1978年認定31/75ホンダ耕うん機F850「朝1分の農機考古学」

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毎日サクッとネットオークションの写真で「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は1978年運輸省型式認定組75台中31台目の発見、ホンダ耕うん機(スーパー耕うん機)F850です。先日紹介した1977年発売のF600が1979年型式認定なのに、F850は1978年認定と発売と認定の逆転現象が起きています。

ホンダは昔の機種までちゃんとプレスリリースを載せているので、スペックから何から丸わかりでとても親切です。これによると『スーパーティラー ホンダF800 スーパー耕うん機 ホンダF850とホンダF950の3機種を発売』とあるので、もしかしたら下二桁の型番00が「スーパーティラー」下二桁の型番50が「スーパー耕うん機」という分け方になっているのかもしれません。
ホンダは昔の機種までちゃんとプレスリリースを載せているので、スペックから何から丸わかりでとても親切です。これによると『スーパーティラー ホンダF800 スーパー耕うん機 ホンダF850とホンダF950の3機種を発売』とあるので、もしかしたら下二桁の型番00が「スーパーティラー」下二桁の型番50が「スーパー耕うん機」という分け方になっているのかもしれません。
そのプレスリリースに載っていたスーパー耕うん機F850です。
そのプレスリリースに載っていたスーパー耕うん機F850です。エンジンはホンダG300・4サイクルガソリン単気筒272cc7馬力/2000rpmとなっています。
左がF850、右がF800です。確かに下二桁50にはロータリーがついています。ロータリー付きがスーパー耕うん機なのは間違いなさそうです。
こちらはネットオークションで見つけた画像です。ありがたいことに運輸省型式認定番号が写っています。小型特殊自動車運輸省型式認定番号 農1155号ホンダ F850とあります。下二桁50の型式認定があるということは、ロータリー付きとロータリーナシ、両方の型式認定を受けている・・・というわけですね。
こちらはネットオークションで見つけた画像です。ありがたいことに運輸省型式認定番号が写っています。

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農1155号
ホンダ F850

とあります。

下二桁50の型式認定があるということは、ロータリー付きとロータリーナシ、両方の型式認定を受けている・・・というわけですね。
シートに記入します。サトーST3220とヤンマーYM2000Dの間に入りました。1978年組も同級生が多くて75台もあります。そのうち判明しているのは、今日のF850で31台。まだ半分にも行っていません。先は長いなぁ。
シートに記入します。サトーST3220とヤンマーYM2000Dの間に入りました。1978年組も同級生が多くて75台もあります。そのうち判明しているのは、今日のF850で31台。まだ半分にも行っていません。先は長いなぁ。

今回のように発売年と型式認定年が同一のものもあれば、先日のF600のように、発売年より2年もあとに型式認定というものもあります。

忙しくてお役所に届けるのが遅れたり、何か思惑があって意図的に申請を遅らせたりすることもあったかもしれません。

また、制度が始まって1〜200番くらいまでは、それまであった農機を一気に登録するので古いのも新しいのも横一線という事態もありました。

でも、発売月も含め、農機界全体の流れを把握もしくは推測するにはそれくらいしかモノサシがないですよねぇ・・・というわけで今回も・・・↓

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

今日は晴れ。毎日寒いですけど、雨が降ったり晴れたりを周期的に繰り返すということは春が近づいているのですかねぇ・・・暖かくなるなんて今のところ想像もできないですけど。

今日はこんなところです。それではまた明日!

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