L35R、でもL35としか書いていない。昭和42年(1967年)生まれクボタL35R「撮りトラ」

今日はhokkaidoujinさんと中古車屋さんで見た、昭和42年(1967年)生まれ、クボタL35R「撮りトラ」です。

 

クボタL35R・・・カタログでは見ていましたが、実機を見るのは初めてです。
クボタL35R・・・カタログでは見ていましたが、実機を見るのは初めてです。

 

以前のリサーチから、1967年生まれということがわかっています。とても50年越えとは思えない、素晴らしいコンディション。大事にされていたのでしょうね。
以前のリサーチから、1967年生まれということがわかっています。とても50年越えとは思えない、素晴らしいコンディション。大事にされていたのでしょうね。ウエイトのハンガーが布団たたき(古い)のようなRを伴った形状なのがおもしろいです。何かの機機を取付けるソケットも兼ねているようです。

 

塗装もオリジナルのように見えます。ローダーのシリンダー左側にぶら下がっているのは何かの空き缶・・・きっと失くさないよう、ボルトナットが入っているに違いありません。
塗装もオリジナルのように見えます。ローダーのシリンダー左側にぶら下がっているのは何かの空き缶・・・きっと失くさないよう、ボルトナットが入っているに違いありません。

 

こんな古い機種に取付くローダーがあったのですね。北海道で見る古い機体のほとんどにローダーのブラケットがついています。初めのうちは畑で活躍し、第一線を退いてからローダーを背負うようになったのではないかと想像します。
こんな古い機種に取付くローダーがあったのですね。しかし、北海道で見る古い機体のほとんどにはローダーのブラケットがついています。初めのうちは畑で活躍し、第一線を退いてからローダーを背負うようになったのではないかと想像します。この機体のサイドには「KUBOTA L35」と記載されています。

 

拡大してみます。こんな感じです。
拡大してみます。こんな感じです。

 

銘板にも同じく L35 クボタ|農用|トラクタ 車体形式 L35 車体番号 ◯◯◯ 機関型式 D1900形ディーゼルエンジン 総排気量 1908cc 出力 35PS 定格回転数 2500rpm PTO回転数 2段(585 1062rpm/エンジン2500rpm)
銘板にも同じく
L35
クボタ|農用|トラクタ
車体形式 L35 車体番号 ◯◯◯
機関型式 D1900形ディーゼルエンジン
総排気量 1908cc
出力 35PS
定格回転数 2500rpm
PTO回転数 2段(585 1062rpm/エンジン2500rpm)

 

写っているのはL35(昭和42年、1967年)、カタログの表紙なのですが、書かれているのは「クボタトラクタ」「クボタダイナミックシリーズ」とだけ・・・トラクターの総合カタログなのでしょう。L170Rが中に含まれていることを考えると、L170Rが発売された昭和43年、1968年以降のものだと思われます。
一方こちらは以前見たカタログです。写っているのはL35R(昭和42年、1967年)、カタログの表紙なのですが、書かれているのは「クボタトラクタ」「クボタダイナミックシリーズ」とだけ・・・トラクターの総合カタログなのでしょう。このカタログでこの機体はL35Rと紹介されています。

 

そしてこのカタログを拡大してみると、同じく「KUBOTA L35」と、書かれています。
そしてこのカタログを拡大してみると、同じく「KUBOTA L35」と、書かれています。

 

★車体 名称 L35R 形式 農用四輪トラクタ 全長 3,960ミリ 全幅 1,900ミリ 全高(ハンドルまで) 1,510ミリ 軸距 1.755ミリ 最低地上高 460ミリ 輪距(前輪) 1,190〜1,460ミリ 輪距(後輪) 1,160ミリ〜1,560ミリ タイヤ(前輪) 5.50-16 タイヤ(後輪) 11.2/10-28 重量 1,720キロ(ロータリつき) 三点リンク カテゴリー1 変速段数 前進6段 後進2段 主クラッチ 乾式単板式 駆動方式 後輪駆動 差動方式 デファレンシャルギア式(デフロックつき) 制動装置 一系統左右独立(連結装置つき) 作業機昇降装置 油圧式 最小回転半径 2.3メートル PTO 規格DIN,SAE規格1 3/8(インチ)565・1062回転/分 ロータリ 1.660ミリ(直結センタードライブ・・後読めず) ★エンジン 名称 D1900 形式 立形水冷4サイクルディーゼル シリンダ内径×行程 90×100ミリ シリンダ数 3 総行程容積 1,908cc 出力 35馬力 2,500回転/分 燃焼室形式 球形燃焼室式 使用燃料 クボタディーゼル重油またはディーゼル軽油 燃料タンク容量 40ℓ 潤滑形式 ギヤポンプ全自動圧送式(後読めず) 冷却方式 加圧ラジエター式(後読めず) 始動方式 セルスターター式(グロープラグ付き) ★速度 前進1速 1.(後読めず)キロメートル/時 前進2速 2.(後読めず) 前進3速 3.7(後読めず) 前進4速 5.46 前進5速 8.09 前進6速 19.66 後進1速 2.60 後進2速 6.30
★車体
名称 L35R
形式 農用四輪トラクタ
全長 3,960ミリ
全幅 1,900ミリ
全高(ハンドルまで) 1,510ミリ
軸距 1.755ミリ
最低地上高 460ミリ
輪距(前輪) 1,190〜1,460ミリ
輪距(後輪) 1,160ミリ〜1,560ミリ
タイヤ(前輪) 5.50-16
タイヤ(後輪) 11.2/10-28
重量 1,720キロ(ロータリつき)
三点リンク カテゴリー1
変速段数 前進6段 後進2段
主クラッチ 乾式単板式
駆動方式 後輪駆動
差動方式 デファレンシャルギア式(デフロックつき)
制動装置 一系統左右独立(連結装置つき)内部拡張環機械式
作業機昇降装置 油圧式
最小回転半径 2.3メートル
PTO 規格DIN,SAE規格1 3/8(インチ)565・1062回転/分
ロータリ 1.660ミリ(直結センタードライブ・・後読めず)

★エンジン
名称 D1900
形式 立形水冷4サイクルディーゼル
シリンダ内径×行程 90×100ミリ
シリンダ数 3
総行程容積 1,908cc
出力 35馬力 2,500回転/分
燃焼室形式 球形燃焼室式
使用燃料 クボタディーゼル重油またはディーゼル軽油
燃料タンク容量 40ℓ
潤滑形式 ギヤポンプ全自動圧送式(後読めず)
冷却方式 加圧ラジエター式(後読めず)
始動方式 セルスターター式(グロープラグ付き)

★速度
前進1速 1.(後読めず)キロメートル/時
前進2速 2.(後読めず)
前進3速 3.7(後読めず)
前進4速 5.46
前進5速 8.09
前進6速 19.66
後進1速 2.60
後進2速 6.30

 

つまり、機体にはどこにもRはついていませんけど、カタログ上、呼称上に全て「R」がついている・・・ということになります。どっから出てきたんだ?「R」
つまり、機体にはどこにもRはついていませんけど、カタログ上、呼称上に全て「R」がついている・・・ということになります。どっから出てきたんだ?「R」

 

これ以上突っ込んでも何も出てきそうもないので、先へ行きます。この当時クボタが多数採用していた、フェンダーライト。ウインカーもランプもメーカーはわかりませんでした。
これ以上突っ込んでも何も出てきそうもないので、先へ行きます。この当時クボタが多数採用していた、フェンダーライト。ウインカーもランプもメーカーはわかりませんでした。

 

暖かみのある形状のテールライトはスタンレー製。
暖かみのある形状のテールライトはスタンレー製。

 

こちらは割れちゃってます。
こちらは割れちゃってます。

 

運輸省型式認定番号かっ!と色めき立って撮ったのですが、「PTO 低←中立→高」と書いてありました。
運輸省型式認定番号かっ!と色めき立って撮ったのですが、「PTO 低←中立→高」と書いてありました。

 

L4ケタ台より作りが丁寧なのじゃないか?と思えるインパネ。きっと値段が違ったのでしょうね。古さを感じさせません。
L4ケタ台より作りが丁寧なのじゃないか?と思えるインパネ。きっと値段が違ったのでしょうね。古さを感じさせません。

 

ハンドルもアサガオ式でもなく、急須タイプでもなく、どことなく高級感があります。このハンドルのセンターキャップ、見たことがあります。
ハンドルもアサガオ式でもなく、急須タイプでもなく、どことなく高級感があります。このハンドルのセンターキャップ、見たことがあります。

 

1964 KUBOTA Tractor RV70 10PS 機種名:クボタトラクタ 形式・仕様:RV-70型 10馬力 製造国・国:(株)クボタ 日本 導入年度:1964(昭和39)年 使用経過:水田地帯に多く導入された機種で、乗用耕耘機として人気が高かった。 主な作業はロータリでの耕耘。
スガノ農機「土の館」で見たクボタの乗用耕耘機、RV70です。発動機をフレームに載せてベルトで後輪を駆動すると同時に、その同軸が動力の取り出し口になっています。カバーの形など、工夫されていて「やっつけ感」はなく、結構カッコいいです。

 

銀色のパネルが続く乗用トラクタの中心部分。説明板には、機種名:クボタトラクタ 形式・仕様:RY-70型 10馬力 製造国・国:(株)クボタ 日本 導入年度:1964(昭和39)年 使用経過:水田地帯に多く導入された機種で、乗用耕耘機として人気が高かった。 主な作業はロータリでの耕耘。とありますが、左奥の部分に・・・
このハンドルのセンターキャップ、同じですよね。Kの部分に赤が差してあったんですね!

 

スクエアな車体ながら部分的にRもとり入れられていて、結構今でも行けそうな感じがします。トラクターって本当に丈夫ですね。
スクエアな車体ながら部分的にRもとり入れられていて、結構今でも行けそうな感じがします。トラクターって本当に丈夫ですね。

 

今日はこんなところです。また明日!

 

 

 

 

 

 

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“L35R、でもL35としか書いていない。昭和42年(1967年)生まれクボタL35R「撮りトラ」” への2件の返信

  1. ビリーさん こんばんは
    お返事遅くなりました
    トラクターのことはわからないので
    このことと関連しているかどうかわかりませんが
    オフロードバイクでトラクションが必要になった時、重さが欲しくなるときがあります
    車輛の重さでも構わないのですが、それだと操作性や取り回しが悪くなる・・・
    そこで、乗る人間の体重を増やしたらいいのではないか・・・などと妄想したことがあります

    トラクターでも車輛の重さが重要になる作業があるようなことを聞いたことがあり
    近いものがあるのかもしれません

    最近は軽いトラクターにウエイトをバランスを考えて積むという方向に変わっているかもしれませんけど

  2. こんにちは、左のヤンマーYM2700が15馬力ぐらいのトラクターに見えました。こうして一緒に並べてみると幅も 1900mmとタイヤもR28だったりと今の50馬力のトラクターとほぼ同じ大きさですね。昔の機体は今の機体と比べて全体的に大きいですがなぜ35馬力でこんなにも大きいのか疑問です。

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