。巨大なジャンパーケーブルのワニ口クリップです。ものすごく気になって持ち主さんに聞いてみました。教えてくれたのですが、ここでは書きません。
ステップを上がったところ。運転席にはグラマーのシート。
ステップを上がったところ。運転席にはグラマーのシート。

↓訂正です。シャトルレバーでしたっけ?(前進後進の切り替えレバー)なんだそうです。こうしたいがためにこのM108Wを買ったのだとか・・・
それにしても覚えていないものですねえ。それを聞いて本来の切り替えレバーのある場所に大穴が開いていた事を思い出しました。

運転席の中には最大の工夫が!グレイタスローダーのコントローラーって言ってたと思いました。どうも通常だと右手で操作できないみたいなんです。
運転席の中には最大の工夫が!グレイタスローダーのコントローラーって言ってたと思いました。どうも通常だと右手で操作できないみたいなんです。
ムキ出しで手作り感満載ですけど、バネやアタリ面のベアリングで操作感は良さそうじゃないですか? グリップも何かの流用かもしれませんが握りやすそうです。
ムキ出しで手作り感満載ですけど、バネやアタリ面のベアリングで操作感は良さそうじゃないですか? グリップも何かの流用かもしれませんが握りやすそうです。

こういうところ、見ていると楽しいですよね。人間くさくて。

トラクターもきっと喜んでいると思います。今日はここまで。また明日!

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“工夫のカタマリ・クボタM108W・・・「撮りトラ」” への4件の返信

  1. はたぼさん おはようございます

    配管が正しいんですね!
    トラクターの後ろ部分、なかなか僕にとっては未知の宇宙なので・・・
    日常的に使っている方は油圧の配管もサクサクとイーサネットを繋ぐようにできるんだろうなあ

    かごに入ってる紐はロールべーラー作業時に出たモノでしょう。結束ミスなどの紐をそこに回収しているモノと思われます。
    プチ工夫!回転部分に巻き込まれないようにと言うモノでしょうけど。旋回時に弛まないようにする工夫ですね^^

    プチ工夫とカゴヒモの謎解明ありがとうございます!
    「何のために?」ということがわかると、みてもより楽しくなります

  2. いやこれ・・・配線じゃないですよね?
    表現的には配管だと。←油圧関連の高圧ホースですね。
    後の部分は、カプラーで接続する牽引用の線(灯火類用)で
    コントロール用の配線は一本。
    かごに入ってる紐はロールべーラー作業時に出たモノでしょう。結束ミスなどの紐をそこに回収しているモノと思われます。
    プチ工夫!回転部分に巻き込まれないようにと言うモノでしょうけど。旋回時に弛まないようにする工夫ですね^^

  3. みみずくさん おはようございます

    実は僕もタイラップ派です
    こっちのほうが言いやすいですしね

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