今日は、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、マッセイファーガソントラクター、MF-35 タイプ 37馬力「撮りトラ」です。
エンジンはパーキンス3.152 3気筒2.5Lディーゼル 37馬力/2000rpm。
↑改めてよく見るとメーター部分にFE35と書かれています。この機体がもしMF35でなくFE35であったなら、エンジンは4気筒2.2L、34馬力のスタンダードディーゼルということになります。
調べてみると、先日のMF25はフランスはパリの北、ボーベという町で作っていたのですが、このMF35は英国、ロンドンの北西、コベントリーで作られていたのでした。マッセイファーガソン、当時から多国籍企業だったんですね。
コベントリー、バナ-レーン MFの工場 場所はこのあたり
でも、今は更地になっちゃってるんですけどね・・・フランスとはえらい違いです。このコベントリー、MFのエンジンを一部作っていたスタンダードモーター社もあったそうなんです。
機種名:ファガソントラクタ
形式・仕様:MF-35 37馬力
製造社・国:マッセイファガソン社 英国
導入年度:1959年(昭和34)
使用経過:堀部氏は昭和28年4月にウイリスジープを農耕用に導入している。帯広地方ではかなりに早い導入であった。
のちに、下取りに出してトラクタ導入プラウ・ロータリーバックレーキ付で120万円、一年の農産販売が70万円のころ、大変高価な投資であった。
30年ほど大切に使用していたもの。
これは間違いなく国産でしょうね。漢字はわかりませんが、イチキン製作所ということなのでしょう。
ただし、ネットで調べてみたのですが、パッとは見つけられませんでした。