今日は、島地区で取組んでいる多面的機能支払交付金の農地維持支払を使った、排水路の除草/泥上げの作業と、同じく多面的機能支払交付金の長寿命化の部分を使った、排水路の冊板交換の工事が始まった・・・というお話です。
今期は水路の泥上げ&除草が冊板交換とリンクしているので、「農閑期の田んぼ排水路のメンテナンスのまとめ」としてお送りします。
排水路の泥上げ
こちらは先日始まった、農業を支える共用設備の基本的な維持管理である排水路の泥上げの様子です。
と、同時に排水路の中に入り込んだアシカキの除草も行なっています。
この写真は対象1本目の水路の作業が終わり、二本目に入っているところです。水面が途切れているのがわかるでしょうか?その部分はアシカキが繁茂している部分です。
水面が見えている部分も良く見ればこのように水面近くまで・・・まるで水草です。
作業の様子の動画です
↑Kさん、器用に足場を移動しながら水路の上を移動して作業します。
人力でやるとこうです
↑ほんと、数十メートルやったらヘトヘトです。
泥上げをすると、「暗渠のドレン?から水が出てくるのがわかって楽しい!」と作業しているKさんはいいます。確かに濁った水面の下から透明な水が沸き上がってくるのが見えます。
ちょうど爆破スイッチのような暗渠のバルブのある所です。このハンドルが上がっていると排水しているのだそうです。しかし、あの調子だと泥上げする前は排水できていなかったのでしょうね。
その様子、動画でお確かめください
↑30秒ほど
そして排水路の泥上げ2本目も終わりです。
一応、完成検査風の写真。
そして排水路の冊板交換
実は資材はすでに運び込まれていて、排水路の泥上げを待っていました。
作業が始まります。
痛んでいる一番上の柵板を抜き取り・・・
周囲を掃除してから新しい柵板と交換します。
排水路の冊板交換の様子動画
↑バケットでちょっと揺すって抜くのは抜けても、入れるのが大変です。
こちらが抜き取った一番上の冊板。
水に浸っていたところはそれほどでもないのに、水面から出ていた部分はボロボロ・・・研修ではこのような状態を「摩耗」と聞いたのですが、僕が知っている「摩耗」とタイプが違う感じです。空気に触れて「摩耗」しています。
これが柵板を横から見たところ。水位は多少上下しますが、水面から出ている回数が多いほど「摩耗」している感じです。
ついでに以前の柵板交換映像
↑ 動画(73秒)
きっと次は田んぼが良く乾くのではないでしょうか?
今日はこんなところです。また明日!
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