投稿日: 2020年6月25日 投稿者: nora1966年発売、クボタ乗用耕耘機RV-70は2台目「撮りトラ」ここのところ耕うん機づいている「撮りトラ」。今日は2台目の1966年発売、クボタ乗用耕うん機RV-70です。回りにモノがたくさんあって、わかりにくいです。中央に写っているのが今日の主役、私設博物館で見たクボタ乗用耕耘機RV-70です。「久保田鉄工80年のあゆみ」によれば1966年発売ということになっています。ここの展示物は(どれも僕が裏付けを撮れた限りにおいての比較になりますが)なぜか数年ずつ古いものということになっています。1960年代はなぜか丸目のデュアルライトが多かったです。もしかしたら日が暮れてからの作業が実際に行なわれるようになり、明るいヘッドランプが求められるようになったが、光量の大きなバルブがなかったため2つ装備された・・・ということかもしれませんが・・・以前見たのは「土の館」でした。この時は後ろまわりの写真を押えていなかったので今回初めてこのあたりを見ます。(人形が乗っているのは気にしないでください。きっと子供イスのようだったので乗せてみたくなったのでしょう)未だにこの後ろまわりを見慣れない僕でも、ちょっと特殊ということには気がつきます。そのあたりが「乗用耕うん機」の理由なのでしょう。こういうパイプとビニールでできているイス、50年代のアメリカンレトロテイストのものとしてアマゾンで売っていました。食堂イスといった趣です。目に飛び込んでくるのはバイクのリヤショックみたいなショック2本と電球マークみたいな輪っかです。拡大してみます。一体どういう使い方をするのだろう・・・ワイヤーの根本は皮らしきものでくるまれています。調べてみると、これは耕うん機とは全く関係ないものみたいで、ただ引っ掛けてあっただけでした。単線の鉃道で使われる通行票で、「タブレット」と呼ばれるもののようです。こちらのショックアブソーバーのほうは引っ掛けてあるのではなくちゃんと装備品でした。作業機の上げ下げのどちらかを油圧とわけあっているのですかねぇ・・・作業機上げを油圧が担当して、下げる時にただ油圧を抜くだけだと速く下がりすぎちゃうので、こういうショックアブソーバー的なものでゆっくり下げるようにしているとか・・・注意書き部分を拡大してみます。昇降バネ・・・上げ下げ両方に作用している部品ですか・・・銀色のツマミが昇降バネロックのようです。これをロックしてロータリーを下げると車輪が浮き上がり、タイヤ交換が可能になるんですって!それにしても50年も前のこういった注意書きにしてはえらく鮮明です。そういえば以前見た三菱耕うん機のカタログにもタイヤ交換が簡単的な記述があったのを思い出しました。青い三菱耕うん機CT601/CT701「昔のカタログ」です。片車輪が持ち上がるので、どなたでもスピーディに車輪交換、車幅調整・・・タイヤ交換ってどなたも頻繁にやるものなのでしょうか?考えてみたらチューブタイヤでしょうから、パンクはしょっちゅうあったかもしれませんね。今日はこんなところです。また明日!上の記事とゆるく関連しているほかの記事:「朝3分の農機考古学」1975年最後の認定クボタ耕運機T5/T7追加1966年型式認定クボタ乗用耕耘機RV90「朝1分の農機考古学」もう3日も探しているのに見つからない。クボタKMEかKMBかそれとも・・・クボタ耕うん機「撮りトラ」ついに発見!運輸省型式認定番号、栄えある農1号それはクボタ!!その2:1960年セル付きワンボデータイプ耕うん機クボタKV型「撮りトラ」昨日のK700Aは1973年から1976年の間に生まれた(のでは)運輸省型式認定番号は農767