1983年は農機カタログに影響を与えるほどにはチアーな時代。ヤンマーコンバイン・カルテット TC1710「昔のカタログ」(調査終了)

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今日は昨日の続きでトラクター狂さんにいただいた画像で、ヤンマーコンバイン・カルテット TC1710昔のカタログシリーズです。(いつもありがとうございます!)

同時期のコンバインのカタログにはもう一社チアーなカタログがあって、結論としては1983年は農機カタログに影響を与えるほとにはチアーな時代と言えるのではないかと思います。

今日は各メーカー当時のコンバインカタログを見比べながら進めます。

とにかく一番最初に目についた表紙から・・・なぜ、カルテットなのか、なぜ数あるモチーフの中からなぜチアリーディングを選んだのか、五線譜の発生源の女性は何者なのか・・・様々なハテナが浮かびます。しかし、カタログの狙い通り注目してしまったのでした。
ヤンマーコンバイン・カルテット TC1710カタログ表紙
なぜ、カルテットなのか、なぜ数あるモチーフの中からなぜチアリーディングを選んだのか、五線譜の発生源の女性は何者なのか・・・様々な疑問が浮かびます。

昨日、女性はアイドル歌手の菊池陽子さん、カルテットは

カ =軽いタッチの湿式ディスクブレーキとハイパワーシフト
ル =類のないあざやか選別クリーンセレクション
テッ=手間のはぶけるトップクリーン防塵装置
ト =取扱がラクな自動化装置

の略ということがわかりました。
詳しくは昨日の記事でどうぞ

同じ1983年、三菱もチアーだった

この頃のコンバインは袋に取るタイプもまだまだ現役だったんだ! チアーなおねえさんが微妙に男前なのがおもしろい。ねじり鉢巻でどちらかといえば和風。
1983年、三菱コンバイン・レセルダのカタログもチアリーディングがモチーフです。

ヤンマーのコンバインだけならそれほど気にならなかったかもしれませんが、同じモチーフが2社となるとやはり「そこに何かあるのではないか?」と、気になります。
このカタログの詳細はこちら。

チアリーディングは1983年時点で生まれたてのほやほや

日本チアリーディング協会が設立されたのは1987年。このカタログよりもあとです。それなのに2社もコンバインのカタログに採用しているというのは何か別の要因がありそうです。

テレビの影響かも

調べてみると1980年と1981年にチアリーディングを題材にしたテレビドラマが相次いで放送されているのでした。

一つは『GOGO! チアガール(TBSテレビ、1980年)』

もう一つは『想い出づくり。(TBSテレビ、1981年)』

特に現在厚生労働副大臣の三原 じゅん子さん主演の『GOGO! チアガール』は日本のチアリーディングに与えた影響が大きいらしく、Wikipediaに書かれていたことを要約しますと・・・。

当時の女性アイドルは、チアというものを何も知らず、プロデューサーやディレクターすらも知らなかった。

そこで日本にチアリーダーを普及したいと熱い情熱の、日本で最初のチアリーダーが指導・出演を引き受け、さらには『チア』という言葉や『チアリーディング』という言葉も作り広げると、出演タレントの人気と重なり、チアガールという言葉が女の子の人気になっていった。

簡単にまとめるとこんな感じです。1980年に最初のドラマが作られ、次の年にも同じようなテーマのドラマがあり、それまで全く知られていなかったチアリーディングが、1983年の農機カタログに載るくらいの知名度にはなっていたということがわかります。

それまで全く知られていなかったわけですから、突然出てくることはあり得ず、カタログはテレビの影響と言い切っていいですよね?

そのあたりのクボタコンバイン

1983年はチアーな時代でいいとして、他社はどうでしょう。

クボタの1983年は1980年〜1983年のスカイロードRXシリーズだと思うのですが(クボタコンバイン販売50年サイトより)、ちょうどその辺りのカタログがないので、その前〜1980年NXシリーズとその後1984年〜スカイロードG1シリーズで想像してみます。

この写真しかないんですけど、どこかで見たことある感じ・・・僕はマメコンがどういうものだか知らないのでこれだけではそんな商品のカタログかわかりません。
〜1980年NXシリーズ、クボタ・マメコンNX250-Dのカタログです。チアーというよりは当時流行りのアイドル衣装、もしくは騎手の勝負服という感じです。
詳しくはこちら
ハンサムスカイロード NEWスカイロードG1のカタログなのですが、パッと見た限りにおいては、肩パットのきれいなおねえさんがイスに座っているだけでコンバインのカタログとは思えません。
そしてこちらは〜1980年NXシリーズ、ハンサムスカイロードG1。前者のNXもそうですが、チアーな雰囲気ではありません。どちらかといえば当時のファッションがモチーフと言えそうです。
詳しくはこちら

イセキは愛称で勝負

ヰセキ複胴コンバイン 太郎1800 スペシャルオート3条刈
イセキの1983年は「太郎」です。田植機では「さなえ」の愛称と当時のアイドル桜田淳子さん起用が大当たり、その手法をコンバインに持ち込んでいます。

コンバインではイメージキャラクターは起用されていませんが、トラクターには1983年に大ヒットした「おしん」小林綾子さんが起用されていました。
詳しくはこちら

結論めいたもの

見てきた結果、ヤンマー・三菱2社のコンバインカタログには当時のテレビドラマの影響が想像でき、1983年はある程度チアーな時代だったと言えます。

しかしクボタコンバインはファッションで他社と差別化を図り、イセキは成功体験を持つ愛称で勝負を続けていた・・・そんな風に見えました。

1983年のこの勝負、どこが勝ったのか知りたいです。今日も時間がかかってしまった・・・それではまたあした!

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“1983年は農機カタログに影響を与えるほどにはチアーな時代。ヤンマーコンバイン・カルテット TC1710「昔のカタログ」(調査終了)” への2件の返信

  1. hyoukou240mさん おはようございます
    クボタはワンレバーになったのが1984年だそうですから
    それまでは両手でギコギコ動かしていたわけですものね
    コンバインはわかりますけど、鉄人28号はよくもまああれだけで複雑な制御できたものです

  2. おはようございます

    当時のコンバインは現在のジョイスティック型ではなく、左右のキャタピラに対して1つずつの棒が対応しているものでしたね。
    たしか、前に倒すと駆動し、中立で停止、手前に引くとブレーキったと思います。
    鉄人28号世代のわたしは、気分は正太郎少年で少し楽しかったのを覚えています。

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