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毎日サクッとネットオークションの写真で「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝はFacebookの方でSSKさんから教えてもらった、1959年発売で多分1961年運輸省型式認定のクボタ・ホームテーラーKA-31型です。
![ネットオークションに出ていたクボタ・ホームテーラーKA-31型です。金赤の工具箱にホイール。オリーブメタリックのボディやエンジン・・・明らかに当時のミニテーラーの主流であったメリーテイラーを意識したレイアウト・カラーリングです。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2022/09/kubota_hometiller_KA-31-1-504x378.jpg)
クボタ・ホームテーラーKA-31型に戻る
![しかし、今回はクボタのKA-31型です。おそらく前年の1958年に発売されたクボタ・ホームテーラーKA-3C型の改良型なのでしょう。この型番もメリーティラーのMTG-3型を意識したものとなっていますね。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2022/09/kubota_hometiller_KA-31-4-504x378.jpg)
![この写真で僕の興味を引いたのはブルーがかった透明アクリル製のシフトノブ?です。1960年代の乗用耕運機などにも使われているのを見たことがあります。透明アクリルは当時高級品の証だったのではないでしょうか?色をつけるまではともかく、透明にする意味は思いつきません。つまり、「そうしたかったからこうした」としか考えられないのです。だとすれば高価だった農業機械に、より「高いんだゾ」という効果をもたらすためにあえてこうしたと思えてなりません。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2022/09/kubota_hometiller_KA-31-3-504x378.jpg)
1960年代の乗用耕運機などにも使われているのを見たことがあります。色をつけるまではともかく、透明にする意味は思いつきません。「そうしたかったからこうした」としか考えられないのです。だとすれば高価だった農業機械に、より「高いんだゾ」という効果をもたらすために、あえてこうしたとしか思えません。
つまり、透明アクリルは当時、高級品の証だったのではないでしょうか? 今もトラックのアフターパーツで、クリスタルで多面的にカットされたシフトノブを見ることがありますが、その名残なのだと考えることもできそうです。
![ありがたいことにバッチリ運輸省型式認定番号の銘板が写っています。1960年代中頃までは農耕用軽自動車と言っていたので、軽自動車運輸省認定番号農147号クボタKA-31型とあります。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2022/09/kubota_hometiller_KA-31-2-504x378.jpg)
軽自動車
運輸省認定番号 農147号
クボタ KA-31型
とあり、シンプルです。
![シートに記入します。1959年発売、1961年登録と随分時間がかかっていますが、ここにあるホンダのF150も同じような動きだったはず・・・当時のお役所仕事のペースだったのか、それとも申請が遅れたためなのかはよくわかりません。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2022/09/sheet-7-504x284.jpg)
『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました
『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。
(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.
追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!
今朝はここまでです。かなりの手応え、久々の100番台でした。SSKさん、タレコミありがとうございます!!それではまた明日!