今日は『一反歩(300坪)に何粒の種もみが必要?シリーズ』です。今まで不確かな前提がたくさんある状態で、何回やっても満足の行かない結果だったので、めんどくさいけど「実際に種まきをしてそれを数える」ということで、より満足を求めてみます。今回数えたのは今年初めて播く飼料稲のモミロマンです。
モミロマンの乾籾1000粒の重さは
トレー1枚にどのくらい播くのか
一反歩(300坪)に何粒の種もみが必要なのかは、崔芽が終わり水を含んで重くなった種籾を実際に播いてみて数えれば簡単にわかるはずです。
重さは一枚あたり153グラム
水を含むと41パーセント重くなる
1トレー分数えてみる
モミロマン1トレー分153gは4,212粒!
コシヒカリに比べ、粒の大きなモミロマンは1トレーあたり播く量も少なめになってしまっています。
モミロマン一反あたり必要な種籾は63,180粒!
営農組合の予定数は一反歩あたり15枚(実数はだいたい12枚だそうです。3枚は予備なのでしょう)ですから、一反歩あたりの種籾の数は4,212×15=63,180粒となります!
そして平均の実数なら一反歩あたりの種籾の数は4,212×12=50,544粒となります!
乾籾なら何キロになるのか?
一反あたり15枚の苗を使うとして、必要な種籾が63,180粒でした。モミロマンの乾籾1000粒の重さは30グラムでしたから、63,180粒÷1,000粒×30g≒1,895g
モミロマン一反あたりに必要な乾籾は約1.9キログラム
モミロマン一反歩あたりに必要な乾籾は約1.9キログラムという結果になりました。
ただ、種まき中のロスや調製・選別でのロスも考えないと正確な数字は出ませんよね?
今日はこんなところです。それではまた明日!