「撮り虎」KUBOTA L2201DT

ここのところ仕事が忙しくてずっと外に出ていないので、トラクターを撮影する「撮り虎」シーリーズが続いています。

今日はいつも地方色豊かな(ネットが発達して、移動手段が高速化しても、地域の特色は消えてなくなるわけじゃないですものね)コメントを寄せていただいている愛読者さんの「撮り虎」を紹介します。以下お便りの引用です。

クボタ L2201DT

クボタ L2201DT

「水戸市大場町・島地区農地・水・環境保全会便り」、いつも楽しく拝見させていただいています。

先日は、私のお国自慢(?)を記事にしていただき、ありがとうございました。

さて、本日は私の愛車「KUBOTA L2201DT」を「撮り虎キャンペーン」に応募させていただきます。

私は中山間地の小規模兼業農家ですから、作付面積は170aほどありますが、一番大きな田で30a。一番小さな田は驚愕の1a以下。JDやMFなど遠い世界のお話で、分相応に国産小型車を愛用しています。

「スレートハウスで見つけたクボタL2000DT」と同じシリーズですね。

少し脱線

話は少し飛んじゃいますがこのスレートハウス、東京駅が新装オープンしてその屋根にスレートが使われたというせいなのだと思いますが、一日に300アクセスぐらいあってビックリしています。

気仙沼で天然石のスレートなのは間違いないのでわざわざ雄勝(近いですから)以外のところからもってくることもなかろう・・・ということでそう書いたわけですが確かめたわけではありません。もし間違ってたら怖いですねえ。

間違ってたことがもうひとつ

L2000DT

すっかり消えちゃってますけど、かろうじてDoble Tractorの文字が見えます。DTはこれの略なのでしょう。

ここにこんなコメントをしていましたが、正しくは前輪と後輪どちらもトラクションすると言うDoble traction(そういう言葉があるのかは知りませんが)でした。ネット上にはこのように間違った事がたくさん散らばっていますよ!間違えたら訂正しますので愛をもって見守ってください・・・お願いします!

それから面積の話もなかなかおもしろいです。実際に農業をやっている方は「面積」がもうなにか体の一部のように身に付いていて、「一番小さな田は驚愕の1a以下」と言うと、見ていなくても多分本当に驚愕するのだと思いますが、普段土地や面積にあまり向き合っていない僕などは見ないとわからない感じです。

きっと自分の中の単位換算表に自分の一番小さな田んぼもしくは頭に浮かべやすい田んぼが入っていて、それが基準単位となって 1ha=105「自分の一番小さな田んぼ」みたいな計算を頭の中でするのかな?なんて想像します。

作物と作業と面積が結びついて体に染み込んでいく農業者の面積知覚メカニズム・・・

再びお便りの引用に戻る

クボタL2201DT

クボタL2201DT

この「L××01シリーズ」は「ブルトラ」に続くベストセラー機で、電子制御の無い世代ですから、質実剛健。油と水を欠かさなければなかなか壊れません。

また、製品寿命が長く出荷台数も多かったようで、昨春、冷却水の循環ポンプがイカレた際もクボタからの部品供給があって、無事復活しました。

我が家のトラクタは現在2台態勢で、壱号機がこのクボタL2201DT、弐号機は昨年増車した三菱GJ24です。

現代っ子の三菱GJ24を使うと電子制御任せで楽にキレイな仕事が出来ますが、中年親父のクボタL2201DTは重いエンジンを長いフロントに載せている分、馬力以上に踏ん張りが効き、使い手に技能を要求するので、一緒に仕事をしていて楽しいです。

応募写真で装着している作業機は、有機質肥料散布用の「コンポキャスタ」と堆肥散布用の「マニアスプレッダ」で、いずれもタカキタ(三重県)製。井関農機の青いフロントウェイトがチャームポイントでしたが、このウェイトは弐号機の三菱GJ24と共用するため、先頃、三菱の赤に塗り直してしまいました(笑)

顔がある

すっごくこのオレンジと青のウエイトの色の取り合わせがいい感じだったのに残念!!

このクボタL2201DTには顔がありますね!型番まではわからないのですが、近所でもクルマで走っているとこの顔をたまに見かけます。わりと引っ込み思案なほうなので「写真を撮らせてください」とまでは行かないですけど・・・

DT2201には顔がある

DT2201には顔がある

好きな機械を実際に使っている人の話は、どこからがその人の話でどこまでが機械の話か溶け合っていてわからない感じがおもしろいです。

それは使い手に技能を要求するということから来ているのでしょうかねえ・・・機械とのコミュニケーションはブラックボックスを通してではなく、出来るだけダイレクトの方がとりやすいってことなのかしら? 機械は便利で簡単だからといって必ずしも好かれないというところがおもしろいです。

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コメント

適当な応募メールをイイ感じの記事にしていただいてありがとうございます。

クルマでもバイクでも同じですが、操作感覚とクルマの反応・挙動が一致するようになるまで一緒に走らないと「愛車」の称号は与えられないですよね(笑)

農機は産業機械ですから、「誰が使っても同じ結果の出せる機械」に進化してきました。

自動制御無しで代掻きする場合、本機の僅かな傾きでもハローの両端では大きな高低差が生じるし、隅や枕地など一度掻いた部分を二度目に走る場所では機体が沈む分だけ作業機も深くなるので、コース取りの工夫や油圧レバーの微調整などで回避しないと底がガタガタの田んぼになって、田植えや、その後の管理にも困るんですが、作業機の水平と深さをトラクタ側で制御してくれるようになって、誰がやっても極端な失敗はありません。

今後は事故を防ぐための自動制御もどんどん発達して、トラクターでもシートベルトを締めないと警報が鳴ったり、左右ブレーキを連結しないと速度リミッタがかかったり、オペレータの降車(転落)を検知して緊急停止したりするようになるんだと思います。

電子制御なんて要らないから安価で丈夫な機械を・・・なんて、ふと思ってしまうのは、私がまだ40歳半ばの若輩者だからであって、20年も先には「うっかりミス」で簡単に命を落とさないような機械を望んでいることでしょう。

農作業安全情報センターの「農業機械事故情報」とか、たまに読んで心に刻んでいます。
http://www.naro.affrc.go.jp/org/brain/anzenweb/index.html

2012年10月4日 12:11 PM | 愛読者

愛読者さん
こんばんは
もともと写真といい本文といい「イイ感じ」ですよ?

クルマでもバイクでも同じですが、操作感覚とクルマの反応・挙動が一致するようになるまで一緒に走らないと「愛車」の称号は与えられないですよね(笑)

おっしゃる通りです。
多分壱号機のその感覚も電子制御から乗り換えるとまた新たな発見があって新鮮なんじゃないでしょうか?

自動制御無しで代掻きする場合、本機の僅かな傾きでもハローの両端では大きな高低差が生じるし、隅や枕地など一度掻いた部分を二度目に走る場所では機体が沈む分だけ作業機も深くなるので、コース取りの工夫や油圧レバーの微調整などで回避しないと底がガタガタの田んぼになって、田植えや、その後の管理にも困る

それにしても「底がガタガタの田んぼになって、田植えや、その後の管理にも困る」とは・・・
底が大事だったんですね・・・全く気がつきませんでした
言われてみれば確かにそうです
ということは、電子制御がないとシロウトにはほとんど無理ですねえ
まずはトラクタ操作からみっちりで練習しないと

みっちり練習は出来るならやりたくないですけど
ただ、人間の先回りをして過剰に機械のほうで制御するようになると
人間の想像力が退化してさらに驚くべき事故が起こるようにならないか心配です。

2012年10月5日 8:11 PM | nora

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