
今日はShioikaさんに送ってもらった、ヤンマー自脱キャリー(自走式自動脱穀機)PF-1A、昔のカタログシリーズです。ここ2・3日ブームだったコンバイン関係の興味が繋がりました。ちゃんとした写真を見たかった、ヤンマー脱穀機関係のフロンティア、PF-1Aの正確な姿がわかって嬉しいです。
Shioikaさん、いつもありがとうございます!
鉄キャタの自脱キャリーPTC-1Bをおさらい
格調高い70’sヤンマーカタログの表紙


今気がついたのですが、これ、このまま写真奥に向かって進む感じで、手前が後ろ、ハンドル部分なんですね!
三輪のモノは僕の頭の中で三輪車のように1輪部分が前・・・という思い込みがあるのですっかりそんな目で見ていました。1輪は尾輪だったのです。
簡易自走式自動脱穀機PF-1A

また、こう書いてあります。
●省エネルギー時代にマッチしたヤンマーディーゼルエンジンが原動力。
カタログより
安価な重油を、一滴のムダもなく完全燃焼させ、大きな力に変えるので、少ない経費で運転でき、経済性は抜群です。
「一滴のムダ」って・・・少し表現が大げさにも思えますが、このカタログはオイルショックの翌年1974年のものと思われ、「燃料報国」をいうキャッチフレーズを押し出していたヤンマーとしてはごく普通のものでした。
ウィキペディアで見ても、危機だのショックだのがずらずらと並んでいますから、その表現がしっくりくるほどの「ショック」でもあったのだと思います。
それと、もうひとつ
●足回りには、振動が少なく、スリップのないピロータイヤを採用。軟弱地や悪路で、その機動性の良さを実証します。
カタログより
ピロータイヤってなんだ?と思って調べたのですが、よくわかりませんでした。
「しいな」ってなんだ?
●選別部は、流こく板・揺動装置と独特の唐箕で、“ホコリ”と“しいな”を完全にきれいに選り分けます。
カタログより
“しいな”ってなんだ?
すみません。ポピュラーな言葉なのかもしれませんが、僕は本当に物を知らないのです。もちろん稲関係、農業関係なのは間違いがないのはわかるのですが・・・
調べてみると・・・
しいな
しひな 【粃・秕】
皮ばかりで実がない、もみ。また、よく実が入らずにしなびた果実。
ですって!あまり実が充実していないモミのことを「しいな」というんですか?
よい意味ではないような気がしますが、苗字に音が割り当てられたりしているのできっと別の意味もあるのでしょうね。
こんな機械!
興味の赴くまま、色々ぶっ飛んじゃいます
そしてこのように使うのですね

少し気がかりなのは
カタログ末尾の番号から推察するに1974年のカタログなのですが、ここで少し気になることがあります。ヤンマーの社史、資料の年表を書き写してみます。
そして、先のカタログが1974年のものだとすると、年表ではPF1Aの販売は終了し、PFシリーズの販売期間となっています。
もしかしたらPF1AとPF-1Aは違うものなのでしょうか? この辺りは今朝の時点では解決せず謎のままです。
相変わらず尻切れとんぼで今日も終わります。それではまた明日!