今日はNさんに連れて行ってもらった(Nさんありがとうございます!)、茨城県稲敷郡美浦村にあるスガノ農機の本社工場にある、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』の分館?で見た、FIAT(フィアット)451C「撮りトラ」です。
土の館のキャプションには縁起と言いますか、その機体の辿った歴史が書かれていてそれがまた良いのですが、この機体に付いても少し記載があります。
使用経過:22,024haの八郎潟は、昭和32年からの干拓事業により、17,239haが干拓され、昭和39年9月15日に大潟村が誕生。干拓地の70%以上(12,792ha)が農地として使用されています。451Cはプラウ、ディスクハローなどを取付けて使用されていました。
導入年度:1967(昭和42)年
Fiat 451Cのキャプション
大潟村の干拓地でトラクター作業に使われていたのですね。土木作業ではなく・・・
Wikipediaによれば大潟村は
村の全域は、日本で2番目の面積を誇る湖沼であった八郎潟を干拓して造った土地であり[2]、干拓地として日本最大である。地方自治体としては1964年(昭和39年)10月1日に発足した新しい村で[2]、既存自治体の合併や分割などを伴わない新設自治体としては日本最後である[3]。 男鹿市と若美町の合併協議会に参加したこともあったが、単独立村を選択する。
Wikipedia大潟村
日本で2番目の湖を埋め立ててしまうというのがすごかったですね。今なら環境問題などでとてもできそうもありません。それだけ計画当時の食料問題が深刻だったということを表しているのではないでしょうか?
「干拓後間もない地域で水はけが悪かった」とウィキにも書かれているところから、フルクローラタイプの451Cが採用されたのでしょう。
他にも水はけが悪い傍証ありましたよね!
元は湖だったわけですからトラクターはもちろん、コンバインも機械は皆苦労したそうです。
451Cだというけれど、451CWかもしれないなぁ
僕の見た451は、このスペックを見ると3タイプある中の最後、湿地用広幅451CWじゃないかなぁ・・・などと思うのですがどうでしょう?
今日はこんなところです。また明日!
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