サトー!充実のラインナップじゃないかっ!11機種の白いトラクター強力シリーズ「昔のカタログ」

今日も昔のカタログシリーズ。先日紹介したサトーS-500、それに対してトラクター狂さんが、サトーSシリーズの雑誌の切り抜きを送ってくれました。

トラクター狂さん、いつもありがとうございます!

白いトラクター強力シリーズ トラクター農業を推進するサトー サトーでは、みなさまのあらゆる農業経営に密着したより合理的な農業を実現するため、73馬力から14馬力まで11種類にわたる豊富な機種の《白いトラクターシリーズ》を完成。もっとも充実したトラクター体系をととのえました。定評のあるねばり強いエンジンや、油圧式は糸コントロールをはじめとするサトー独特の機構が、水田はもとより畑地・果樹園・牧草地など場所をえらばず、ずぬけた威力を発揮します。
白いトラクター強力シリーズ
トラクター農業を推進するサトー
サトーでは、みなさまのあらゆる農業経営に密着したより合理的な農業を実現するため、73馬力から14馬力まで11種類にわたる豊富な機種の《白いトラクターシリーズ》を完成。もっとも充実したトラクター体系をととのえました。定評のあるねばり強いエンジンや、油圧式は糸コントロールをはじめとするサトー独特の機構が、水田はもとより畑地・果樹園・牧草地など場所をえらばず、ずぬけた威力を発揮します。

輸入したDBも混じっていますが、11機種ものラインナップ・・・豊富な機種の《白いトラクターシリーズ》と、胸を張るのも当然のことと思います。

当時はヰセキが空冷のTB・TSシリーズ、クボタはLの2ケタシリーズ〜Lの3ケタシリーズくらいでしょうから、水冷のトラクターが11種類もえらべたというのは出色だったのではないでしょうか?そのことを『白いトラクター強力シリーズ』と、不思議な言い回しで表現しているのも興味深いです。

一つ発見なのは、DBの3ケタシリーズだけでなく、1200も売っていた・・・ということ。古いDBはサトーがほぼカバーしていた・・・ということだったのが発見でした。

それから、国産っぽいSシリーズだけでも14馬力から21馬力まで、6機種もあります。

そしてSTシリーズの雑誌の切り抜きです。これは衝撃的! 精悍横溢ーー輝く「白」。 サトーの白いトラクターに、STシリーズが新登場!! 湿田に強い軽量級ST-1500と前進12段・後進4段・PTO4段と幅広い作業を誇るST-2500の2機種。 特許オートガバナーをはじめ、新採用の各種メカニズムにより、高性能で操作性バツグン。水田作業をはじめあらゆる作業に威力を発揮します。春耕はサトーの輝く「白」で出発ーーーーとおきめください。
そしてお次はSTシリーズの雑誌の切り抜きです。これは衝撃的!精悍横溢ーー輝く「白」。
サトーの白いトラクターに、STシリーズが新登場!!
湿田に強い軽量級ST-1500と前進12段・後進4段・PTO4段と幅広い作業を誇るST-2500の2機種。
特許オートガバナーをはじめ、新採用の各種メカニズムにより、高性能で操作性バツグン。水田作業をはじめあらゆる作業に威力を発揮します。春耕はサトーの輝く「白」で出発ーーーーとおきめください。

精悍横溢ってのがいいですね。こんな使い回し、見たことがありません。「あふれるたくましさ」とルビが振ってあります。当て字といい、上からという斬新な視点で切り取った匿名おねえさんといい、新しさを感じます。

ST-1500、かなりDB感があります。SシリーズからSTシリーズになってもDB路線は続いていたんですね。

デビッド・ブラウントラクター1200セレクタマチック 1967 67 hp (72 hp 1968) 1968  David Brown 3.6L 4-cyl diesel
そしてSTシリーズが倣っていたのはこのピンクラインのデヴィッド。写真は正面の薔薇のバッジの変遷を見た時の画像の流用ですので、そこは気にしないでください。その変遷を見たい方はこちらのリンクで飛んでください。
デビッド・ブラウントラクター1200セレクタマチック 1967 67 hp (72 hp 1968) 1968  David Brown 3.6L 4-cyl diesel
デビッド・ブラウントラクター1210 過渡期仕様
シャシの色はブルーじゃないですけど・・・デビッド・ブラウントラクター1210 過渡期仕様
それともう一つ気になるのはカタログおねえさんです。写真のST-1500、サイドに馬のマークかなにか付いてます?そのせいでおねえさん、乗馬っぽい格好をしているということなのでしょうか?(そうじゃないとビジュアルの説明がつきませんが・・・)
それともう一つ気になるのはカタログおねえさんです。写真のST-1500、サイドに馬のマークかなにか付いてます?そのせいでおねえさん、乗馬っぽい格好をしているということなのでしょうか?(そうじゃないとビジュアルの説明がつきませんが・・・)下から煽って撮るおじさん向け、サービスカットとなっています。この馬のマーク、現物を見てみたいですねえ・・・
僕はいかにもおじさんたちがタバコをスパスパやりながら、頭を付き合わせて出してきたような「ねーちゃんでも出しとけ」という安易な発想が実は大好き。そういううっかりした、油断した感じ、今ではなかなか見られない・・・いや、でも、今だと「イケメンでも出しとけ」と別のカタチになってますかね・・・
僕は、いかにもおじさんたちがタバコをスパスパやりながら、頭を付き合わせて会議して、結局出てきた「ねーちゃんでも出しとけ」という安易な発想が実は大好き。そういう、うっかりした、油断した感じ、今ではマッチョで偏見に満ちている・・・批判の対象になりそうでなかなか見られない感じ・・・いや、でも、最近は「イケメンでも出しとけ」と別のカタチになってますかね・・・
「ホラ!こんなにスリムで、美人になったでしょう。」と匿名おねえさんに言わせています。今だとこういうのアウトですかねえ・・・
この説明を放棄した唐突感・・・とんでもない格好をさせてみたり
農業機械のカタログに女性が登場したのが、『農業機械、カタログおねえさんの誕生と変遷「昔のカタログシリーズ」』等のぼんやりとした僕の研究によれば70年代からではないかと考えています。それから80年代にかけての10年は、当初なぜか外国、もしくは日本と他の国2カ国にルーツを持つハーフの女性、しかし特に有名人ではない匿名のおねえさんを起用した前半と、後半の日本の有名人を起用する流れの後半に別れているように思います。 当然エキゾチック・ダイナマイトな彼女は前半の流れ。高値のトラクターはやはり近寄りがたい美女が受け持つ・・・というのが当然の流れだったのかもしれません。
お願いを代わりにしてもらったり・・・
これは大本のランドホープ(0シリーズと言えるでしょうか?)140/150/160/170のカタログです。農研機構の登録は1984年になります。 しばらく起用されていた外国人匿名おねえさんイメージキャラクターですが、今回は1人ではなく、大挙して使われています。なんでしょう・・・体操服を着ているのでしょうか・・・チアリーディングともちょっと違う謎の演出です。
なんだかよくわからないけど、華やかに、賑やかにしてみたり・・・
ぶっ飛んだ表紙でトラクターが霞みます。匿名お姉さんイメージキャラクターはここまで進んでいます。赤と黒のレオタード姿の女性が2人。これは一体何を表しているのでしょう?
ぶっ飛んだ表紙でトラクターを霞ませてみたり・・・まあ、おもしろいこと。

たくさん収集して、これらをいつか系統立ててみたいです。今日はこの辺で・・・また明日!

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