昨日のK700Aは1973年から1976年の間に生まれた(のでは)運輸省型式認定番号は農767

年代特定(運輸省型式認定番号法)に手間取って(しかも特定に至らず)今日はすっかり時間がなくなってしまいました。

そのため、今日はいつにも増してカンタンになってしまいました。

今日の材料はこのクボタKA700A型(耕うん機?)です。
Tさんに送ってもらったクボタKA700A型(耕うん機?)です。
ちゃんと押えてもらった運輸省型式認定番号は 小型特殊自動車 運輸省型式認定番号 農767号 クボタK700A型 とあります。喜んで誕生年確認作業を始めたわけなのですが・・・
ちゃんと押えてもらった運輸省型式認定番号は
小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農767号
クボタK700A型
とあります。喜んで誕生年確認作業を始めたわけなのですが・・・

クボタの耕うん機は似た名前が多い

クボタは耕うん機をK、テーラーをTと名付けることにしていたようです。おまけに耕うん機の馬力帯は5/7/8馬力当りが多い・・・というわけで、K5やK7で始まる型式の耕うん機が複数あるようなのです。

クボタの社史である「久保田鉄工80年のあゆみ」という本に、1969(昭和44)年、K500/K700とあるのですが、これはちょっと古すぎて小型特殊の番号と合いません。

クボタ耕うん機 KMEシリーズ 車両の写真というか、写真を大幅に修正したものだと思いますが、原画を見てみたいです。前足のスタンド、バネが付いているんですね! 自転車のスタンドみたいに跳ね上げられるものだったのでしょうか?
クボタ耕うん機 K500 操作はテーラーなみの「軽い耕うん機」昭和44年のK500/K700はこちらのことだと思われます。

運輸省型式認定番号だけで言ったら1972年〜1973年あたり

単純に運輸省型式認定番号だけで言ったら農765、1973年にシリーズが完成したクボタL4ケタ末尾00シリーズのL200のすぐ後ろ。1972年発売のヰセキTS2800の農794より前ですから、1972年〜1973年に発売されたと考えるのが妥当です。
単純に運輸省型式認定番号だけで言ったら農765、1973年にシリーズが完成したクボタL4ケタ末尾00シリーズのL200のすぐ後ろ。1972年発売のヰセキTS2800の農794より前ですから、1972年〜1973年に発売されたと考えるのが妥当です。

しかし・・・

しかし、先ほどのクボタの社史の続編である「久保田鉄工最近10年のあゆみ」には1976(昭和51)年耕うん機Kシリーズ発売とあります。むむむ!

農研機構の安全鑑定を調べてみると、1976年にK7という耕うん機が登録されています。運輸省型式認定番号と安全鑑定の差が3年。その差は大きいです。しかもK7という名前からK700の先祖とも考えられます。となるとそのあと発売されたであろうK700Aとの差はもっと広がるはずです。
農研機構の安全鑑定を調べてみると、1976年にK7という耕うん機が登録されています。運輸省型式認定番号と安全鑑定の差が3年。その差は大きいです。しかもK7という名前からK700の先祖とも考えられます。となるとそのあと発売されたであろうK700Aとの差はもっと広がるはずです。
K7という耕うん機をネットで探してみると、K700Aよりあか抜けない形。きっとこちらがお兄さんでしょう。
K7という耕うん機をネットで探してみると、K700Aよりあか抜けない形。きっとこちらがお兄さんでしょう。

もしかして耕うん機とトラクターの運輸省型式認定番号は二本立て?

小型特殊の運輸省型式認定番号1本だと、K700Aが1972年前後に発売されたことになり、K7の社史の記述や、安全鑑定番号のことがが宙に浮いてしまいます。

もしかして小型特殊は小型特殊でも、トラクターと耕うん機の番号は別に振られていたかもしれません。

謎は深まるばかりです。

今日は中途半端でした。また明日!

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