ウルトラアイで変身! kubota L2201DT「撮りトラ」

30歳を過ぎたクボタLシリーズも、1000番台と3000番台でよく見ると顔が違う・・・そんな話でした。

以前にも送っていただきましたが、2000番台である、クボタL2201DTの正面の写真を愛読者さんが「撮り虎」して送ってくださいました。ありがとうございます!

クボタトラクター kubota L2201DT
クボタL2201DTです。比較用に顔写真を送っていただきました。レンズが片方とれちゃってるのでしょうか? 裏山があっていいですね! 

メガネで変身って感じです

クボタトラクター kubota L2201DT
どちらもスペシャルです。眉間がシルバーなだけでまったく同じ顔です。
メガネをかけかえれば変身!
メガネをかけかえれば変身!

クボタL2201DTスペシャル

クボタトラクター kubota L2201DT
クボタL2201DTスペシャル どこかスペシャルなのか、持ち主もわからないそうなので、僕にわかろうはずもありません。
クボタトラクター kubota L2201DT
L2201DTのマフラー部分。前出のL3001DTのマフラー上部がなくなっていましたが、こんな構造になってたんですね。

愛読者さんによれば、

L3001DTの排気管も上半分が折れちゃってますね。
どうやら、このシリーズの排気管は折れやすい構造らしく、うちのヤツも折れたのでリベットで修理しました(笑)

だそうです。 きっとマフラーエンドが長い割には、それを支えるこの接続部分が短いのでしょう。

クボタトラクター kubota L2201DT
L2201DTのマフラー出口を下から見た写真だそうです。小さな穴があいてます。

愛読者さんによれば、

排気管つながりで、排気管の根元を下からアオリで撮ってみました。水抜きの穴が開いているので、空き缶やコンビニ袋を被せなくても、水は溜まらないことになっています。
が・・・、写真を撮るついでにつついてみたら、煤や錆で塞がりかけていました(笑)

「心配だなあ」というものには対策が必ずあるという、例ですね。大きく開けると音が漏れちゃうし、小さいとすぐに塞がって水が溜まっちゃうし・・・難しいところです。

クボタトラクター kubota L2201DT
L2201DT ついにアップで見る事ができました。これが副変速レバーなんですね! そしてその下にある黒いノブが前輪の駆動レバーだそうなんですが、このクボタL2201DTはパートタイム四駆だったんですねえ・・・

ボディの説明書きを見ているだけで何とか運転できそうだ・・・と思ったL1501の時、どこにあるかがわからなかった副変速レバーがアップ写真で登場です。

クボタトラクター kubota L2201DT
L2201DTのエンジンカバーを開けたところだそうです。

愛読者さんによれば、

エンジンカバーを開けたところです。「何か足りない」って気がしませんか?実は、この機種には冷却水のリザーバータンクがありません。

「ヘンなものが付いている」というのは僕にもわかりますが、「あるべきものがない」ということに気がつくのは相当なエキスパート。僕が気がつくはずがありません。

でも、写真を見ると、バッテリー、エアクリーナー、縦置きにエンジン、そして燃料タンク?・・・と、思ったよりきちきちにラダーフレームの上に乗っている感じです。

それに左右の幅ギリギリにボディもまとめられています。シンプルですけど突き詰めた感じに好感が持てます。外側を見ているだけでは気がつかないことがたくさんあるのだなあ・・・と思います

クボタトラクター kubota L2201DT
警笛が鳴ったらすぐにエンジンを止め、エンジンが冷えてから冷却水を補給してください。と書いてあります。

愛読者さんは

冷却水の減少は警笛で知らせてくれることになっていますが、うちのヤツは鳴ったこと
がありません。(壊れてるのかなぁ?)

と言ってます。リザーバーはなく、警告灯もない。そのかわり警笛で知らせる・・・ホーンにもう一つ役割を担わせているんですね! それに警告灯は見過ごしても、警笛には絶対気がつきます! すごくリーズナブルです。

今のものだったら、「水温が上昇して警告灯が点灯したら、車を停めアイドリングさせて水温が下がるまで待つこと」みたいな感じで、冷めてから水を足せ・・・とは言わないでしょうね。

クボタトラクター kubota L2201DT
何回も水を足すと不凍液が薄くなっちゃうので、「冬は凍るから水を抜いとけ!」って 警告文も貼ってあるそうです

吹いたらエンジンを停めろ。冬は凍るから水は抜いとけ。レーシングマシンみたいな男らしい機体です。今の機械は実作業以外のこういうメンテナンスまで、使うヒトの手間を減らしてくれるよう考えられてるんですね。

今の機械を使って生み出された時間、大切に使わないとダメですね。僕はついつい、くだらないことに使ってしまっています。

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“ウルトラアイで変身! kubota L2201DT「撮りトラ」” への16件の返信

  1. 愛読者さん おはようございます

    「屋敷墓」というのですね

    いくつかの市で許可可能なニオイのする記述が見られますから、その地域では個人墓地が一般的なのでしょう。

    なかなか興味深く読みました

    こういうお墓が一般的な地域もあると知って驚いています
    知らないことだらけですね

    考えてみると、農業も工業もひとつにまとめて効率化を図るという動きは
    お墓の世界、死後の世界にも及んでいたというわけですね

    ありとあらゆることが自分と切り離され、一般的になってしまってあたりまえになると
    「自分の仕事」や「自分のまわり」に集中できるというメリットもありますが
    死後の世界、農業、もちろん工業にいたるまで関心が向くことが少なくなると思います

    「人のことに関心が薄くなっている」なんてことをよく聞きますが
    世の中の作りからそうなっていたんですねえ・・・

  2. >家の庭先に「マイ墓地」という感じでひとつだけある
    「屋敷墓」も個人墓地の一種ですね。関東だと旧家限定かも?
    「屋敷神」といって、お墓じゃなくて神様の場合もあると思います。

    Webページを「墓地 許可」などで検索すると、あちこちの県や市町村ページがヒットしますが、全国的に個人墓地には全く触れていなかったり、「新規許可は原則不可」とされている中、いくつかの市で許可可能なニオイのする記述が見られますから、その地域では個人墓地が一般的なのでしょう。

    岡山市(個人への許可条件を掲示)
    http://www.city.okayama.jp/shimin/seikatsu/seikatsu_00001.html
    安芸市(「個人墓地申請のための必要書類」を掲示)
    http://www.city.aki.kochi.jp/life/dtl.php?hdnKey=202
    沖縄県(「個人墓地の申請手順」を掲示)
    http://www.pref.okinawa.jp/site/fukushi/hoken-chubu/eisei/kankyoeisei/23bochi/bochi.html

    私は近隣に共同墓地や霊園の無い地域で育ったので、子供の頃「夜は墓場で運動会」のイメージがピンと来ていませんでした(笑)

  3. 愛読者さん おはようございます

    集団墓地は都市部では寺社に併設、郊外や農村部では集落を見渡せる傾斜地などに設けられているのではないでしょうか。

    そんな感じです

    このあたりではありませんが、家の庭先に「マイ墓地」という感じでひとつだけあるのも見たことがあります
    「墓参りが便利だなあ」と思いましたが、よく考えたら絶対に引っ越せないですね

    これが個人墓地なんでしょうか

  4. Mさん おはようございます

    停電は1分ほどの瞬断でした

    それにしても大場小でキノコ採り・・・うーーん・・・今では考えられないです

    里山の保全活動! いいですね
    木を切って薪にしましょう

    その前に田んぼに魚道を1個作ってみたいですね!

  5. >日当りが良くて見通しの良い場所にお墓

    集団墓地は都市部では寺社に併設、郊外や農村部では集落を見渡せる傾斜地などに設けられているのではないでしょうか。

    地方によって違うかも知れません。

    我が集落では集落外れの裏山沿いに各家の墓地が点在していますが、いずれも耕作不適地で、家を建てるにもイマイチな場所ばかりなので、農地>住居>お墓 の順で好適地が選ばれていたようです。

    注:各家の墓地が点在・・・岡山では県南の平野部や市街地以外では個人墓地が主流なので、墓地の風景が他所と若干異なると思います。

  6. noraさんおはようございます。
     大場地区でも停電があったことを、今朝排水機場にポンプを起動しに行ったとき、電源が落ちていたので知りました。
     山の話、まったく愛読者さんの言うとおりですね。
    当地区では、冬の間は農閑期となるため、一年分の燃料を確保するため山仕事をするのが普通でした。それがいつのころからか石油製品に押され、山で採れる燃料などには目もくれなくなってしまったんでしょうね。

     また、大場小学校の裏山などは、今は山砂利採取のためすっかり無くなってしまいましたが、私が小学校のころは秋になると午後の授業は休みにして、4年生以上が裏山に行きキノコ採りをし、次の日の給食にはキノコ汁が出たものでした。
     今、実施している農地・水・環境保全活動をもっと拡大し、里山の保全活動なども考えなくてはならないのではないかと思います。

  7. 愛読者さん おはようございます

    水の便が良くて日照の良い場所が田畑で、陽当たりの良くない傾斜地に家が建っています。
    生産性の良い場所が農地で、生産性の悪い場所が宅地になっていると言っても良いでしょう。

    そんなことは思いもよりませんでした
    まったく逆で、住みやすいところに家を建てているのかと・・・
    この大場でもそうなのでしょうか?

    日当りが良くて見通しの良い場所にお墓が建っているのを田舎でよく見るので
    お墓が一番いい場所で、次に人の住む場所かと思っていました

    確かに山は荒れていますね
    大きな声では言えませんが、山を単車でちょこっと走ったりするのが好きなので
    (走るというよりは押したり引いたりが多いです)
    手入れのしていない山が多くなっているのはわかります
    道があったとしても、倒木だらけでもうすんなりとは通れない状態になっている感じです

    ただ、それが耕作放棄地問題と直結しているとは思いませんでした
    確かに昔、山は多少なりともお金を生んでいて
    燃料や山菜、キノコなどがとれ、そういった意味では畑と同じです
    同じように山の動物たちもその里山の恩恵にあずかっていたのでしょう

    そう考えるとこのままでは済まなくて、もっと悪くなりそうな感じがします
    困ったものですねえ・・・燃料としては放っといても増える低速増殖燃料棒がいっぱい生えてるんですけど・・・

  8. Mさん おはようございます

    今日も真っ白ですね!
    薪を取りにいくだけで遭難しそうでした(ウソです)
    茨城でも停電があったそうで、自身の時もそう思いましたが、明かりはともかくこんな状態で暖房できないと「死ぬな」って思いました。
    電気のいらない石油ストーブと薪ストーブがあれば少しは安心です。

    実は、実動車はもう一台町内会長宅にあったのですが去年の暮れに古物屋の運搬車に乗せられているところを見てしまいました。ほしかったのになあー、残念でした。

    あ!もしかしたら僕も見たかもしれません。
    お寺の近くを走って行くのを見て、「あー多分外国に行っちゃうな」って思ったのを覚えています
    ダメ元で前々から言っておけばよかったですね

  9. この時代の国産トラクターが次第に少なくなっていく中で、未だに多数実働しているシリーズなんでしょうね。
    あまり大切にしてあげてはいないのですが、まだまだ頑張ってもらおうと思います。
     
     

    山の話がありましたが、我が集落は表が山なら裏も山。
    水の便が良くて日照の良い場所が田畑で、陽当たりの良くない傾斜地に家が建っています。
    生産性の良い場所が農地で、生産性の悪い場所が宅地になっていると言っても良いでしょう。

    表の山は急斜面なのですが、麓近くはかつて採草地でした。
    近隣の集落がそれぞれに保有している区画があって、刈草は牛の餌や堆肥にしていたようです。
    私が小さな頃はまだ草を刈っていた名残りがあり、登って遊んでいましたが、いつしか草を刈らなくなって葛や灌木が侵入し、今では登るどころか、麓にあった道にさえ進入できません。

    裏の山はかつて薪山で、私が小さい頃は炭焼窯の跡があちこちにありましたが、今は燃料に薪や炭を使わないので、比較的麓に近い場所は造林された針葉樹林、山奥の急傾斜地は雑木の山になっています。

    昔は炭を焼く際に松を残して伐採していたらしく、尾根近くは赤松が多く、平成の初め頃まではたくさんの松茸が採れていましたが、今では松が雑木に駆逐されて、松茸もほとんど採れません。

    noraさんが「裏山のある所に住みたいなあ」とイメージしていた裏山は、昭和40~50年くらいまではどこにでもあって、今では少なくなった里山なんでしょうね。

    遠目に見ると、単なる「山」なので、耕作放棄地問題ほど問題が表面化しませんが、山は農地以上に荒廃が進んでいて、農地よりも更に生産性が低いため、頑張って手を入れる元気も湧かなくて、荒れるに任せています。

    ちょっと重いコメントになってしまいました。

  10.  noraさんおはようございます
     今日は朝から真っ白ですね。

     実は、実動車はもう一台町内会長宅にあったのですが去年の暮れに古物屋の運搬車に乗せられているところを見てしまいました。ほしかったのになあー、残念でした。

  11. Blue_Buffaloさん おはようございます

    そちらも雪でしょうね

    3000番台に乗っていたのですか!
    トラクターは車のように何点かステーをとって支えられないのが苦しいです
    もちろんユーザーの方々には機械ズキ工夫好きの人たちが多かったでしょうから
    そんなにクレームも付けなかったでしょうし
    おおらかにやっていたのだと想像します

  12. 愛読者さん おはようございます

    山を背負っているのではなく抱えているんですね!

    ここに引っ越してくる前は「裏山のある所に住みたいなあ」と探していたんです
    (バイクで走り回ってやろうというよこしまな心でですが)
    しかし、どういうわけか大場に落ち着いてしまいました
    草刈でこんなに大変なんですから
    きっと裏山があったらその手入れが大変でどうにもならなくなっていたと思います

    というのは、馬耕が主流だった関東と違い、クボタの本拠である関西では牛耕が主流だったので、関西の畜舎は軒が低い・・・農耕牛をトラクターに換えたら、牛が居た場所にトラクターを格納したいと考えるのが人情・・・という訳で、クボタの設計者さんは「排気管が軒に接触して倉庫(元は牛舎)に入らない!」という事態が頻発することを想定し、あらかじめ対策を講じていたのだと思われます。

    そうでなければ、こんなに簡単な接続方法では設計しないと思うんです。

    今でもトラクターのROPSは左右のピンを引っ張れば簡単に倒せるよう設計されており、実際に倒して格納しているヒトも多いですから。

    すごく説得力があります

    駐車場に入れるよう、車高を簡単に低くできる・・・大事なことですものね
    僕もROPSを倒しているのを見たことがあります
    倒せなかったら入らないわけですから、小さなことかもしれないですが、そこは大きいですよね

  13. Mさん おはようございます 雪ですね

    今でも2台?

    1台はお向かいのハウスで動いてますね
    もう一台は・・・年長者のMさんのところかなあ

    ラジエターのキャップを開けて冷却水の点検

    確かに、リザーバーで確認というのは心情的にわかりにくいですもんね!

  14. 小生が乗っていたL3501(だとおもう)もマフラー折れました。路上走行していたら、ボディの動きと関係なく、マフラーが、ゆっくり、ふらふらし始めました。
     サイレンサー下からだったので、そこらにあったてきとーなサイレンサーを付けて使っていました。

     その頃のトラクターはじめ、リザーブタンクのないエンジン結構ありました。

  15. Mさん
    >今でも2台は実働

    機械制御の基本機能しか無いので、便利な電子制御機を導入してしまうと不便に感じますが、名機だと思います。
    頑丈で壊れないし、場所にもよるのでしょうが、いまだに修理用部品が供給されて修理できたりします。
    うちのヤツも、動ける限りは動いてもらおうと思います。

    noraさん
    >裏山があっていいですね!

    谷底ですので、写真背景の山は裏山ではなく「表」の山。写真の反対側に何軒かの家が階段状に連なっていて、その後背が「裏山」です(笑)

    >きっとマフラーエンドが長い割には、それを支えるこの接続部分が短いのでしょう。

    数センチ重ねて1箇所で締めつけてあるだけなので、振動が集中しちゃうんですね。

    うちのヤツは上部管の根もとを切り開いて大きく重ね合わせ、本来の固定箇所に加えて、重ね合わせた下部をリベットで留めちゃいました。

    前出のL1501 SPECIAL君も同じところで折れていますね。
    https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2014/01/kubota-L1501-14.jpg

    ・・・ですが、これは設計不良で折れたのではなく、わざわざ「スパナ1本で簡単に取り外せる排気管」として設計されていた箇所が「取れた」のかも知れません。

    というのは、馬耕が主流だった関東と違い、クボタの本拠である関西では牛耕が主流だったので、関西の畜舎は軒が低い・・・農耕牛をトラクターに換えたら、牛が居た場所にトラクターを格納したいと考えるのが人情・・・という訳で、クボタの設計者さんは「排気管が軒に接触して倉庫(元は牛舎)に入らない!」という事態が頻発することを想定し、あらかじめ対策を講じていたのだと思われます。

    そうでなければ、こんなに簡単な接続方法では設計しないと思うんです。

    今でもトラクターのROPSは左右のピンを引っ張れば簡単に倒せるよう設計されており、実際に倒して格納しているヒトも多いですから。

  16.  L2201DT、懐かしいですね当地区でも3,4台あったと思います。今でも2台は実働しています。

     冷却水、そのとおりりでしたね冬場には水を抜いておき使うときは水を入れて使う終わればまた水を抜く、リザーバータンクは、いつごろついたのか、タンクがついていても最初のころは、ラジエターのキャップを開けて冷却水の点検をしていたのを思い出します。

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