クボタ初のワンボディ耕うん機KV型は農203!「朝3分の農機考古学」

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今日は『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。Oさんに送っていただいた資料とShioikaさんに送っていただいた資料で、リコイルスターターが売りだった時代にセル付きで売り出されたクボタ初のワンボディ(ホンダのF150に触発された)耕うん機KV型の運輸省型式認定番号を特定したというお話で、「昔のカタログシリーズ」もちょっと混じっています。

まずは1961年の農業機械年鑑に載っていたクボタ耕うん機KV型の広告からです。メインはKV型を操るお姉さん(あまり楽しそうではありません)。さりげなく背景に写り込んだリヤカーもKV型が引いています。
まずは1961年の農業機械年鑑に載っていたクボタ耕うん機KV型の広告からです。メインはKV型を操るお姉さん(あまり楽しそうではありません)。さりげなく背景に写り込んだリヤカーもKV型が引いています。

林の向こうには大きな倉庫状の建物がいくつも並んでいます。いいところだなぁ・・・

ミッドセンチュリーのストリームライン・・・のイメージもあります。
大きく取り上げられているのは「ボタン始動!」。この感じですと、手元、右手で始動ボタンを押しているのでしょうか・・・だとすれば「何をおいても一番に目に入り、最初に操作するべきもの」として存在していルことになります。(当たり前ですけど)
広告で大きく取り上げられているのは「ボタン始動!」。この感じですと、手元、右手で始動ボタンを押しているのでしょうか・・・だとすれば「何をおいても一番に目に入り、最初に操作するべきもの」として存在していルことになります。(当たり前ですけど)
正直、耕うん機は使ったこともなければ、実物を見たことだってそんなにないので良くわかりません。ただ、農業が機械化する段階で爆発的に広がったマシンということで避けて通れません。今、盛んに情報を蓄積しているところです。
以前、Shioikaさんに送ってもらったクボタ総合カタログにも載っていましたね。他の耕うん機に比べると独特の姿が目を引きます。
全体像を見ることはできませんでしたが、以前見たことのあるセルのついたワンボディの耕うん機、KV型があります!ホンダの黒船、ワンボディのF150型に触発され、その設計思想でクボタが慌てて作った耕うん機なのではないかと僕は考えています。
全体像を見ることはできませんでしたが、以前見たことのあるセルのついたワンボディの耕うん機、KV型。ホンダの黒船、ワンボディのF150型に触発され、その設計思想を参考にクボタが慌てて作った耕うん機なのではないかと僕は考えています。
その時の記事はこちらです。KV型だけではなく、他の耕運機も載っています。
クボタの社史にも「ワンボデータイプ耕うん機」と書かれ、通常の耕うん機とは別の扱いのKV型。しかし、その名が冠せられたのは唯一KV型のみ。それは他社も同様でしょう。1960年前半の火花みたいなものだったのかもしれません。
少しカバーが失われていますが、以前実物を見ています。
銘板を拡大します。 これがKV型とは撮った当時は気がつきませんでした。 クボタ 小型耕耘機 型式KV ennjinn  LU210(と書いてあるのでしょうか?) 回転速度 3600RPM 出力 5.0PS 最大出力 7.5PS
銘板を拡大したものです。

クボタ
小型耕耘機
型式KV
エンジン
LU210(210ccなのではないでしょうか?)
回転速度 3600RPM
出力 5.0PS
最大出力 7.5PS
https://oba-shima.mito-city.com/2020/06/18/kubota_hand_tractor_kv_1960/
以前見た時の記事はこちらです。その1
以前見た時の記事はこちらです。その2
Oさんの資料でクボタ耕うん機KV型の運輸省型式認定番号は農203号とわかっています。それを組み合わせてシートに記入します。資料のおかげでこのあたりもだんだん充実してきました。願わくばイセキやヤンマーの運輸省型式認定番号の資料が手に入るといいのですが・・・このままだとここはクボタだらけになってしまいます。(Oさん提供の資料がクボタオンリーのため)
Oさんの資料でクボタ耕うん機KV型の運輸省型式認定番号は農203号とわかっています。それを組み合わせてシートに記入します。資料のおかげでこのあたりもだんだん充実してきました。願わくばイセキやヤンマーの運輸省型式認定番号の資料が手に入るといいのですが・・・このままだとここはクボタだらけになってしまいます。(Oさん提供の資料がクボタオンリーのため)

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

今日はこんなところです。それではまた明日!!

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