1984年型式認定シバウラD208「朝1分の農機考古学」

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毎日サクッとネットオークションの写真で「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は1984年運輸省型式認定のシバウラD208です。1984年にできた、160万円以上のものに7%の税額控除又は30%の特別償却が受けられるという、通称メカトロ税制(詳しくいうと「電子機器を取得した場合等の特別償却又は法人税の特別控除(中小企業新技術体化投資促進税制)」)を意識した、mi-tronつき?でした。

ネットで見つけてきたシバウラD208です。四角いすタイガー顔もだんだんこなれてきています。
ネットで見つけてきたシバウラD208です。四角いすタイガー顔もだんだんこなれてきています。フェンダーの上にmi-tronの文字が見えます。これが現在IT化を国を挙げて進めているようなムーブメントと同じような形で昔やっていた「何でもかんでも電子制御のものを優遇するよ」というメカトロ税制を意識したものだと思われます。

以前気になって調べていました

IC制御からマイコン制御・・・隔世の感がありますね。
便乗なのかもしれませんけど、電子ポットとか電子ジャーなどまであったんですから面白いです。なんだ電子ジャーって感じですよね!
銘板には小型特殊自動車運輸省型式認定番号農1580号シバウラP1F型とあります。ついに1500番台後半まで落っこちてきてしまいました。エンジンは19.5馬力/2600rpmのシバウラJ843型(多分3気筒)が搭載されていました。
銘板には

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農1580号
シバウラP1F型

とあります。ついに1500番台後半まで落っこちてきてしまいました。エンジンは19.5馬力/2600rpmのシバウラJ843型(多分3気筒)が搭載されていました。
シートに記入します。1984年登録組はまだ少ないですが、これは後回しにしていたから・・・これからもっとデカい数字が並ぶと思います。
シートに記入します。1984年登録組はまだ少ないですが、これは後回しにしていたから・・・これからもっとデカい数字が並ぶと思います。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

それから電子ジャー。これはおひつの代わりなんでしょうか? 保温だけで炊飯はできなかったのでしょうか? 詳細はわかりませんが、70年代の家電で持ち手の部分に電子マークが見えますね!
電子ジャー。これはおひつの代わりなんでしょうか? 保温だけで炊飯はできなかったのでしょうか? 詳細はわかりませんが、持ち手の部分に電子マークが見えますね!

現在のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進と同じような感じだった、昔の「電子で色々やっちゃおう」という旗振りのん中でできたと思われる不思議な電子機器・・・これと同じようにそのうちDX弁当とかIT神社など、楽しいものができてくるかもしれませんねぇ・・・

今日はこんなところです。それではまた明日!

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