今日はNさんに案内されて行った中古車屋さんでみた、二駆のクボタのL型数字4ケタ末尾01シリーズ、L2201G「撮りトラ」です。

農研機構の安全鑑定は1977年で、1976年、四駆タイプのL2201GDT/L2201DT、1978年のL2201Hと年子の関係になっています。
前輪の内側にウエイトが見えますね。オーナーがつけたのか、前部のウエイトハンガーに何か差号機を取付けるためのブラケットが溶接してあります。



NさんはL2201Gはタイヤが大きいのだ・・・と言います。そう言われればそのようにも見えるし、こんなものだとも思えるし微妙なところです。そもそもGってどういうことなのでしょう。タイヤが「グレート」ってこと?


写真を拡大してタイヤサイズを確認してみると、Fタイヤは4.00-15のブリヂストン。15インチ。Rタイヤは切れていて全部は読めませんが、24インチだということがわかりました。
一方、L2201のタイヤサイズは調べてみるとヒットして・・・
L2201タイヤサイズ:前輪 ブリジストン 4.00-12/後輪 ブリジストン 8.3/8-22
ということがわかりました。L2201GはL2201に対しFタイヤで3インチ、Rタイヤで2インチ大きいのです。車高もあがっているのでしょうね。車高があがっているならL2201Hのほうがわかりやすかったのに・・・「G」の謎は残ります。

この機体は使っている人でもどこがスペシャルなのかよくわからないspecialでもあります。シバウラSDシリーズのDeluxeみたいなものでしょうか。

お!イセキ、クボタで一世を風靡した隠れたベストセラー、YUSHIN SEIKIの6角形ヒューズボックスがついていますね。

赤い銘板は付いていました。
クボタ|農用|トラクタ
車台型式 L2201G
車台番号-
機関型式 DH1101
出力 22PS
無負荷最高回転速度 3000rpm

クボタのトラクターはすぐ外国へ売れちゃうそうです。この機体もそう。売れてしまっています。一方他のトラクターはあまり出て行かないそうで、国産初T15から17年で「世界の名門トラクタ」になったL型の根強い人気を感じます。地球上で最後に残るクルマを目指したという、ランドクルーザーと同じ匂いですね。
今日はこんなところです。また明日!