1967年型式認定ヤンマーYC7型「朝1分の農機考古学」

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毎日サクッとネットオークションの写真で「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は500番台、1967年運輸省型式認定、ヤンマー耕耘機YC7型です。面白いのは先に連番で、同スペックのヤンマー富士KC7型が登録されていること。これってヤンマー農機ブランドが確立途上の時期に、富士耕運機ブランドの助けを借りているって感じがします。

【農551号ヤンマー富士KC7型】

ネットオークションで見つけてきた、ヤンマー富士KC7です。ごく普通の耕運機スタイル。でも、名前の組み合わせてしてのヤンマー富士はインパクトがあります。ヤンマーはトンボからきているそうですけど、トンボと富士の組み合わせはなかなか思いつきません。
ネットオークションで見つけてきた、ヤンマー富士KC7です。ごく普通の耕運機スタイル。農552号のYC7とは同スペックです。ヤンマー富士と言いながら、製造はヤンマー農機とされています。(実際は藤井製作所で作っていたのかもしれませんが)
当時の記事です。下のYC7とは同年同日の型式認定、連番になっています。

【農552号ヤンマーYC7型】

ネットオークションで見つけてきた、ヤンマーYC7型です。かなり状態は良く、50年以上前のものとは思えません。
ネットオークションで見つけてきた、ヤンマーYC7型です。かなり状態は良く、50年以上前のものとは思えません。上のヤンマー富士KC7型とはエンジンも同じの同スペック。形も違いは見受けられません。

1960年にヤンマーと藤井製作所、協和農機が参加し(のちに竹下鉄工が参加)発足したヤンマー農機。同じものなのに、名前をヤンマー富士耕運機KC7/ヤンマー耕運機YC7としたのは、7年経った1967年でもまだ新しい会社で、定評あるブランドの助けを借りる部分があったのではないかと想像しています。

残念ながら、運輸省型式認定番号銘板は写っていませんでした。代わりに車名銘板です。資料によればYC7は小型特殊自動車運輸省型式認定番号農552号ヤンマーYC7型となっています。
残念ながら、運輸省型式認定番号銘板は写っていませんでした。代わりに車名銘板です。資料によればYC7は

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農552号
ヤンマー YC7型

となっています。
シートに記入します。こういう並びになっています。KC5の次にYC5はありません。YC5はどうも型式認定は取っていないみたいです。農林省の型式検査は取ったみたいなのですけど・・・
シートに記入します。こういう並びになっています。KC5の次にYC5はありません。YC5はどうも型式認定は取っていないみたいです。農林省の型式検査は取ったみたいなのですけど・・・

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

今日はここまでです。昨日は暑かったですねぇ・・・外に出て作業して、耐えられなくなったら中に入って涼んで、また外に出て・・・とやっていたらヒートショックで調子が悪くなってしまいました。急激な温度変化はいけませんね。それではまた明日!

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