北国の備えをしていない北国、水戸は寒波に襲われています。今朝起きたら部屋の温度は8度!あちこち割れて空気を吸いまくる1万3000円のストーブは燃費が悪く、一日で薪をバケツに三杯、灰にして暖をとっています。こんな寒さはここへ来てから経験していないかも。
ウチでバケツに一杯の薪というと、直径30センチ位、長さは45センチ位の丸太に相当します。3杯ですから直径30センチ位の丸太が135センチ。この調子で6ヶ月も燃したら立木が1本10mあるとして24本も消滅してしまいます。
もし、世の中に薪ストーブしかなかったら、あっという間にどこの山もハゲ山になってしまいますね。暖房ナシ、ただただ布団をかぶって寒さに耐える人、オール電化でエアコンの人、太陽光でエアコンをつける人、石油ストーブの人、いろいろあってよかった。エネルギー源の多様化ってヤツですね!
さて、終ったはずのメリーティラーの話ですが、Facebookで面白い画像を見せてもらいました。直接は関係ないかもしれませんが、週末なのでお許しを・・・
その画像です。

ちょっと引用します
メリィ製作所株式会社
メリーティラーMerry Mfg.Co,. P.O.BOX1078,Edmonds,Wash.
Merry Tiller
アメリカでメリーティラーを作っていた会社はワシントン州エドモンドのMerry Manufacturing Companyだったんですね!
なぜか0(ゼロ)からはじまっている項目にエンジンがあります。
0.エンジン
0.0 形式:クリントン800級又はブリッグスストラットン8型 単気筒 空冷
0.1 直径×衝程:クリントン 60.3×47.8 ブリッグス 57.15×50.8mm
0.2 毎分回転数:定格3600 調速無負荷3600(クリントン,ブリッグス)
0.3 排気量:クリントン136cc ブリッグス130cc
0.4 出力:クリントン定格2 1/2馬力 ブリッグス定格2 1/2馬力
エンジン、探してみました。





その違和感はキャブレターにあった。
僕の見慣れているエンジンはキャブの下側はフロート室があって、その下にはドレンボルトがあるっきりです。このキャブレターは何か繋がっている・・・というかエアフィルターが繋がっています。
この映像を見ていると(というよりタイトルにも書いてありますが)UP DRAFTタイプのキャブレターというのがあったんですね!
「そんなの昔から知ってたよ」と言われても、これは僕のお話なんでご勘弁を。単車のエンジンなどで見慣れているのは横向きのやつなんで・・・確かに「ダウンドラフト」というのはちょっと聞いたことがあるような気がしましたが、アップドラフトとは・・・

どんな構造をしているんだろう・・・


ダウンドラフト
↑ウエーバーのダウンドラフトキャブをL20のダットラに付けているそうです。アイドリングの時はトラクターかと思ってしまった。
サイドドラフト

アップドラフト
↑1960’s Updraft Carb 8hp Briggs and Strattonとあります。馬力が大きいので8型ではないですが、同年代、同じ形でアップドラフトタイプのエンジンですね。
ブリッグス&ストラットンエンジン
ブリッグス&ストラットンエンジンは『部品に歴史あり!ヤナセ・スノースロワー88F』で見ました。
そこから引用してみます。




調べてみると、ブリッグス&ストラットン社は、三菱やコマツゼノア、ダイハツなどと恊働していて、エンジンも日本で作って世界に輸出したりしていたそうです。合っているかどうかわかりませんが、このVツインエンジンは日本で作っているみたい・・・

ブリッグス&ストラットン社は1908年創業ということで、古いロゴはどんなかな・・・と調べていたら面白いものを見つけました。



クリントンは見慣れたサイドドラフトのエンジンに見えます。なぜブリッグス&ストラットンはアップドラフトなのかなあ・・・


ブリッグス&ストラットン、ユニークです。でも、どのキャブレタータイプのエンジンも背が低くコンパクトです。燃料タンクが頭の上に乗っていないからですね。きっとそのコンパクトさが必要な場所もあるのでしょう。
長くなってしまいました。今日も大して結論もなく終ります。また明日!