もう少しで国産初!1960年軽自動車型式認定シバウラS-17「朝1分の農機考古学」

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毎日サクッとネットの写真で「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は手持ちの資料から1960年農耕作業用軽自動車型式認定のシバウラS-17です。S-17は国産初乗用トラクターとされるクボタT15とタッチの差でその栄光を逃したトラクターでした。まあ、この辺りは「言ったもん勝ち」の部分がありそうです。

以前土の館で見たシバウラS-17です。以前見たシバウラのWEBサイトには「カーデザイナーによるデザイン」と書かれていたのですが、詳細は不明ながら、確かにのちのシバウラS2桁シリーズとは一線を画した、当時の他のトラクターとは全く違うデザインになっています。
以前土の館で見たシバウラS-17です。以前見たシバウラのWEBサイトには「カーデザイナーによるデザイン」と書かれていて、詳細は不明ながら、確かにのちのシバウラS2桁シリーズとは一線を画した、当時の他のトラクターとは全く違うデザインになっています。欧米のトラクターを模した丸っこいデザインになりがちな当時のトラクター・・・それに比べ四角く独特な形です。
見たというサイト、これですね。沿革では昭和34年(1959年)なっていますが、僕のお話はあくまでも運輸省型式認定の序列なので矛盾はありません。開発/完成したのち型式申請をし、認定→告示という流れの中で、申請遅れなどのために番号が前後する可能性だってあります。それにしても「カーデザイナーによるデザイン」どんなデザイナーがどのような経緯でデザインしたのか、詳しいことを知りたいです。誰かご存知ないですか?
見たというサイト、これですね。沿革では昭和34年(1959年)なっていますが、僕のお話はあくまでも運輸省型式認定の序列なので矛盾はありません。開発/完成したのち型式申請をし、認定→告示という流れの中で、申請遅れなどのために番号が前後する可能性だってあります。それにしても「カーデザイナーによるデザイン」どんなデザイナーがどのような経緯でデザインしたのか、詳しいことを知りたいです。誰かご存知ないですか?
機種名:シバウラトラクタ 形式・仕様:S-17型 17馬力 製造社・国:石川島芝浦機械株式会社 日本 導入年度:1960(昭和35)年 使用経過:国産トラクタは各社で発売を開始する。プラウやロータリ作業の普及が始まる。玉置は中古で入手するが、以前の経過は不明。
当時は高価だったでしょうから、装備というかしつらえもゴージャス。鋳物のプレートなど「所有するヨロコビ」を与えてくれますよね!
詳しい写真などはこちらでご覧ください。以前見たときの記事です。
一方、こちらは同級生でもある国産初の「本格的」乗用トラクターと称しているクボタT15です。確か1959年完成で1960年型式認定・・・シバウラS-17と全く同じです。もしかしたら「カーデザイナーによるデザイン」をしていなかったらS-17がその称号を得ていたかもしれません。カーデザイナーというくらいなので外部の人間でしょうから、製造部門とデザインのやりとりに余計時間ががかかったはずです。

S-17の認定番号は農225号

あ!忘れていました。シバウラS-17の認定番号は

農耕作業用軽自動車
運輸省型式認定番号 農225号
シバウラ S-17型

でした。

シートに記入します。上の方に農175号のT15が見えます。その上、農165号にチェリーCT型(一応乗用タイプのトラクターですが、「本格的乗用トラクター」とは各社認めていないのでしょう)が存在しています。全員同級生。同じ年の型式認定です。ちなみにシバウラS-17は1100ccの三菱KE35型エンジンを搭載していることになっています。このKE35調べてみたのですがどんなエンジンかよくわかりませんでした。三菱にはKE42という4気筒のガソリンエンジンがありますが、方式からするともしかしたら3気筒のガソリンエンジンかもしれません。
シートに記入します。上の方に農175号のT15が見えます。その上、農165号にチェリーCT型(一応乗用タイプのトラクターですが、「本格的乗用トラクター」とは各社認めていないのでしょう)が存在しています。全員同級生。同じ年の型式認定です。

ちなみにシバウラS-17は1100ccの三菱KE35型エンジンを搭載していることになっています。このKE35、調べてみたのですがどんなエンジンかよくわかりませんでした。三菱にはKE42という4気筒のガソリンエンジンがありますが、型式からするともしかしたら3気筒のガソリンエンジンかもしれません。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

今朝はまあまあ早起きでしました。お日さまも顔を出していい気分です。何とか忙しい今週を乗り切って来週に向かいたい・・・今日はここまでです。それではまた明日!

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