1972年型式認定クボタL260D「朝1分の農機考古学」

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毎日サクッとネットオークションの写真で「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は手持ちの資料で1972年運輸省型式認定だと判明したクボタのL3桁、L260Dです。ちょっと前に1973年認定のL260D-16(16速だから-16ではないかというとりあえずの想像)をやりましたけど、先立つこと1年の1972年型式認定でした。

ネットオークションで見つけてきたクボタのL260Dです。先日のL260D-16との外見上の違いは金属製浮き出し文字と思われるゴージャスなお名前パネルです。
ネットオークションで見つけてきたクボタのL260Dです。先日のL260D-16との外見上の違いは金属製浮き出し文字と思われるゴージャスなお名前パネルです。
クボタL240(初めはL24Dと書いてあるのかと思っちゃいました)農研機構のデータベースにもなく年式は定かではありません。燃料ポンプから2気筒であることはわかります。型式で「24馬力なのかな?」という想像はできそうです。
こちらはクボタL240ですが、サイドのお名前パネルに注目です。上の写真ではわかりにくかったゴージャスさがこの写真では良くわかると思いません?ただ、このタイプのお名前パネルは、すぐに安っぽいステッカーになってしまったみたいでそんなに多くはありません。
ネットオークションで見つけたクボタL260D-16です。見慣れた・・・というほどではないにせよ、想像の働く範囲の形、クボタのL3桁です。L260-16とボディサイドに書かれているわけではありませんが、運輸省型式がL260-16なんです。
こちらはネットオークションで見つけたクボタL260D-16です。サイドのお名前、ステッカーなのがわかるでしょうか?1972年にL260Dが登録されてその翌年、このL260D-16が新たに登録されたというわけです。ただのL260Dは生産をやめてしまったのか、それとも併売なのかは現時点ではわかりません。
銘板にもL260Dと書かれています。エンジンは2気筒のZ1300-D型、1272ccで26馬力/2700rpmだったみたいです。
銘板にもL260Dと書かれています。エンジンは2気筒のZ1300-D型、1272ccで26馬力/2700rpmだったみたいです。
考えてみる・・・というより、根拠があるわけではないので想像してみる・・・の間違いでした。このように銘板にもL260D-16と書かれています。
こちらはL260D-16の銘板です。このように銘板にもL260D-16と書かれています。搭載エンジンは同じく2気筒のZ1300-D型ディーゼル、1272ccで26馬力/2700rpmでした。
L260Dよりはミッションが複雑そうに見えるL260D-16。以前の記事はこちらです。
僕はトラクターを運転するわけではないので、この写真から何かわかるとしたら、変速で見えている分は8速なんだろうなぁ・・・ということくらいです。
僕はトラクターを運転するわけではないので、この写真から何かわかるとしたら、変速で見えている分は8速なんだろうなぁ・・・ということくらいです。
判明したL260Dの番号は小型特殊自動車運輸省型式認定番号農764号クボタL260D型でした。1972年のことです。
判明したL260Dの番号は

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農764号
クボタ L260D型

でした。1972年のことです。759〜768まで、きっと全部クボタなのでしょう。1960年代の五月雨式ではなく、70年代は農機が売れるようになって多種生産するので、もうまとめてドーンと申請していることが伺えます。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

柵板交換が終わったというので見に行かねば・・・毎年のことですが、年度末はやることが多すぎです。今朝はここまで・・・また明日!

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