今日は「昔のカタログシリーズ」、もとい「昔のポスター」。伊藤産業機械さんのところで見た、1960年代のモノと思われる、メリーティラーのポスターです。
小豆色とクリーム色のツートンは当時の農機具におけるお約束なのか?
話は戻ります
細王舎やメリーティラーのお話については下のリンクを見てもらうとして・・・
『メリーティラーB型・・・「撮りトラ@土の館」』
『ステキな工具箱のメリーティラーMTB3型「撮りトラ」』
『細王舎のメリーティラーは「羊」と関係が深かった』
『メリーティラーのエンジン面白い!』
『細王舎のメリーティラーは「羊」と関係が深かった(つづき)』
なぜフルカバードのカッコいい耕耘機が多数存在しているのか?
最近読んだ井関農機の社史にこんなことが書いてありました。(引用の引用になってしまいますけど・・・)
昭和34年4月21日付け『農機具新聞』は、同月18日に本田技研工業浜松製作所で発表された新型耕耘機F150型について、次のように書き出している。
「近年の農機具業界—-というよりある意味では農機具業界はじまって依頼のトピックス・ニュースといってもよいほど業界の話題を根こそぎさらった大ニュース—-人呼んでこれを“ホンダ旋風”と称しているが、事実その呼び名にたがわず、この旋風は強風が台風へとテンポを速めて、工業界、販売業界へ吹きまくり、その猛威は際限なく全業界にひろまる一方であった」
と、農機具新聞としてはいつもこんなものだったのか、それとも最大限の衝撃を記したものなのか、およそ新聞と名のつくものでめったにお目にかかれない表現で業界の驚きを表しています。
確かに、このF150が工業製品だとすると、今までの耕耘機はフレームにエンジンがただ載って、ベルトでプルンプルン回すなんだか手作り感が際立ってしまいます。まさに黒船来襲!という感じですよね?
その後小豆色とクリーム色のツートンに塗られたフルカバードの耕耘機が多数できたのもうなずけます。
今日は出かけるので時間がなくなってしまいました。この続きはまた明日!
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