Xアリとナシの違いは不明。三菱パルシードα1 MTX225「撮りトラ」

今日は某所で見た、三菱パルシードα1 MTX225「撮りトラ」です。

 

先日、三菱パルシードα1MT165/MT205カタログを紹介しましたが、それと全く同じ顔で、パルシードα1というニックネーム?も同じです。
三菱パルシードα1 MTX225です。先日、三菱パルシードα1MT165/MT205カタログを紹介しましたが、それと全く同じ顔で、パルシードα1というニックネーム?も同じです。

 

一方こちらはパルシード アルファ1 MT205カタログ表紙です。 大きく205と書かれた数字の下には「ナチュラリストの発進基地」と書かれています。 『!』どうしちゃったのでしょう・・・少なくとも表紙だけ見ただけでは全く意味が分かりません。ナチュラリストも発進基地も・・・
一方こちらはパルシード アルファ1 MT205カタログ表紙です。
大きく205と書かれた数字の下には「ナチュラリストの発進基地」と書かれています。『!』どうしちゃったのでしょう・・・少なくとも表紙だけ見ただけでは全く意味が分かりません。ナチュラリストも発進基地も・・・
それと、画像ではわかりにくいですが、グッド・デザイン選定商品と書かれたシールが貼ってあります。既存のカタログに選定されてから貼付けたのでしょうね。「通商産業省選定 グッド・デザイン選定商品」パルシードα1MT205VEとあります。

 

農研機構の安全鑑定によれば、登録は1990年。主な仕様は、カタログのMT205と同じ、4輪駆動 機関22PS/2600rpm, 1235ccとあるので、多分エンジンは三菱K3G-D13A 水冷4サイクル立形3気筒直噴ディーゼル なのだと思います。
農研機構の安全鑑定によれば、登録は1990年。主な仕様は、4輪駆動 機関22PS/2600rpm, 1235ccとあるので、多分カタログのMT205と同じエンジン、三菱K3G-D13A 水冷4サイクル立形3気筒直噴ディーゼルなのだと思います。

 

三菱MTX225 今気がついたのですが、車名がMTXとMTの後ろに「X」が付いています。でも、先日のカタログは全く同じ顔なのに名前はただのMTです。同じ顔でMTとMTXが存在するんです!どういう違いがあるのだろう・・・
三菱MTX225
今気がついたのですが、車名がMTXとMTの後ろに「X」が付いています。でも、先日のカタログは全く同じ顔なのに名前はただのMTです。同じ顔でMTとMTXが存在するんです!どういう違いがあるのだろう・・・

 

農研機構の安全鑑定はMT165と同じ1990年。主な仕様に『4輪駆動 機関20PS/2500rpm, 1235cc』とあります。
農研機構の安全鑑定はMT165と同じ1990年。主な仕様に『4輪駆動 機関20PS/2500rpm, 1235cc』とあります。

 

MTX225の安全鑑定も同じ1990年・・・MTXとMTは同時に誕生しています。
MTX225の安全鑑定も同じ1990年・・・MTXとMTは同時に誕生しています。番号だってMT205と1番違い。

 

「X」アリとナシ。違いはわからないまま進みます。
「X」アリとナシ。何かしら違いがあると思われますが、それは何かわからないまま進みます。

 

前方排気のインナーマフラー。
前方排気のインナーマフラー。

 

2スポークのハンドル。その中心は・・・なんだかおかしなことになっています。
2スポークのハンドル。その中心は・・・なんだかおかしなことになっています。

 

他の部分がきちんとしているのに、ここだけモーレツに劣化しています。何かが加水分解して崩れてしまった様子。元々どうなっていたのか想像もつきません。
他の部分がきちんとしているのに、ここだけモーレツに劣化しています。何かが加水分解して崩れてしまった様子。元々どうなっていたのか想像もつきません。

 

ハンドル回りはシンプルなのに、手元操作はスイッチ類がたくさん並んでいて忙しそうです。
ハンドル回りはシンプルなのに、手元操作はスイッチ類がたくさん並んでいて忙しそうです。

 

右手も左手も・・・
右手も左手も・・・

 

フェンダーの上に「ちょこん」と載っているウインカーは無銘でした。残念。
フェンダーの上に「ちょこん」と載っているウインカーは無銘でした。残念。

 

ヒューズボックスはトラクターでは見慣れた形の6角形。材質は金属からプラスチックと変化はしたものの、形はずっと同じだった有信精器工業株式会社のヒューズボックスじゃないかと思います。
ヒューズボックスはトラクターでは見慣れた形の6角形。材質は金属からプラスチックと変化はしたものの、形はずっと同じだった有信精器工業株式会社のヒューズボックスじゃないかと思います。

 

同じ形のヒューズボックスはトラクター界を席巻しています

 

すごく興味深い写真。変速レバーがフロアをフラットにするため、こんなところに追いやられています。
パルシードMT2201Dのヒューズボックスも同じ形。ボディが青でも黒いヒューズボックス。

 

 

発売は1975年か1976年か1977年あたり、二輪駆動の3気筒1,463ccディーゼルエンジン、28馬力/2600rpmの青いトラクターです。
イセキTS2810についていたヒューズボックス。こちらはアルミ製な感じです。

 

イセキTS2210は実機で確認はしていないんですけど、tractordata.comによればディーゼル2気筒22馬力/2600rpm。 農研機構の登録で見てみると、TS2210の記載はなく、近いものとしてTS2510やTS2810が1976年の登録です。ですからこのあたりの年代のものではないでしょうか?
兄弟ですから当然同じものが付いています。ヰセキTS2210のヒューズボックス。

 

クボタL1501メーターまわり。シンプルでスイッチでかくていいですよねえ・・・ハンドルの左、6角形をしたグレーのカバーは何でしょうか? つまみを引っぱると外れそう・・・灰皿? ヒューズボックスかなにか?
クボタL1501のヒューズボックス。これはプラスチック製でした。

 

すばらしいコンディションのヰセキTB-23。空冷2気筒ディーゼル1055cc。TB-23といいつつ22馬力だそうです。生まれは1965年あたりというのが大体の皆さんの意見。
ヰセキポルシェTB-23のヒューズボックス。

 

すばらしいコンディションのヰセキTB-23。空冷2気筒ディーゼル1055cc。TB-23といいつつ22馬力だそうです。生まれは1965年あたりというのが大体の皆さんの意見。
拡大すると・・・YUSHIN SEIKI 有信精器工業株式会社という会社だと思うんです。

 

機種名 乗用(二人乗り)トラクタ 仕様形式 日の本JF1型 18馬力 製造社国 株式会社 東洋社 日本 導入年度 1985年(昭和60年)
2人乗り、日の本ジョイフルファッションJF-1のヒューズボックスもこの形。

 

日の本E324です。農研機構の登録サイトには1979年にE394というのが登録されているので大体年式は1979〜と考えて良いのではないでしょうか。その依頼者は株式会社 日立建機ティエラとなっています。tractordata.comによると1979年 - 1982年で東洋社3気筒1.5L.32.馬力ディーゼルエンジンを搭載していたとあります。
これは日の本E324。同じく黒いヒューズボックス。同じ形です。

 

こちらはクボタのL13G。これも6角形のヒューズボックス。このように枚挙にいとまがありません。隠れたベストセラーです。
こちらはクボタのL13G。これも6角形のヒューズボックス。このように枚挙にいとまがありません。隠れたベストセラーです。

 

ゼトアのメーターは伝統的にカッコいい!それと、面白いと思ったのは左に飛び出しているレバー。何のためのレバーかわかりませんが、これ、スリットに沿って左右にスライドもさせるってことですよね?あまりこういうスタイルを見たことがなく、ユニークです。
おもしろいのは、古いヒューズボックスは他のメーカーも似たような形だということです。こちらはZETOR4712のヒューズボックス。形は四角ですが、中央にネジが付いているのは同じです。

 

tractordata.comによればFORD6600は、1975年〜1981年 7600と同じ排気量の4.2L4気筒ディーゼルで、馬力は7600よりちょっと低い77馬力/2100rpmだそうです。
FORD6600のヒューズボックスと思われる部品。同じくセンターにつまみ。

 

ランツブルドックトラクタ 1955年(昭和30) ランツ社製(ドイツ) D-2416型 24馬力 1956年(昭和31)清里町 白戸雄策 導入 使用経過不明。 後年に野坂が入手、当時活躍していたことで自家保存のもの。 ランツ社とジョンディア社の業務提携時代の製品。 同型は3年間に道内に11台導入された。 LANZ BULLDOG TRACTOR YEAR: 1955(Showa 30) Manufacturer: Lanz(Germany) In 1956(Showa 31) this tractor was purchased dy Yuusaku Shirato of Kiyosato-machi. There is no record on hand of how the tractor was used at the time. After some years it came in to the hands of Mr. Nosaka, Who used it for spme time and then continued to preserve its condition at his home. This is one of the tractors that were a collaboration of the Lanz and John Deere companies. Duaring the 3 years production of this model, 11 were purchased in Hokkaido.
Jhon Deere Lanz D2416のヒューズボックス。まるで申し合わせたように、同じくセンターにツマミです。おもしろいなあ。

 

今日はこんなところです。また明日!

 

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“Xアリとナシの違いは不明。三菱パルシードα1 MTX225「撮りトラ」” への2件の返信

  1. ビリーさん こんばんは
    やっぱり中心溶けてます?
    ロゴがあったのでしょうねぇ・・・
    いくつか同じサンプルがあるということは全国的に溶けているということでしょうね
    なんだかおもしろいですね!

  2. おはようございます。実家に三菱のトラクターありますが同じようにハンドルの中心が溶けて変なことになってます。それも同じ90年代ぐらいのだと思います。僕の予想ではハンドル中心に三菱のロゴがあったのかなと思います。乗るたびに気になっていました。

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