今日は某所で見たゼトアトラクター(ZETOR)TZ5714「撮りトラ」です。ゼトアは井関農機が1966(昭和41)年中頃から1977(昭和52)年の終わり頃まで、中馬力帯〜高馬力帯のトラクターーラインナップを補う形で輸入販売していました。




tractordata.comに記載のある中で一番近いのは、ZETOR5711で1972年〜1978年で2WD ZETOR3.1L4気筒ディーゼル58馬力2200rpmとなっています。

ZETOR ヰセキ
名称 ゼトアトラクタ
型式 TZ5714
3.118ℓ 58ps/2200rpm
井関農機株式会社
とあり、5711と同じスペックです。イセキの社史である井関農機60年史によると、TZ5714はTZ5711の後継として1973(昭和48)年中頃から1977(昭和52)年の終わり頃まで販売されていたようです。

ゼトア5511
銘柄形式 ゼトア5501
種類 ディーゼル
冷却方式 水冷
サイクル数 4
シリンダー数 4
内径×行程(mm) 95×110
総行程容積(cc) 3,120
圧縮比 17.9:1
出力(ps) 57
定格回転数(r.p.m) 2,200
車両総重量(kg) 2,270
荷重 前輪(kg) 900
荷重 後輪(kg) 1,370
全長(本体のみ・mm) 3,475
全巾(標準状態・mm) 1,740
軸距(標準状態・mm) 1,620
輪距 前輪最大 1.725
輪距 前輪最小 1.330
輪距 後輪最大 1.800
輪距 前輪最小 1.425
最低地上高(mm) 460
とあり、排気量が同じことから5714と同じエンジンだと思われます。





今日はまあまあスッキリした感じです。また明日!
山葵さん お返事遅れました
ミュシャですか!
そういわれるとカラフルな線画みたいに見えてくるのが不思議です
シートのモジャモジャ・・・よく見ると足元に落ちていますね
オイルが吹き出した感じがゼトア風というのは愛があっていいですね!
強烈な朝顔ハンドルはパワステと一体で設計されているためギアレシオも小さく
軽快なハンドリングを見せてくれます。しっかり回転を上げておけばですけど・・・
燃料タンクは80リットルくらい入るのですがステア軸が貫通するタンクでちょっと微妙。
バッテリーは左右の足元の箱に並列で接続されて入っています。結線はセルモーターで合流。
7シリーズはデコンプがありません。ある程度元気なバッテリーが必要です
最低地上高がたっぷりあったりやたらホイルベースが長く見えます。面白いトラクター。
エンジン周りからオイルとか色々噴き出した感じもゼトアらしいです。
燃料フィルター以外は全部洗って何度でも使えるところも頼もしいです。
シートのスポンジはもじゃもじゃの植物系繊維?たぶん??だったりします
チェコスロバキアの芸術家のミュシャがデザインしたかのような華やかさがじんわり感じられる
伸びやかで女性的なボンネットやグリルがオシャレです。たしか戦時中に亡くなられた
ようですが、チェコスロバキアの人は時を越えても美しさにこだわりがありそうな感じがします。
対照的にクリスタルシリーズはポルシェのドイツ人スタッフが仕上げた雰囲気が強い
直線的でマッチョでパワフルな印象が強いですね。