チェリーCT農165号、クボタT15農175号「朝1分の農機考古学」

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毎日サクッとネットオークションの写真で「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は昨日の関連で、1960年農耕用小型自動車型式認定、国産初の畑作用乗用トラクター・クボタ T15です。よく見たら、国産初ではなく、国内初と書いてありました。国内初???

昨日少しだけ話に出てきた国産初(←X ◎=国内初)の畑作用乗用トラクターT15です。手持ちの資料で、農耕作業用軽自動車型式認定番号が農175号と判明しました。
昨日少しだけ話に出てきた国産初(←X ◎=国内初)の畑作用乗用トラクターT15です。手持ちの資料で、農耕作業用軽自動車型式認定番号が農175号と判明しました。
ネットをさまよっていたらこんなモノを見つけました。クボタの企業紙でしょうか?(http://giweb.kubota.co.jp/back_number/tractor/tractor_01/index.html)国産初のクボタ畑作用トラクターは赤いボディーのT15というマシンでした。なんか速そう! スガノ農機の博物館にいらっしゃるようです。
ネットをさまよっていたらこんなモノを見つけました。クボタの企業紙でしょうか?(http://giweb.kubota.co.jp/back_number/tractor/tractor_01/index.html)ずっと国産初だと読み間違えていましたが、よくよく見ると国内初の畑作用乗用トラクタT15と書いてあります。

ネットで検索してみると「国内初」は・・・これまで外国で見られたが、国内では初めて確認された・・・という事例が多いです。ちなみに「国産初」は「日本初」のなかでメーカーが初めて作った製品などに冠せられています。

土の館で見たチェリートラクタCT101です。製造メーカーはビクターオートです。
土の館で見たチェリートラクタCT101。製造メーカーはビクターオートです。そして農耕用小型自動車型式認定番号は農165号。少なくともこの番号は農175号のT15より10番若いです。
しかし、「自称国産初」だと思いきや、「国内初」しかも、畑作用乗用トラクターというサブタイトルもついているので、そもそも土俵が違ったということになります。なーんだ。
しかし、「自称国産初」だと思いきや、「国内初」しかも、畑作用乗用トラクターというサブタイトルもついているので、そもそも土俵が違ったということになります。なーんだ。僕が勝手に国産勝負していると思い込んでいただけでした。どこのメーカーも外国のメーカーの製品と自社の製品で頭がいっぱい。国内他社の動向なんて気にする余裕もなかったかもしれません。

もちろん、「国産初の畑作用乗用トラクター」と言ってもどこからも文句の出ない完成度だと僕は思いますが、あくまでも国内初の畑作用乗用トラクター」だそうです。お間違いなく!(間違ってるのは僕だけだったかもしれませんけど)

というわけでシートに記入します。チェリートラクターは、あちこちのキャプションによると50年代のものである可能性があります。そうなれば「日本人の手による、国内初の乗用トラクター」というコピーがつけられそうです。チェリーもT15もどちらも記憶に残る画期的なトラクターということですね!
というわけでシートに記入します。チェリートラクターは、あちこちのキャプションによると50年代のものである可能性があります。そうなれば「日本人の手による、国内初の乗用トラクター」というコピーがつけられそうです。チェリーもT15もどちらも記憶に残る画期的なトラクターということですね!

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

最後にT15の過去記事を張っておしまいにします。それではまた明日!

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