偶然の一致にしては似ている・・・ステルストラクター・クボタXB-1「撮ってもらって撮りトラ」

今日はNさんに撮ってもらった(いつもありがとうございます!)クボタ・ブルエースXB-1の写真で「撮ってもらって撮りトラ」です。

以前カタログで見たことがあるのですが、それとは全く違った(画角のせい?)超未来的な印象で、あの航空機を想起させるような造形でした。かなりカッコいいです。

クボタ・ブルエースXB-1です。目ん玉繫がりも印象的ですけど、UFOのような正面からの姿が強烈・・・これを見てすぐあの航空機を思い浮かべました。
クボタ・ブルエースXB-1です。目ん玉繫がりも印象的ですけど、UFOのような正面からの姿が強烈・・・これを見てすぐあの航空機を思い浮かべました。
それはB-2ステルス戦略爆撃機。とても飛ぶとは思えないような航空機です。
それはB-2ステルス戦略爆撃機。とても飛ぶとは思えないような航空機です。(写真はWikipediaより)
羽の上にぽこっと飛び出したコックピットがちょうどXB-1のエンジンフードあたりの印象に似てません?大体名前だってXB-1とB-2で似たような印象です。
羽の上にぽこっと飛び出したコックピットがちょうどXB-1のエンジンフードあたりの印象に似てません?大体名前だってXB-1とB-2で似たような印象です。

絶対参考にしたんだ・・どこかでシンクロしているはず

絶対参考にしたんだ・・・どこかでシンクロしているはずと思い、年式を調べてみました。

以前紹介したクボタ・ブルエースXB-1のカタログです。この時はステルスなんて印象はなかったのですが・・・
XB1カスタムタイプ(車高可変機構なし)D750-LD1水冷3気筒立形4サイクルディーゼル762cc 12馬力/2600rpm
XB1カスタムタイプ(車高可変機構なし)D750-LD1水冷3気筒立形4サイクルディーゼル762cc 12馬力/2600rpm

このカタログで見ると1983(昭和58)年です。また、農研機構の登録は1982年でした。

一方B-2のほうはどうでしょう・・・Wikipediaで調べてみると初飛行は1989年、運用開始は1997年となっていて、どうもクボタXB-1のほうがお兄さんな感じもしてきました。

しかし・・・

B-2の開発は米ノースロップ・グラマン社と米ボーイング社が共同で行い、米ボーイング社がコックピット部と本体の中央部、残りをすべてノースロップ・グラマン社が担当した。1982年に6機のプロトタイプ用の予算が組まれ、1988年11月22日に最初の機体82-1066がパームデールのアメリカ空軍第42プラントからロールアウトされた。セレモニーは非常に慎重に計画され、招待された500名のゲストは地上からはB-2の正面のみ観覧が可能であったが、上空からの規制は手が抜かれていて、小型セスナ機により上空から撮影された写真が残されている。

B-2 (航空機)Wikipedia

1982年にプロトタイプの予算・・・1982まだ予算ですから完全にXB-1はオリジナルですかねぇ・・・

そのプロトタイプを見て驚いた

B-2ステルス戦略尺爆撃機のプロトタイプ、タシット・ブルーを見てさらに驚きました。B-2よりさらにクボタXB-1に似ているんです。

ノースロップグラマンのWEBページに写真がありました。こちらのほうがよりXB-1に似ています。
ノースロップグラマンのWEBページに写真がありました。こちらのほうがよりXB-1に似ています。
これなんかどうでしょう?トラクターにステルス性能は必要ないと思いますが、コッックピットの脇に張り出したフィンや機種が将棋の駒のような角度がついているところなど、かなり共通点があります。
これなんかどうでしょう?トラクターにステルス性能は必要ないと思いますが、コッックピットの脇に張り出したフィンや機種が将棋の駒のような角度がついているところなど、かなり共通点があります。
航空機のほうがトラクターに似ているとひょうげんしたほうがいいのかなぁ・・・
こちらは1982年に計画スタート、トラクターは1982年発売・・・ということは、航空機のほうがトラクターに似ているとひょうげんしたほうがいいのかなぁ・・・

似てないですか?

そもそも飛行機とトラクターを比較すること自体おかしいかもしれません。

ただ、空気の抵抗と戦う航空機は様々なプロダクトの手本というか参考にされてきたことも事実です。

概ね1960年代とかに集中してしまいますけど、空力を考慮したような「見せかけ」の形、流行りましたよね!
ローウィさん、同じくこんな流線型の鉛筆削りもデザインしていたみたいなんです。なんだか機関車も鉛筆削りも一緒だな・・・
およそ空気との戦いが必要のないものまでその形、雰囲気、心意気を真似ていましたもん。これはレイモンド・ローウィさんデザインの鉛筆削り。
クルマはモロこんな風に真似ていました。これは1959年式キャデラックでこう行った形状をテールフィンというそうです。
クルマはモロこんな風に真似ていました。これは1959年式キャデラックでこう行った形状をテールフィンというそうです。

1枚の写真で長々とやってしまった

見れば見るほど似ています。作った人が飛行機好きなのは間違いないと思うのですが、直接的な関係は今のところ見つかりません。この角度の写真なんかトラクターとは思えないですよね!
見れば見るほど似ています。作った人が飛行機好きなのは間違いないと思うのですが、直接的な関係は今のところ見つかりません。この角度の写真なんかトラクターとは思えないですよね!
この写真は面白いです。フロアの足置きからフェンダー様に意識して、先端まで回り込ませたのでこの形になったのですね。それがたまたま異形の航空機に似てしまったのでしょうか?
この写真は面白いです。フロアの足置きからフェンダー様に意識して、先端まで回り込ませたのでこの形になったのですね。それがたまたま異形の航空機に似てしまったのでしょうか?

クボタ・ブルエースXB-1、写真はまだまだあるのでいつの日か続きます。それではまた明日!

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。