なんだかどんよりとした空模様です。もう三月ですので総会の資料や提出書類などをチマチマ作ったりしているわけですが、過去のデータを眺めたりしていると「ずいぶん変わったなあ・・・」と思います。
2009年、始めた当初は小さな集落で予算も少なく、後半になると「どこを削ろうか」ということに苦労したものですが、自民党→民主党→自民党・・・正確な名前は忘れましたが、農地水、農地・水保全管理支払交付金、多面的機能支払交付金と名前を変えるうち、どういうわけだか予算も増えて、「来年度はどういう活動をしようかなあ」という状態になってきています。
ホント、こうなってくると人手が欲しくなってきますよね。
さて、今日は昨日の続きで、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、ジョンディアトラクター、JD3010「撮り虎」その2です。
キャプションも読んでみましょう。
機種名:ジョンディアトラクタ
形式・仕様:3010 72馬力
製造社・国:ジョンディア社 アメリカ
製造年度:1962(昭和37)年
使用経過:釧路市愛国、福田五郎氏が(酪農)購入。当時、72馬力は超大型タイプ。
多くの種類の作業機を使用し、特に牧草収穫に威力を発揮した。
25年間ほど使用後に、柴田自工に移譲された。
これは、日本に2台が輸入された内の1台で貴重な製品。
tractordata.comによればJD3010は4気筒4.2Lディーゼル61馬力/2200rpmということで72馬力というここの表示とは若干違います。今だと大きな違いですが、当時の「超大型トラクター」ですから頂上部分のそのくらいの違いは目をつぶってください。
エベレストの高さが8,848 mと8,200mの2説あったとしても、エベレストがそこにあり、すごく高い山であることには誰も異論ははさめないですもん。
横に見えているシワシワのフィルター、昔からあったんですね。これにも塗装しちゃってるみたいに見えますけど、やっぱりこれは塗っちゃうと抜けが悪くなりますよねえ・・・
昨日も書きましたけど、DSマークは『今度は前が後ろで前向き、ランツオールドックA1806・・・「撮りトラ@土の館」』の時に発見した東京世田谷の会社、株式会社ドーワの製品を表しています。
調べてみました。
ロータリー式の噴射ポンプはポンプの小型化に貢献し、ガソリンエンジンとのコスト競争力を高めるのに寄与したそうですが、1941年にこのロータリー式噴射ポンプを発明したのがVernon Roosa(バーノン・ローザ)とErnest J. Willson (アーネストJ.ウィルソン)だったそうです。
このROOSA MASTERにはCB型とDB型があったようで、JD3010にはDB型が付いています。ただ、ROOSA MASTERが会社名なのかブランド名なのかが調べた範囲ではよくわからず、当然「今はどうなっている」などはわかりませんでした。
tractordata.comによればJD3010は1961年から1963年にかけてアイオワのウォータールもしくはメキシコの工場で作られたそうなので、こちらはメキシカンではなくアメリカンでした。
JD3010・・・これでおわりです。
山葵さん おはようございます
そういうことなんですね!
限られた条件の中で使いやすさをできるだけ追求している
そんな感じがします
レイモンドローウィのインターナショナルはボトルのようなデザインでしたが
ジョンディアは色や長さがアロワナみたいですね!ラジエーターの先に燃料タンクが付いているので
このような見事なロングボンネットに仕上がっています。
吸気シュノーケルとマフラーが、運転者から見ると重なって見えます。こうやって視界を確保
しています。キャビン付だとキャビン柱とマフラーとシュノーケルを重ねています。
このサイズになるとパワーステアリングでなければ絶対に運転できないですね
ジョンディアのパワステはとってもよく切れます。ハンドルの重さで勢いよく廻せば
左右いっぱいまで簡単に切れます。シートも手の込んだものがとりつけてありそうですね。