’73年or’74年認定コマツインター272L持主による「撮りトラ」

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今朝は昨日の続きで、僕としてはインターナショナル運輸省型式認定番号を初めて確認した、コマツインター272Lを持ち主の弥太郎さん(ありがとうございます!)の「撮りトラ」でお送りします。改めて確認すると、当時のトラクターのスタイルは各社それぞれ。その中でもさすがに外国由来のデザイン、どの会社のトラクターとも似ていないのでした。

正面から見た顔は各社違うんですけど、横から見たシルエットは結構この目の周りが飛び出して顎が引っ込んだこの形ですね。例外はシバウラの角ダルマくらいで、この流れはかなり先まで続きます。(80年代になると逆スラントのシルエットも出てきますけど)
正面から見た顔は各社違うんですけど、横から見たシルエットは結構この目の周りが飛び出して顎が引っ込んだ逆スラントの形ですね。例外はシバウラの角ダルマくらいで、この流れはかなり先まで続きます。(80年代になるとスラントしたシルエットも出てきますけど)
コマツインター272Lのスペックをおさらいしますと、2気筒1302ccディーゼル、27馬力/2400rpmでした。
コマツインター272Lのスペックをおさらいしますと、2気筒1302ccディーゼル、27馬力/2400rpmでした。
フロントマスクは逆スラントでFORD等と同じ印象。
以前272の写真を他の方に送ってもらったことがありました。Lかどうかわかりませんけど・・・
この時の記事はこちら。
インターナショナル272|27PS| 仕様(読みにくいので間違っているかもしれません) 型式 立形4サイクルディーゼル 気筒数 2 定格出力 27PS/2400rpm 総排気量 1.302cc 始動方式 セルスタータ あとは潰れてしまって読めません
こういうカタログも紹介していました。インターナショナル272|27PS| 仕様(読みにくいので間違っているかもしれません) 型式 立形4サイクルディーゼル 気筒数 2 定格出力 27PS/2400rpm 総排気量 1.302cc 始動方式 セルスタータ あとは潰れてしまって読めません
ゴルフ場で使われるトラクタとInternational272シリーズ
以前別にこういうカタログも紹介していました。コマツインター272Lは2気筒1302ccディーゼル、27馬力/2400rpmでした。272と272Lの違いは、ここを見る限り272Lの方が全長と全幅が大きいということしかわかりません。
この画像はこちらの記事から・・・
どこのエンジンですかねぇ・・・コマツインターには色々載っていて、マツダとか日産とか色々あるみたいですけど、2気筒ですからね。
どこのエンジンですかねぇ・・・コマツインターには色々載っていて、マツダとか日産とか色々あるみたいですけど、2気筒ですからね。
コマツインター232(23PS) コマツユニカ LT1200(12PS)と書いてあります。こちらはコマツインターなんですね。ということはこちらは国産?
272の先輩にあたるとしたらこれでしょうか・・・コマツインター232(23PS) 
過去の投稿から・・・土に還りそうですが、コマツインター232です。●20馬力級中型ロータリートラクターの決定版です。とあります。
過去の投稿から・・・土に還りそうですが、コマツインター232です。●20馬力級中型ロータリートラクターの決定版です。とあります。
そしてこれが初めてのインター型式認定番号です。驚きのシール形式。しかも、透明シールです。各社、これまでなんとなく似通った大きさ、表示方法を取っていましたが、これで表示自体はどんな方法でもOKだった・・・というか、表示しなくても、しても良い自主的自由方式だったということが判明しました。(何となくそうじゃないかな・・・とは思ってましたけど)この表示、きっと初めに銘板をつけた会社の表示に各社揃えたということではないでしょうか?注目の運輸省型式認定番号は小型特殊自動車運輸省型式認定番号農841インターナショナル272Lと書いてあるはずです。
そして昨日も紹介しましたけどこれが初めてのインター型式認定番号です。驚きのシール形式。しかも、透明シールです。各社、これまでなんとなく似通った大きさ、表示方法を取っていましたが、これで表示自体はどんな方法でもOKだった・・・というか、表示しなくても、しても良い自主的自由方式だったということが判明しました。(何となくそうじゃないかな・・・とは思ってましたけど)

注目の運輸省型式認定番号は

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農841
インターナショナル 272L

と書いてあるはずです。

で、前も書きましたけど、このコマツロゴ入りボルト・・・

ボルトにはコマツマークが入っているそうです。今度見つけたら僕も確認してみたいです!
これですね
以前戦車学校で見た74式自走105mm榴弾砲には・・・
以前戦車学校で見た74式自走105mm榴弾砲には・・・
同じようにボルトにコマツマークが入っていました。
同じようにボルトにコマツマークが入っていました。兵器とトラクター・・・関係ないようでいて今も昔もずっと関わりがあるのです。
ちょっと興味があってヒマな方はこの記事や、絵本から入って最終的に戦争に行ったトラクターの話となった長い長いリンクをたどってみてください。

とりとめなくなっちゃいました。今日はこの辺りで・・・それではまた明日!

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“’73年or’74年認定コマツインター272L持主による「撮りトラ」” への4件の返信

  1. 弥太郎さん おはようございます
    トラクターに物語があって(この場合はエンジンですけど)
    さらには使う人との間に物語ができると愛せますよねぇ・・・

    機械は機械なのですけど、きっと使う人との物語も含めて
    佇まいのに現れるのが使い込まれた機械なのでしょうね
    そこが新車を見るのとは違うところだと思います

  2. noraさん こんにちは
    272Lについてもう少し語らせてください。
    エンジンですが、セルモーターの修理の際にコマツ汎用型2気筒エンジンと確認しました。このエンジンにはもうひとつの開発秘話があります。(当時272を販売していたオヤジさんの話)このエンジン南極観測隊が南極で使うために当時のコマツが北海道でそうとう作りこみをして開発したエンジンだそうです。この辺ではバッテリーがしっかりしていればどんなに寒くても一発で始動します。
    堅牢です。私一度エンジン焼いてますオヤジさんいわく「このエンジンこのぐらいではこわれない」すぐに復帰今も使ってます。
    当時では抜きに出たトラクターだったかも・?

  3. 弥太郎さん こんにちは
    違いはタイヤサイズ なるほど!

    カタログには・・・

    272

    F 5.00-15-4p
    R 11.2/10-24-4p

    272L

    F 5.50-16-4p
    R 12.4/11-28-4p

    となっていて、Lの方が大きなタイヤです
    そのせいでLの方が大きかったのですね!!

  4. IH272と272Lのちがいは後輪のサイズが違います。
    私が思うに272は稲作農家用に、272Lは水田酪農家用にあるいは重量物を牽引する農家用にそんな意図で販売されていたのではと想像しています。40馬力級のトラクターと同じ後輪を付けた272Lはプラウなどはよく引きます。
    ブレーキも機械式ではありません。
    エンジンはコマツの汎用型2気筒エンジンだと思います。

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