1961年型式認定カバードタイプの三菱CT81「朝1分の農機考古学」

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毎日ネットオークションの写真でサクッと「朝1分の農機考古学」『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は1961年農耕作業用軽自動車型式認定の三菱耕耘機CT81形です。ネットで見つけたのはカタログだけでしたが、資料との合わせ技での収録です。50年代後半から60年代前半にかけてなぜか流行ったカバードタイプでした。

およそ農機を操作しそうもないモデルさんのポーズと手先がイイです!カタログ自体の保存状態も良いので色合いなどもそのままではないでしょうか?
ネットオークションで見つけてきた、三菱耕運機のカタログです。およそ農機を操作しそうもないモデルさんのポーズと手先がイイです!カタログ自体の保存状態も良いので色合いなどもそのままではないでしょうか?
50年代後半から60年代前半にかけてこのようなカバードタイプが流行したのだと僕は感じています。調べてみると、フォードに始まったとされる大量生産の時代(1920年代末〜1930年代)にインダストリアルデザインというものが生まれてから『古臭い』という僕らの感じ方が発生したみたいです。それまで動力の中心だった牛馬はあくまでも牛や馬であり、古臭い馬や牛などいませんでしたもんね!そんな中、インダストリアルデザインは従来の製品を『古臭い』といって後ろに追いやり、大量生産・大量消費の後押しをしてきたってわけです。
50年代後半から60年代前半にかけてこのようなカバードタイプが流行したのだと僕は感じています。

調べてみると、フォードに始まったとされる大量生産の時代(1920年代末〜1930年代)にインダストリアルデザインというものが生まれ、そのデザインによって『古臭い』という僕らの感じ方が発生したみたいです。

それまで動力の中心だった牛馬はあくまでも牛や馬であり、古臭い馬や牛などいませんでしたもんね!そんな中、インダストリアルデザインは従来の製品を『古臭い』といって後ろに追いやり、大量生産・大量消費の後押しをしてきたってわけです。
そんな中、とっても有名になったのがレイモンド・ローウィさん。ストリームライン・モダンデザインの旗手じゃないでしょうか?日本人なら必ず目にしたことのあるたくさんのデザインをしています。
CT81とは少しずれた話が続いています。で、そのストリームラインを代表とするインダストリアルデザインは50年代に日本上陸したそうです。そこから椅子から炊飯器からアイロンまでどーんと波及した・・・もちろん耕運機にも・・・ってわけです。カタログの時代を見てもそんな感じですよね!
CT81とは少しずれた話が続いています。で、そのストリームラインを代表とするインダストリアルデザインは50年代に日本上陸したそうです。

で、そこから椅子から炊飯器からアイロンまでどーんと波及した・・・もちろん耕運機にも・・・ってわけです。カタログの時代を見てもそんな感じですよね!(むき出し旧態然のCT80やCT90も並んでますけど)
「ただカバーや見た目を変えるだけで買い替えてもらえる!」メーカーにとっては美味しい魔法みたいなもんです。話がずれすぎました・・・とにかくそんな実際他に比べて美しいCT81型ですが、手持ちの資料によれば1961年農耕作業用軽自動車型式認定の農258号が型式認定番号でした。
「ただカバーや見た目を変えるだけで買い替えてもらえる!」メーカーにとっては美味しい魔法みたいなもんです。話がずれすぎました・・・

とにかくそんな実際他に比べて美しいCT81型ですが、手持ちの資料によれば1961年農耕作業用軽自動車型式認定の農258号が型式認定番号でした。
シートに記入します。この辺りは現物を見ることはなかなかないです。認定型式は販売名と同じCT81型(カタログにあるようなハイフンはナシ)でした。
シートに記入します。この辺りは現物を見ることはなかなかないです。認定型式は販売名と同じCT81型(カタログにあるようなハイフンはナシ)でした。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

今朝は朝から暗くて寒いです。テンションは上がりにくいですが、無理やりでも上げてまいりましょう。それではまた明日!

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