1960年型式認定クボタ耕耘機KV型「朝1分の農機考古学」

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毎日ネットの写真でサクッと「朝1分の農機考古学」『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝はいつもお世話になっているTさん(いつもありがとうございます!)が、Kさん宅で取材、写真を撮って送ってくれた、クボタ初のワンボディ(ホンダのF150に触発された)耕うん機KV型です。これがなかなかカッコいい!

クボタ耕耘機KV型、大変綺麗です。半開き、鋳物のカバーはさすが久保田鉄工。ここから空気を取り入れるのでしょうか・・・半開きの隙間には異物混入防止のアミアミがついています。こういう考え方はなかったなぁ・・・面白いです。この角度からだとエンジンの置き方と直結だということがよくわかります。
クボタ耕耘機KV型、大変綺麗です。半開き、鋳物のカバーはさすが久保田鉄工。ここから空気を取り入れるのでしょうか・・・半開きの隙間には異物混入防止のアミアミがついています。こういう考え方はなかったなぁ・・・面白いです。この角度からだとエンジンの置き方と直結だということがよくわかります。
すごく気になったのはライトの上についているマカーのようなもの。時代間の合わない近代的なものがついてるなー・・・と思ったら、これ、マグネット式のLEDライトですかね?なんかこのまま使えそう。
すごく気になったのはライトの上についているマカーのようなもの。時代間の合わない近代的なものがついてるなー・・・と思ったら、これ、マグネット式のLEDライトですかね?なんかこのまま使えそう。オリジナルのヘッドライトより明るかったりして・・・
エンジンはOHVなんですね!!これがそうなのかはわかりませんけど、手持ちの資料ではエンジンの型式はLU210となっています。
エンジンはOHVなんですね!!これがそうなのかはわかりませんけど、手持ちの資料ではエンジンの型式はLU210となっています。
ハンドルの付け根、プッシュボタンが見えますけど、これがセルボタンなのですかね?1960年代のクボタの機械のレバーはなぜかクリスタル状透明の色付きハンドルが付いてます。
ハンドルの付け根、プッシュボタンが見えますけど、これがセルボタンなのですかね?1960年代のクボタの機械のレバーはなぜかクリスタル状透明の色付きハンドルが付いてます。
検査合格証票は1960年。牽引型ということになってます。
検査合格証票は1960年。牽引型ということになってます。カバーの付け根についているのですね。
オリジナル、真鍮エッチングの超高耐久性金属ステッカー、銘板です。軽自動車運輸省型式認定番号農203号クボタKV型とあります。
オリジナル、真鍮エッチングの超高耐久性金属ステッカー、銘板です。

軽自動車
運輸省型式認定番号 農203号
クボタ KV型

とあります。軽自動車登録は古参の証。しかも、その古参に付いていたり付いていなかったりする、この金属ステッカーが付いているのはとても貴重です。結構ないがしろにされていて、とんでもないところについていたりして見落としも多いですけど。
資料ベースでは確認できていても、証拠写真がなかったため、シートの写真を入れ替えます。資料と実物のクロスチェック、大事です。
資料ベースでは確認できていても、証拠写真がなかったため、シートの写真を入れ替えます。資料と実物のクロスチェック、大事です。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

過去のKV型記事

1960年という、大昔の機械ですがこうやって現物の、しかも型式認定番号の写真が揃ってきたのは奇跡のようなものです。これは、売れて、丈夫で、愛されて機械が残り、プラス、見つけて写真を撮ってくれた人がいないと成り立ちません。

逆に見つからない機械は上にあげた条件が弱い機械ということになります。比較的売れなかった、比較的壊れやすかった、比較的愛されなかった・・・

う〜ん・・・みんな見つかってくれー!

というわけで、今日はここまで。また明日!

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“1960年型式認定クボタ耕耘機KV型「朝1分の農機考古学」” への2件の返信

  1. 大地のめぐみさん おはようございます
    実際に使っていた方のコメント、とても嬉しいです
    読むと写真のKVが頭の中で動き出すような気がしますね
    道路の凸凹で抜けるトップギアにスプリングをかける姿、目に浮かぶようで・・・
    実際には抜けたところで危険なことになはらないのでしょうけど
    気持ちよくスピードを出したき気持ちは良くわかります
    のちに小型特殊自動車niに振り分けられてしまいましたが
    元々は軽自動車認定ですから、スピードは出たのでしょうね

  2. また、また懐かしく綺麗な写真をあげていただきありがとうございます。ご指摘のようにプッシュボタンがセルスターターのボタンです。
    私は、千葉県在住ですので、冬の寒い日にもチョークを引くことなく始動することができました。また、スターターボタンの横が変速切り替えで、H型から右に出ている切れ目?がトップギアの位置ですが、スピードを上げて道路がデコボコですと抜けることがあり、我が家では、スプリングを加工して固定していました。機体左側にギアがあり、速度を変えることができ、小型特殊自動車の制限速度を上回るスピードを出すことができました。(笑)

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